127 ダブルステニス(後半)
本日は、連続投稿します。
9時40分、12時40分、15時40分、18時40分、21時40分の5回です。
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絵美
「さてと、次は私たちの番ね。
がんばってね。」
アリム
「はい。」
オルア
「さあ、セーラさん。
やるからには勝つわよ。」
セーラ
「ええ、よろしくお願いします。」
絵美
「アリムは、右利きだったわね。
右側に行ってくれる。」
アリム
「はい、絵美さんは右利き? いや、左利きだったような。
うーん。」
絵美
「わたしは両利きだからね。
気分で使い分けているような感じね。」
絵美さんは、左手でラケットを握った。
アリム
「もしかして、ゲームの最中に左から右にラケットを持ち換えたりするのですか?」
絵美
「そんな器用なことはしないし、できないわ。」
アリム
「良かったです。
テニスの先生が言っていました。
ラケットを持ち替えると正面ショットが来たときに反応が遅れて、怪我をする危険があるそうです。」
絵美
「いい先生に出会ったのね。
これは、いい勝負ができそうね。
オルアさん、セーラさん 覚悟しなさい。」
オルア
「絵美様、手加減はしませんわ。」
セーラ
「あ、あのオルア様?
いいのですか?」
絵美
「もちろんよ。
セーラさん。
ただし、顔面をねらったときは敵意ありとみなすわ。」
オルア
「セーラさん、聞いたでしょ!
それさえ守れば、なにをやったっていいのよ!」
セーラ
「そ、そうなのですか?」
絵美
「まず、空振りしないかを心配しなさい。」
というわけで、ゲームが始まった。
オルア
「アリム、わたしの愛を受けてみなさい。」
ものすごい勢いのサーブが飛んできた。
アリム
「落ち着いて合わせれば返せるはずだ。」
ボクはダブルスで使う外側のサイドラインの内側ギリギリにボールを入れることが出来た。
オルアに読まれていたようで、バックハンドレシーブで返されてしまった。
それを絵美さんも読んでいて、セーラの右横を打ちぬいた。
セーラ
「えっ、えっ?」
セーラさんは、あまりの速い展開に付いていけなかったようだ。
ボクもそうなんだけれど。
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