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122 マニュアルの違う部分

本日は、連続投稿します。

次は、21時10分、22時10分です。


「がんばってねー!」と思っていただけたら、

【ブックマーク】や、↓ の【⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎評価】など、

応援よろしくお願いいたします。

アリム

「それで、(ちが)部分(ぶぶん)は、なにですか?」


冬香

「違う部分は、(よる)(いとな)み、愛情交換(あいじょうこうかん)方法(ほうほう)ですね。

 どういう格好(かっこう)というか、姿勢(しせい)、ポーズを(もと)められるかよね。


 それにより、そのポーズでも見栄(みば)えが良いように、(かがみ)の前で確認(かくにん)できるからね。」


アリム

「みなさんの努力(どりょく)結果(けっか)、その(うつく)しい御姿(おすがた)(おが)めるわけですね。」


冬香

「その(とお)りよ。


 最高(さいこう)体型維持(たいけいいじ)マニュアルを使用できるのに、言うこと聞かない残念なひとが本当に多いわ。

 100人に1人くらいしか、努力(どりょく)しないのよ。」


アリム

「たしかに、みなさんのように美しい女性は、100人に1人くらいしか存在(そんざい)しませんね。


 美容(びよう)大敵(たいてき)となる食べ物はなにですか?」


絵美

「はい、はーい。

 わたしが説明してもいいよね。」


シュウピン

「絵美様、おそれながら。」


絵美

「なんでしょう。

 言わせてくれないの?」


シュウピン

「その食べ物を販売提供(はんばいていきょう)する団体から苦情(くじょう)()てしまいます。

 小声(こごえ)でお願いします。」


絵美

(たし)かに、その(とお)りね。

 アリムさん、(みみ)()してね。」


 絵美さんは、ボクだけに(おし)えてくれた。


アリム

「確かに、小声で話すべきだね。」


 シュウピンさんが、メラニィさんの(そで)を引っ張って、小声で話している。

 セーラさんが、お(なか)()さえている。


メラニィ

「あ、ああ、わかった。

 アリム様、冬香様。


 (あつ)いご講義(こうぎ)、ありがとうございました。


 そろそろ、朝ごはんを食べたいのですが、いかがでしょうか。」


絵美

「ぐー、ぐー、お(なか)()ったよお。

 冬香さん、アリムさん、どうかな?」


冬香

「ごめんなさい。

 (あつく)くなり()ぎました。」


アリム

「ごめんなさい。

 質問は、朝ごはんのあとにするべきでした。」


シュウピン

「朝ごはんを(あたた)(なお)します。

 しばらくお待ちください。

 およそ10分以内(ぷんいない)です。」


 シュウピンさんは、電子レンジでチンではなく、お(なべ)を火にかけて温めるのだった。


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