表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
107/209

105 聖なる14時に絵美と

 20日目(8月20日(日)) PM 13:30 昼


(2日に一度の会議: 偶数日の予定、本日は休日。

 一番権利者: 真々美。)





 昼食後、絵美とアリムの愛情交換の準備をしていた。


絵美

「そう言えば、シュウピンさんから念押しされていたことを思い出したわ。」


☆  シュウピン

☆ 「という訳で、絵美様にお願い申し上げます。

☆  わたし、メラニィ、セーラが、アリム様と恋人になるまで、アリム様と恋仲(こいなか)になることはお待ちいただけませんか?

☆  絵美様なら、7人目の相手としてでもアリム様と恋仲になれる可能性は100%です。

☆ 

☆  もちろん、すぐには愛情交換できないことは変わりませんが。」

☆ 

☆ 絵美

☆ 「そこまで言われたら、わたしは7人目として、アリムさんにアプローチすることにするわ。

☆  それでも、愛情交換以外のこと、ハグ、手つなぎ、腕組んで歩くは、チャンスがあれば実行してもいいわよね。」

☆ 

☆ シュウピン

☆ 「もちろんでございます。」

☆ 

☆ 090 すぐには出来ないよね


絵美

「7人目として、アリムさんにアプローチするならセーフよね。」


アリム

「7人目って、なんの話ですか?」


絵美

「えっと、それはね。」


 絵美は、アリムに説明することにした。


☆ 絵美

☆ 「真々美、いいわ。

☆  わたしが自分で話すわ。

☆ 

☆  わたしがアリムさんと愛情(あいじょう)したいと宣言(せんげん)したのよ。

☆  立場的には、七曜(しちよう)のひとりね。

☆ 

☆  月曜日がオルアさん、

☆  火曜日が真々美、

☆  水曜日が冬香さん、

☆  木曜日がシュウピンさん、

☆  金曜日がメラニィさん、

☆  土曜日がセーラさん、

☆  そして、

☆  日曜日がわたしこと絵美。

☆ 

☆ とは言え、11月の初めに私はカセイダード本星に帰ることになるけれど。

☆ (以下省略)」

☆ 

☆ 090 すぐには出来ないよね


 アリムは、黙り込んでいた。

 そして、ひとこと、つぶやいた。


アリム

七曜(しちよう)って?」


真々美

「ア、アリム、落ち着いてくれ。

 絵美を攻めないでやってくれないか?」


アリム

「そうは行かないよ。

 七曜(しちよう)って、たしか有名なライトノベルに出てきたから、もめそうだよ。


 ほかの呼び方を考えなきゃね。」


冬香

「アリム、そこなの?」


オルア

「アリム、嫌がらないの?」


アリム

「だって、ボクが選べる事じゃないんでしょ?

 オルア、真々美、冬香、絵美に嫌われてしまうなら、全力で拒否するけれどね。」


絵美、真々美、冬香、オルア こころの声

『アリムは、選ぶ権利を、あきらめてしまったのね。

 罪悪感を感じるわね。』


アリム

()(はな)は、どうかな?」


絵美、真々美、冬香、オルア

「「「「 賛成です。 」」」」


アリム

「ありがとう。」


絵美、真々美、冬香、オルア こころの声

『せめて、名前くらいは選んでもらわないとね。』


絵美

「アリム、それでは、聖なる数字の14時から始めましょうか?」


アリム

「はい、絵美。

 よろしくね。」


絵美

「ええ。 思い出を作りましょう。」





 20日目(8月20日(日)) PM 14:00 昼


 絵美はアリムと見つめ合っていた。

 そんなふたりを、真々美、冬香、オルアは見守っていた。


絵美

「アリムがせっかく、わたしと愛情交換する気になってくれたことは、本当にうれしいわ。

 ただし、シュウピンさん、メラニィさん、セーラさんとの約束を破るわけにはいかないからね。


 それでも、ハグ、手つなぎ、腕組んで歩くは、無制限で出来るから、それをして欲しいわ。


 あれ、もしかして、がっかりしているの?」


アリム

「そうだね。

 ものすごく、がっかりしているよ。


 前世の自分への手紙を書いているうちに、絵美への(せつ)ない気持ちを強く思い出したからね。」


絵美

「うれしいわ。

 いま、ゆるされる限りの交流をしましょうね。」


 絵美は、アリムの手をとって恋人つなぎで手をつないだ。

 そして、

 絵美は、アリムと腕を組んで歩いた。

 さらに、

 絵美は、アリムを抱きしめた。

 ハグしているときの二人は、お互いの左耳が触れ合うくらい近くに抱きしめ合った。

 その状態で、

 30分間が過ぎた。


アリム

「絵美、大好きだよ。

 3度生まれ変わっても、大好きだよ。」


絵美

「うれしいわ。

 時期が来たら、愛情交換しましょうね。」


アリム

「うん、楽しみにしているね。」


絵美

「わたしも楽しみにしているわ。」


 絵美は、アリムとのハグを終わらせて、笑顔で言った。


絵美

「オルアさん、真々美、冬香さんとも、ハグをしてね。」


アリム

「うん。 もちろん。」


 アリムは、オルアの前に移動した。

 オルアは、アリムを抱きしめた。


オルア

「アリムを3つ先の来世まで、ナイトバインドしたことは有効になりそうね。」


☆ オルア

☆ 「3つ先の来世までナイトバインドします。

☆  受けますか?」

☆ 

☆ アリム

☆ 「はい、受けます。」

☆ 

☆ オルア

☆ 「よろしい。」

☆ 

☆ 087 紅姫、黄花、青紫の神器 参照


アリム

「そうだね。 来世も仲良くしてね。」


オルア

「もちろん。」


 アリムは、真々美の前に移動した。

 真々美は、アリムを抱きしめた。


真々美

「アリム、自信を持って欲しい。

 絵美とのハグをゆるされる男性など、いないのだからな。」


アリム

「ありがとう、真々美。」


 アリムは、冬香の前に移動した。

 冬香は、アリムを抱きしめた。


冬香

「アリム、あなたが好きよ。」


アリム

「ありがとう、冬香。」


 20日目(8月20日(日)) PM 14:50 昼


 お読みいただき、ありがとうございます。


 「続きが気になるー!」と思っていただけたら、

【ブックマーク】や、↓ の【⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎評価】など、

応援よろしくお願いいたします。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ