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099 19日目 お泊り会の準備

 19日目 AM   8:00 朝

《2日に一度の会議: 偶数日の予定、本日なし。


 一番権利者: オルア。》





 朝ごはんのあとで、連絡事項(れんらくじこう)を話し合っている。

 今日は、土曜日だから、気が(らく)だ。

 


絵美

「アリムさん、まだまだ先の話だけれど、カセイダード王国の本星にいらっしゃるサアと映像通信(えいぞうつうしん)顔見世(かおみせ)のための謁見(えっけん)をしてもらうから、こころの準備をお願いね。」


アリム

「サア様ですか?

 謁見(えっけん)って?」


絵美

「女王様のファーストネームよ。

 本当の名前は長いから、本人から聞いてね。


 謁見(えっけん)は、サアがアリムさんの顔を見たいって言うから、受けてね。」


アリム

「つつしんで、ご辞退(じたい)することはできますか?」


絵美

駄目(だめ)ね。 真々美、説明(せつめい)よろしく。」


真々美

「アリム、無礼(ぶれい)をして(きら)われることを心配(しんぱい)しているのだろうが、謁見(えっけん)辞退(じたい)する方が、100(ばい)以上の無礼(ぶれい)になるからな。」


冬香

「アリム、心配しなくてもいいわ。

 あなたが女王様の気分を(がい)する可能性が少しでも、1000に1つでもあれば、絵美様がお(ことわ)りされているわ。

 つまり、絵美様は、アリムを女王様と引き合わせても問題ないと判断(はんだん)されたという意味(いみ)よ。」


オルア

「わたしたちがついているから、大丈夫よ。」


アリム

「そう言ってくれるなら、お受けします。

 よろしくお願いします。


 女王様の名前って、もしかして、

   Surlofia (サアロフィア) May (メイ) Rubieline (ルビエライン)

ですか?」


絵美

()しいわね。

   Surlofia (サアロフィア) May (メイ) Kaseidard (カセイダード)

よ。」


アリム

「そうなんですね。

 ということは、サークの叔母様(おばさま)ではなさそうですね。」


絵美

「サークの叔母様(おばさま)だとしたら、なにかあるの?」


アリム

「お説教(せっきょう)と、(つぎ)課題(かだい)宿題(しゅくだい)として()されますね。」


オルア

「むずかしい課題なの?」


アリム

「実力を少しだけ超えた課題だから、むずかしいね。

 ゲームで言うところの進化(しんか)イベントみたいな。」


オルア

「じゃあ、()訓練(くんれん)とか、組手(くみて)練習(れんしゅう)をしましょうか?」


アリム

「よろしくお願いします。」





絵美

「つぎの話だけれど、シュウピンさん、メラニィさんとセーラさんを()んで、お(とま)(かい)をしたいです。

 名目(めいもく)は、アリムさんの回復祝(かいふくいわ)いです。」


アリム

「わあ、うれしいです。」


絵美

「よろこんでくれて、ありがとう。

 言いにくいけれど、アリムさんを出汁(だし)にしているけれど、目的(もくてき)(ほか)にあります。」


真々美

「アリム、気を()とさないでくれ。

 アリムの回復(かいふく)(いわ)うためと言えば、かならず()てくれるからだ。」


冬香

「絵美様、目的はやはり、あれですか?」


オルア

「あれって、アリムさんと仲良(なかよ)くしてもらうことですか?」


絵美

「そうよ。

 アリムさんが話しやすいと思えるように、気ごころを知ってもらうためが1つ目。


 真々美とシュウピンさん、冬香さんとメラニィさん、オルアさんとセーラさんの組み合わせでも仲良くなってもらうことが2つ目。


 3つ目は、わたしとアリムさんがいっしょに居る時間を増やすためね。」


真々美

「2つ目のシュウピンさんたちとの組み合わせの意味は、なんだ?」


絵美

「セーラさんはオルアさんとの連携(れんけい)のためね。

 行政庁(ぎょうせいちょう)First(ファースト)Second(セカンド)としての信頼関係(しんらいかんけい)構築(こうちく)するための時間を()やすためね。


 そして、シュウピンさんとメラニィさんには、一度だけで良いから、(おも)いを()げさせてあげて()しい。 そうすれば、行方不明(ゆくえふめい)になっている呪術師(じゅじゅつし)気合(きあい)を入れて探し出してくれると思うのよ。」


冬香

「絵美様、それは必要なことですか?」


絵美

「必要なことね。

 呪術師(じゅじゅつし)味方(みかた)につけておきたいわ。

 もしかしたら、(だれ)かに(のろ)いをかけてもらう場面(ばめん)()るかもしれないからね。」


オルア

(のろ)いを()ける機会(きかい)()なくても、(のろ)いに対抗(たいこう)する手段(しゅだん)確保(かくほ)しておきたいということですね。」


絵美

「その通りよ。

 (そな)えあれば(うれ)いなし

だからね。」


アリム

「それでしたら、絵美さんと真々美にお願いしたいことがあります。」


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