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第4部 第4話

 「アツイ」と「ツメタイ」と「カタイ」を倒した日から3日後の水曜日、入院していたため久しぶりの学校へ空を飛んで登校していたウドウ・チカラは、いつもなら同級生で友達のソラ・ヒイロと出会う所へ来たのにヒイロと会わなかったことを不思議に思っていました。


「あれ?ヒイロ、いつもより早く登校したのかな?」と、チカラが考えていると、急にチカラの視界が暗くなりました。


「いつも通りだな。」と、チカラは思いながら太陽の光が来ていた方向を向くと、「おはよう。チカラ。」と、チカラに降り注いでいた太陽の光を遮った犯人、シラトリ・ツバサが挨拶してきました。


「おはよう。ツバサ。ヒイロと会わなかった?いつもだったらこの辺で会うんだけど。」


チカラはいつものことなので、ツバサが太陽光を遮って現れることには触れずにヒイロのことを尋ねました。すると、ツバサは暗い顔をして「…ヒイロは死んだ…。」と、ボソッと言いました。


「えっ⁈そんなわけないじゃん。3日前はあんなにゲンキだったし、そんなニュース放送されてなかったよ。…ウソだよね?」


チカラはツバサの発言が信じられずツバサに聞き返しました。


「いや、ウソじゃないよ。僕たちが知っているヒイロは死んだんだ!あんなのヒイロじゃないよ!」


「…あんなの…?」


ツバサはため息をつきながら、下を指差しました。チカラがツバサの指の先を見ると、下の歩道をヒイロが歩いていました。


「何だよ!いつものヒイロと変わりないじゃん!変なこと言わないでよ!」


「はぁ~、まあ見てなって。」


ツバサに言われてチカラがヒイロの方へ視線を戻すと、ヒイロは周りをキョロキョロしながら歩いていました。


「何だろ?ヒイロ、キョロキョロしてるけど?」


「誰かに声を掛けられないか待ってるんだよ!」「えっ⁈何それ?」


「もうヒイロなんていいから、さっさと行こう!」


「でも、どうせならヒイロと一緒に行こうよ?まだ時間はあるしさ。」


「僕は嫌だよ!恥ずかしいもん!悪いことは言わないから、ヒイロは放っておいてさっさと行こう!」


ツバサはチカラの右手首を掴んで、学校へ向かい始めました。


「ちょっと待って!よく分からないからヒイロの意見も聞いてみたいんだけど!」


「それなら学校に着いてからでも大丈夫でしょ!今は関わらない方がいいよ!」


チカラは(とりあえず今はツバサの意見を聞いておくか。)と思い、それ以上何も言わず一緒に学校に向かいました。


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