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第4部 第2話

 RKZ‐13618が取り付く島もないくらいRKZ‐13619は怒っていました。

それでも、RKZ‐13618は自分の意見を聞いてもらおうと語り掛け続けました。


「それにもいろいろ訳があるんだよ!大体お前は怒りで我を忘れているみたいだけど、議会を途中で抜け出して小型宇宙船に乗ってどこへ行こうというんだ?」


「どこって…地球に決まってるだろ!お前らが何の宣告もなしに事を進めようとしているから、俺が地球の人たちに危機が迫っていることを伝えに行くんだ!」


「何言ってるんだよ!ちゃんと地球の人たちには通信することに決まったじゃないか!」


「使者を送るならともかく、電波で通信するなんて相手が受信しようとしなければ伝わらないじゃないか!そんなのは宣告したとは言わない!」


「確かにそうかもな。でも、お前1人が伝えに行ったとしても無駄だと思うぜ。」


「何でだ?」


「9、言語翻訳機持ってないじゃん。言葉が伝わらなくて、9は侵略者だと思われて捕まって解剖されるかもよ。」


「なら取りに戻ってから行く!」


「それも無理。まだ地球の言語を俺たちの言語に翻訳出来ていないから、翻訳機を持って行っても無駄。」


「それなら翻訳されるのを待ってから行く!」


「それも何日かかるかな?地球にはいくつもの国があって、言語も多種多様みたいだから、すべての国の言語を訳すのには結構時間が掛かると思うぜ。」


「クソッ!それなら…えーっと…。」


「なあ、ちょっと冷静になれよ。議案にも地球の人たちへの救済措置は盛り込まれていただろう。確かに十分じゃないかもしれないが、まだそれがあるだけマシだと思わないと。」


「どこが救済措置だよ!まだ世の中のことを知らない子供たちの願い事を叶えることが救済措置だというのか?しかも、5年後には侵略行為を始めるってことを伝えなかったら、子供たちが防衛に役立つような能力を願うことなんか絶対にない!そんなの救済措置とは言わない!」


「おいおい、侵略行為って何だよ!俺たちはなにも『地球を奪ってやろう!』と思っているわけではないんだぜ。」


「『怪物を送り込んで地球の人たちの考えを変えさせて、我々の言うことに従わせよう!』と思ってやることが侵略行為じゃないって言うのか?そもそもお前の言ってることはおかしいんだよ!『救済措置があるんだから、議会の決定に従え!』って言ってるように聞こえるが、そもそも俺は救済措置のあるなしを論じてるわけじゃない!俺たちには俺たちの機関に入っていない星のことをとやかく言う権利はないって言ってるんだよ!」


「そうだよな。俺たちがしようとしていることは、ただの嫉妬からくる行為なのかもしれない。けど、9のやろうとしていることは無駄で無謀だよ。もっと賢く立ち回らなきゃな。」


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