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第3部 第9話

 このお互いを「アツイ」、「ツメタイ」と呼ぶ2人は、もちろん普通の人間ではなく、人型の怪物です。ひょっとこ顔の人型の怪物は「アツイ」という名前で、その名の通り体温を1000℃以上にすることができ、手から熱風を起こすことができました。お多福顔の人型の怪物は「ツメタイ」という名前で、こちらは体温をマイナス200℃以下にすることができ、手から冷風を起こすことができました。


「カタイ」が研究所を破壊しながら研究員をひき殺し、「ツメタイ」が研究員を冷風で凍らせていく中、「アツイ」は冷静に保管されていた今まで倒された怪物の死体を焼却したり、怪物のデータが保管されたコンピュータを破壊したりしました。


一通り破壊した後、「アツイ」は「カタイ」と「ツメタイ」を集めて今後の計画を話し合いました。


「やはり、○○病院に向かうのがいいと思う。そこには「ハヤイ」にやられた、ユウキ・ヒデオとウドウ・チカラが入院しているらしい。どちらも回復されたら厄介な2人だから、今のうちに倒してしまった方がいいだろう。それにその病院にはハヤカワ・オサムというどんなケガも治せる能力を持っている奴が能力の研究のためによく来ているらしい、そいつも始末できれば一石三鳥だ。2人とも次は『○○病院に向かう』でいいだろう?」


「確かにそれが良さそうだな。もちろんそこに向かう道中にいる奴らは殺していいんだよな?」


「ツメタイ」が薄ら笑いを浮かべながら「アツイ」に尋ねました。


「馬鹿か、お前は?そんなことをしたら俺たちが○○病院に向かおうとしていることがバレるかもしれないだろ!街中では暴れずに進むんだ!」


「え~!そんなのつまんねぇよ!『カタイ』もつまんねぇって言ってるぞ!そうだ!二手に分かれよう!『アツイ』は○○病院に向かう、俺と『カタイ』は街中で暴れるってのはどうだ?ユウキ・ヒデオとウドウ・チカラって奴らがいくら厄介な能力を持ってるって言っても、本調子じゃない奴らの相手なんて『アツイ』だけで十分だろう?」


「ツメタイ」の提案を聞いて「アツイ」は顎に右手を当てて少し考えましたが「まあ、俺1人で十分かと言われればそうかもしれないな。それに『カタイ』と『ツメタイ』が別な所で暴れてくれれば、能力をもらった奴らが『ツメタイ』たちを倒そうと、そっちに集まってくれて○○病院に来る奴らが減るかもしれないな。よしっ!それで行こう!」と「ツメタイ」の提案を了承しました。


「よっしゃー!暴れに行くぞ、『カタイ』!」


「ちゃんと○○病院から離れたところで暴れるんだぞ!」


「分かってるって。」


3体の怪物は研究所を後にして、二手に分かれました。


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