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第2部 第25話

「ここだよ。さあ入って。」


ムカイに促されてヒイロはチカラが治療を受けている病室に入りました。そこにはベッドに横たわるチカラとその手を握って治療しているオサムがいました。

ヒイロは「チカラ!」と大声で呼びかけて近づきたかったけれど、今いる場所は病院なのでグッと堪えて「チカラの容態はどうなのかな、オサムくん?」と小声でオサムにチカラの容態を尋ねました。


「あっ!ヒイロさん!チカラさんなら目で見て分かるケガは治りましたよ!ヒデオさんに比べたら大したケガじゃなかったので。今は体の中で傷ついているところや骨折なんかがあったら治せるように手を握っていたところです。」


「そうなんだ。チカラはもう大丈夫なんだ。あぁ、よかった!」


ヒイロは安堵してその場にしゃがみ込みました。しゃがみ込むヒイロの肩にポンと手を置いてムカイが「よかったね、ヒイロくん。僕たち政府の官僚からしてもチカラくんが助かって本当によかったよ。チカラくんは怪物退治ですごく活躍してくれているし、コウイチくんの話だと今回もチカラくんがいなかったら大変だったみたいだしね。もちろん、僕個人としてもとても嬉しいよ。」と言いました。


ヒイロは(こんな時まで怪物退治の戦力の心配をするなんて、ちょっとおかしいんじゃないの?)とムカイの発言に含むところがありましたが、一応ムカイ自身も心配していたみたいなので怒るのはやめておきました。そこへ病室の扉を開けてコウイチが入ってきました。


「ヒイロくん、ちょっといいかな?」


「はい。何ですか?」


「僕やリョウスケやイトイやヒカルの話を聞いたヒデオがすぐにヒイロくんと話をしたいって言ってるんだけどいいかな?」


「はい。チカラも助かったことが分かったので大丈夫ですよ。」


ヒイロは立ち上がりながら答えました。

そしてヒイロはコウイチと一緒にチカラの病室を出て、隣のヒデオの病室へ向かいました。病室の外の廊下ではヒデオの家族がいました。ヒイロは会釈しながらヒデオの家族の前を通り過ぎたところ、ヒデオの妹がジーッとヒイロのことを見つめていることに気付きました。ですが、もしかしたら勘違いかもしれないと思いヒイロは何も聞かずヒデオの病室へ入っていきました。

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