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「批判」関連

感想欄に「誹謗中傷」コメントを書かれた時の話。

作者: 白烏

 先日私が書いたエッセイに多数のご感想と評価を頂きました。

 ここでそのエッセイも含め、私が書いた全てのエッセイにご感想、評価をして下さった方々に感謝の意を表させて頂きます。


 さて、私はいくつかのエッセイやコメントでこう書いています。


「誹謗中傷はやめましょう」


 会員規約の禁止事項にも、


「3.当グループもしくは他者を不当に差別もしくは誹謗中傷し、他者への不当な差別を助長し、又はその名誉もしくは信用を毀損する行為。」


 とあります。

 少なくとも、このサイト内では遵守されるべき項目です。


 そんな「誹謗中傷ダメ」と言っている私のエッセイの感想欄に書かれてしまいました、「誹謗中傷」が。

 内容は伏せますが、その言葉を見た瞬間、


「アウト〜」


 と心の中で叫んでしまいました。

 それと同時に、


「句読点打ち間違えてる。締まらないなぁ」


 と何とも言えない気持ちになりました。


 次に考えたのはこの「誹謗中傷コメントを感想欄に書いたユーザー」、長いので以下「α氏」、が「誹謗中傷」だとわかっていて書いたのか否かです。

 意図せずに書いた可能性もありますが、内容的には私をからかい煽っているような文面だったので、どっちともとれます。

 ただ内容から考えると悪質なのは間違いありません。さらに、このα氏は今後も「誹謗中傷」と考えずに、あちこちでその言葉を使う可能性があります。


 では、どうするべきか。


 その時点で私はいくつかの選択肢が頭に浮かびました。


(A)相手にせず、感想削除→ブロック。

(B)α氏に指摘して、感想削除

(C)α氏に指摘して、α氏に削除させる。

(D)運営様に通報する。


(A)でも問題ないとは思いましたが、先に述べた通り、他の方にも使う可能性があるので、放置すると私がモヤモヤします。


(B)と(C)はどちらにしても面倒でした。α氏が「誹謗中傷」と認めない可能性が高く、ただ徒らに時間を浪費する予感がしました。


(D)の場合、運営様がどこまでの措置をとるのかわからないという点がありました。

 会員規約の禁止事項にはこう記載されています。


「禁止事項に違反した場合には、強制退会、利用停止、テキスト等の情報の全部もしくは一部の削除、又は公開範囲の変更等の不利益な措置を採ることがあります。」


 いきなり「強制退会」はないとは思いましたが、絶対にないとも言い切れません。

 そこで、私はα氏の感想に返信をしてみることにしました。

 上記した「句読点の打ち間違え」を指摘したのです。

 その返信を受けてα氏が感想を消せば、今回の通報は見送ろうと思ったのです。

 可能性としては低いですが、私の「句読点の打ち間違え」の指摘でα氏が自分(α氏)の感想を読み返し、「誹謗中傷」の言葉に気付くかもしれないと考えたからです。

 そんな事にはならないだろう、と予測してはいましたが、私自身が踏ん切りをつけるための措置です。


 そして、案の定、更に私をからかうような文面のコメントが書かれ、悪意しかないと判断したので、その時点で運営様に通報しました。

 更に、「何なら他にも言うかもしれない」と考え、二つ目のコメントに「他に仰りたいことはありますか?」と返信しました。

 すると、一つ目のコメントで使った「誹謗中傷」と思われる言葉をまた使用したので、ここで確信犯だと断じました。このα氏は、その言葉が「誹謗中傷」に当て嵌まらないという何らかの自信があった、と。

 そして、ここでまたα氏は今度は「脱字」をしていたので、私は再び何とも言えない気持ちになりました。


 その後、時間も深夜ということもあり、私はそのまま就寝しました。

 翌朝、感想欄を確認。件の感想3件はそのまま。α氏が削除するかな、という杞憂があったのですが、やはりα氏は「誹謗中傷」に当て嵌まるとは考えていない、と私は判断しました。

 昼過ぎに自身のユーザーページを確認すると、「新着メッセージ」の通知がありました。

 運営様からのメッセージで、内容の要約としては、


「報告された感想は規約違反だったので、運営の方で削除しました。確認して下さい」


 という感じです。

 言われた通り確認してみると、削除されていました。

 α氏の感想の「一つ目」と「三つ目」が。

 それを見た私は、


「運営様も辛辣だなぁ」


 と笑ってしまいました。



 今回の事例はこれを読んでいただいている皆様が「誹謗中傷」コメントを書かれた際の参考になればと考え、「誹謗中傷を書かれた時の対応の一つ」として残しておこうと思いました。

「誹謗中傷」コメントを書かれるとわかりますが、何となく慌ててしまいます。私としても、自分のエッセイで書かれるとは考えていなかったのです。

 このエッセイを読んで頂いた皆様に、もしもそんな時が来てしまったら、このエッセイを思い出していただけたらと考えています。


 とはいえ、私の実際の対応が絶対に間違いないというわけでもありません。

 反省がてら、その点を列記します。


 まず、「よくなかったな」と思う点は「通報」するか否かを少し迷った点です。

「誹謗中傷」コメントを書かれた際の対応としては、


・運営様に通報。

・コメントを削除後、書いたユーザーを「ブロック」。


 のどちらか、または両方となるでしょう。


「通報」はした方がいいと私は考えますが、人によっては「大事(おおごと)にしたくない」という考えや「通報するのが怖い」と考える方もいらっしゃるかもしれないので、「通報しない」という選択肢もいいのではないかと考えます。

 ただ、運営様に通報しないという選択をした場合は迅速に「コメント削除→ブロック処理」の対応をした方がいいのではないでしょうか。


 次に、「よくなかったな」と思う点は「誹謗中傷コメント」に返信してしまったことです。

 相手を刺激することに繋がり、更なる「悪意あるコメント」が書かれるかもしれません。

「誹謗中傷」コメントを書かれた際は、「相手にしない」という対応が一番無難でしょう。


 以上の点を踏まえて、「誹謗中傷」コメントを書かれた際は、

①「誹謗中傷」コメントに反応しない。

②運営様に通報。

③運営様の対応を待つ。

④(運営様の対応後)コメントを削除し、書いたユーザーを「ブロック」。


 でいいと思われます。

 通報しない場合はもちろん、②③はカットです。

 ③後までコメントを残しておくのは「証拠保全」のためです。私は意味はあまりないとは思いましたが、一応「スクリーンショット」も保存しておきました。



 そして、今回私が運営様に通報した際の文面を載せておきます。

 『』内がその文面です。


『件名:誹謗中傷と思われる感想欄のコメント


 該当ユーザID

 〇〇〇

 該当ユーザネーム

 〇〇〇


 該当の感想コメント

 〇〇△△〇〇〇〇〇。


 該当の作品

 Nコード:〇〇〇

 タイトル名:〇〇〇


 上記の「△△」は「感想を書く際の禁止事項」の「■作者に対する誹謗中傷」に抵触していると思われます。

 対応をよろしくお願いいたします。』


 ここまで記載すれば、運営様も状況の把握がしやすくなるのではないでしょうか。

 特に、「該当ユーザID」と「該当の作品のNコード」は忘れずに記載しておいた方がいいと思われます。


 これをお読みになっている方が運営様に通報するような事態に陥らないことを祈ります。



 さて、では下記の時はどうしたらいいのか。


 “別のユーザーの作品の感想欄、または活動報告に「誹謗中傷」と思われるコメントを見つけた場合”


 つまり、自分が「第三者」の場合です。

 一応、この「第三者」として「誹謗中傷と思われるコメントを見つけた場合」に運営様に通報した方がいいのかを運営様に確認しました。


 運営様、いつもご回答ありがとうございます。


 内容の要約は、


「第三者として誹謗中傷やその他規約に抵触する記述を報告された際も(運営様は)対応します。ただし、対応判断や詳細については開示できません」


 とのことです。

 つまり「第三者」の時でも対処します。ただ、どう対処するかは(通報者には)教えれません、ということです。


 自分が読んでいる作品の感想欄に「誹謗中傷と思われるコメント」を見つけて通報しても全く問題ないというわけです。



 では、なぜこの「第三者時の通報」に関してわざわざ追及したかなのですが、「通報者は被害者とは限らない」ということを強調したかったからです。

「誰が通報したか特定できない」なら、通報のし難さが一つ軽減されるのではという考えです。



 そして、最後に私が言いたいことは、


「誹謗中傷はやめましょう」


 です。

 誰も得しません。

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― 新着の感想 ―
[良い点] ご対応が優しさだけでなくウィットもあって素敵です。 [一言] 誹謗中傷の感想で筆を折られる方も多いと聞きます。 こちらのエッセイを参考にされて、少しでもそんな作家さんが減るといいなと思いま…
[一言] 的確なご判断だったと思います。 誹謗中傷はご本人は当然不愉快ですが、応援の気持ちで感想欄を見てくれた読者も不快にさせます。 運営が『誹謗中傷である』と判断した以上、それは誹謗中傷です。 毅然…
[気になる点] 作者さんが具体的になにを言われたかが書いていないのでそれが誹謗中傷だったか判断できない。 作者さんがそうだと言っているわけではないが、最近はクリエイターにしろタレントにしろ政治家にしろ…
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