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さようならを昨日のあなたへ。

作者: 笹月 世柚

わかっていた。

あなたがそんな顔をするのを。

気持ちを隠せないあなただから良かったんだ。

いつもの帰り道、今日は左側がやけに冷たい。


いつも面倒と言って結ばないストレートの長い髪。

小さくて握りやすい手。

言葉使いは荒いけどいつも心配してくれる優しいあなた。

良く笑って怒ってたまには泣いてコロコロ変わる表情をもつあなた。

あなたが近くにいればそれだけで良かったんだ。なにも望まない。


だからこうなってしまった自分がひどく醜くて嫌だ。

冷たくて残酷で笑えやしない。あぁあなたが離れてく。


そんなの君じゃない!そう泣くあなたを抱きしめることもできない。


一夜にして変わってしまった。何もかもがかわってしまった。

あぁどうして…どうしてなんだろう。

喉が渇く、こんなんじゃ足りない。

もっとたくさん欲しい。これが吸血欲なのだろうか?

なんで自分だったのだろうか。君も仲間にしたい。

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