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えんさいくろぺでぃあ

『緋鮮の記憶』

現在から350年前に綴られたという、「英雄譚」にして「群像劇」

『緋鮮の覇王』『清廉の騎士』『神威』『韋駄天』『歌姫』『美麗の森の民』

などの登場人物が、互いに力を併せて、

やがては「魔王」を打倒していくまでが描かれている。


ジャンルとしては「創作話」になるのだが・・・

そういえば、「4話」の、ギルドマスター・ノエルの二つ名・・・って、確か??



『黒キ魔女』

この時代において、「最強の術師」の呼び声高い「術師(キャスター)

通常魔法でも「10階層」を行使詠唱でき、

時には「古代語魔法(ハイ・エイシェント)」さえも行使詠唱できる。

だが極めつけは「天使言語術(エンジェル・ロア)」が行使詠唱できる点であろう。


ただ、最強であるがゆえに他人が寄り付かず、例の「討伐依頼」が出る辺り、

相当、他の冒険者達からは忌避されているようではある。


時たまに「(ムヒッw)」と、笑い声のようなものを出すのだとか?


しかし・・・なぜ、ギルドノスター・ノエルが、

そのことについて、頭を痛めなければならない理由が??



『「黒キ魔女を討伐せよ」の依頼書』

難度(ランク)SSS(トリプル・エス)」の、通称「無理クエ」と呼ばれている依頼(クエスト)

成功報酬は「1億リブル」。

この高額報酬目当てで、この依頼を受注した者達は、

漏れなくして「黒キ魔女」から「返り討ち」にされたのだとか。


尚、この依頼書の右下辺りに、「印刷ミス」か、

はたまたは「ゴミ」のようなものがあるらしいのだが??

しかも、その内容もどうやら、「黒キ魔女」を「保護」した()()()()()

元々の報酬額「1憶リブル」に、更に「50」もの倍率を上乗せされて、支払われるのだとか??

<8話時点>

但し、またこの「支払方法」にも、「裏」があるようで??<8話時点>


尚、この依頼(クエスト)の「発注者」自体が、「黒キ魔女」ササラであったことにも注目を。



『エルフ』

通称「森の民」とされている種族、金髪や長い耳が特徴的。

尚、その容姿は「(たお)やか」にして「(はかな)げ」、

中性的でもあるから、遠目に見ると男女差が判らないことさえある。


あと、この世界に生きる種族たちは、殆ど長命(人族を除く)

シェラザードやシルフィの「170歳~」というのは、

人間の年齢に換算すると「17歳前後」といったところか。



(ヒト)族』

身体能力的には他の種族達にやや後れは取るものの、その数は一番多い。

しかし、年齢は100歳を超えない為、入れ替わりが激しい。

(ただ・・・ヒヒイロカネやクシナダ、その両親は少々事情が違うようだが・・・??)



『獣人族』

獣の耳や尾を持つ種族。

なお、身体能力は、何の獣であるかにより違ってくる。

例えば、ギルドマスター・ノエルの「黒豹人」のように、

「豹」であれば「敏捷性」や「力」「体力」などの、物理的パラメータが優れており、

ノエルはその特性を生かし、現役時代では相当活躍していたものとみられる。



『この世界に存在する「魔法」』

事象を起こすために、呪文を詠唱する(かたち)で行使される「通常魔法」

(なおこの魔法には「階層」が指定されてあり、階層が大きければ大きいほど、

威力が高くなり、また詠唱の難度も高くなってくる)

地/水/火/風/闇/聖 の、6つの属性を基にする「元素魔法」

魔獣などを“召喚”する「召喚魔法」

“精霊”達に働きかける「精霊魔法」

少々取り扱いが高等になる「古代語魔法(ハイ・エイシェント)


尚、上記の魔法体系より高度なものは、3つ存在しており、

『封神術』は『神仙族』

天使言語術(エンジェル・ロア)』は『天使族』

竜言語術(ドラゴン・ロア)』は『竜族』

と、各種族の「言語」を用いるなどして創造された「超高等魔法」がある。



『リブル』

この「魔界(せかい)」での、「お金」の単位。

1リブル=1円 と、考えてもらえたらいいです。



(とり)

いわゆるところの「暗部」。

「情報収集」や「諜報活動」「暗殺」や「強奪」「誘拐」と、

世間で言うところの「汚れ仕事」を一手に受ける。


この集団を雇い入れたのは、紛れもなく「エヴァグリム王国」だが、

直接的には「王族」は、一切関わっていない―――と、言うことを、

ここに明言しておこう。


・・・と、言うことは?

ある程度の事は、「お察し」願います。^^;



『ダーク・エルフ』

「エルフ」と同じ種族。

エルフとは違い、その肌は「浅黒く」、一見して判別できるまでになっている。

この作品においては、他の作品群とは違い、

「一見」すると、仲良さそうに描かれてはいるが・・・?


と、言うことを書かれていると、事実は全く別のところにあるということがよく分かる。

ただ、「11話」においては、そのことが表面上に出ていないというだけの話し。


だとしたなら・・・?

彼の王国の「姫君」が、近くまで来ているということは・・・?



『ネガ・バウム』

「ダーク・エルフ」の国家。

アウラは、その国の『姫君』にして、国王の公務の補佐や、

時として「軍務」を預かる、「姫将軍」として立身している。

ならば、「エヴァグリム」や、近郊にある「マナカクリム」に、

「来ている」というのは、()()()()()なのだろうか・・・?



『装飾具』

耳飾り(イヤリング)」の形状をしたモノ。

ただ、「10カラットはある緑柱石(エメラルド)

その周りを取り巻く、「豪華な純金細工」

を見ても、この「装飾具」が、普通の代物ではないことくらい、分かろうというもの。


しかも、この「装飾具」こそは、ある“証し”・・・


しかし、その「真実」を知る者は、数少ないと言う・・・。


「17話」にて明らかになった事実として。

この「装飾具」の正式名称は『エヴァグリムの誇り』

と呼ばれ、「エルフの王族」しか、身に着けることを許されない代物

なのではあるが、ごく稀に、王族の人間から“認められ”て

譲渡されたケースもあるのだとか。

その最たる例が、350年前当時、王族の一員でもあった「王女」から

直接賜った、「韋駄天(ストライダー)」ノエルである。


しかし、今回、別な形として、「想い」を譲られた者にとってみれば、

どうなのだろう。




『12話』

いよいよ、シェラザードさんの「本領発揮」というべきかw

これは、彼女の人物紹介でも上げていた事なのですが、

(興奮すると、言葉遣いが)「荒くなる」

というレベルじゃなくして、

もうほとんど「ヤ●ザ映画」の世界にw^^ ;

(あの「キメ台詞」に、その影響が・・・w)


しかもこの時、「あの場所()」にいるときとは、

別の恰好してますからね?^^;

(それに、化粧も“それ”用ではありませんし・・・

てのは、ちょっと苦しい?^^;)


まあ・・・なんですか?

「王女」に纏わる「黒い噂」は、イロイロかーある・・・ってことですw--;



三柱(みつはしら)

この「魔界」に存在する、「三大派閥」と言ったところか。


そもそもが、この魔界は、「ある存在」を中心に、

この“3つ”もの「派閥」の「調整」によって、成り立っている。


神人(かみ)」「聖霊」「昂魔(こうま)」とあり、


神人(かみ)」は、「天使族」を頂点にし、

(ヒト)族」「亜人族」「獣人族」「鬼人族」

等をまとめている“派閥”である。


「聖霊」は、「神仙族」を頂点にし、

「精霊族」「竜族」「妖精族」「エルフ族」

等をまとめている“派閥”である。


昂魔(こうま)」は、「悪魔族」を頂点にし、

「魔眼族」「魔人族」「不死族」

等をまとめている“派閥”である。



『ササラの生い立ち』

この「14話」で、衝撃的な事実が明らかに。


それが、ササラとノエルの母子に隠された秘話であり、

もし、話中の出来事がなければ、母子共に生きていなかったことも。


では・・・ならばなぜ、一大派閥を(あずか)る「大天使長」なる者が、

「眷属」ともいえる「獣人」の出産に立ち会っていたのか?


それはまだ、「14話」時点では、明らかにされることではない・・・。


『15話』

都合15話目にして明らかにされた、王女シェラザードの「本音」とは

現在「正常」ではない、王国の実情を変えるため

その事だけのために城を出奔し、近くの街に「救い」を求めた

シェラザードの胸中たるや、いかに??


では、王女シェラザードは、その街の冒険者たちに、何を求めたのだろうか


それとまた、この話中にて明らかにされた、「(とり)」の「(モズ)

なる者の、意外過ぎる正体が明らかに。


しかしなぜ、「不死族」に属するヴァンパイアが、

偽ってまでエルフ王国に取り入る必要性が?


それは、彼の者「(モズ)」にも、「ある目的がある」とだけ言っておこう。

但し、その目的は、雇われた者からの「王女を連れ戻せ」

ではないことを、ここで申し述べておく。



『数々の人格を内包する「公爵」』

(モズ)」の項にも書いたが、“現在”の「公爵」に備わっている「人格」“達”は、

それまでに「公爵」に挑み、敗れ散って行った者達の「血」で形成されている。


ちなみに“主”人格は、「妖艶」な言動を醸す、若い女性で、

「一人称」は“私”。

実はその女性の名が「ヘレナ」であったりする。


ここで、他の「人格」について、少し補足を。


「一人称」が“余”という、「少し厳格そうな中年男性」

「一人称」が“あたし”という、「他人を煙に巻くのが得意な少女」

「一人称」が“ワシ”という、「老練な軍人の初老の男性」

「一人称」が“ウチ”という、「ヤンチャな気質の若い女性」

「一人称」が“オレ”という、「甘ったるい声で異性を誘惑してくる若い男性」


他にもまだまだ内包されているとみられるが、そのいずれもが「ヘレナ」なのである。



『血の誓約(ちかい)

ヴァンパイアが「誓約」を結ぶ対象者の血を取り入れることで、

対象者を「我が主(マイ・マスター)」として定め、


以降は「我が主(マイ・マスター)」からの命令を、忠実に執行する力と成り得る。


しかも、公爵自身が「我が主(マイ・マスター)」を見定めて誓約するので、

その結びつきは、どんな約束事よりも強固であると言え、

また最優先で執行されるものであると言える。



『15話締めくくりのあの言葉』

あの言葉で、「公爵」の忠誠の高さが伺える。

一つ見解を違わせれば、「神」に誓いを立てるかのようにも聞こえるから。


(しゅ)(めい)(もと)


これを、どう捉えるかは、読み人次第である・・・。


あと、この解説の「神」と、派閥の「神人」とは、別であることを

ここで申し述べておく。




『急に仲間たちの下を去った者の心理』

ものの見方としては、少し薄情なところはあるかとは思いますが、

「ある強力な助っ人」を味方につけた時点で、不要な犠牲はいらなくなった

と言っておきましょう。


そもそも、“彼女”が「出奔」という行動に出た一つの理由に、

「城」という狭い世界ではない、“それ以外”のもっと広い世界を

「見たい」「聞きたい」「知りたい」があり。


またもう一つは、現在「王国」が抱える「問題」を

解決する糸口を探し見つけるため。

そのためには、「命知らず」な冒険者の協力が不可欠であり、

だから・・・


まあ、絆を深めたり、仲良くなったりするのはいいのですが、

何事においても「過ぎたるは尚及ばざるがごとし」である。



『意外な「破滅フラグ」を持っていたシェラザードさんw』

「17話」を見て分かるように、意外と「大食い」だったシェラさんw

そのおかげもあり、(?)彼らが請け負った依頼(クエスト)の「成功報酬」は

よろしく彼女の胃袋に収まっていたようで・・・w


それならまだしも、クシナダとの抗争で、

彼らが行く先々でモノがよく壊されたのだとか・・・

その修理代に、ササラの貯金直撃―――って・・・

ササラからの報酬より「ツケ」のほうが溜まっていそうであるw


『エルフの王国とダークエルフの王国の本来の関係』

18話の後半部分が、まさにそのやり取り。

これを見ても分かるように、両国間では、領土の削りあいなどが

「あった」という事実がある。



『異種族の血を受け入れてしまった、英雄たちの末路』

『緋鮮の記憶』の作中では、「仲間の二人が死に至れる重傷を負いし時、覇王は自らの血を分け与え、事なきを得た」と記されているだけであり、その「2人」が“誰”であるとまでは言及はされていない。

しかしながら、鬼人の血を受け入れてしまった事で、純粋な(ヒト)族ではなくなってしまった彼女達二人は、後年(魔王が討伐された後)になって、宜しく“迫害”の対象となり、(ヒト)族の街から逃げるようにして出て行ったとされている。

その後、よろしくPTだった伝手(つて)辿(たど)り、「緋鮮の覇王(ヴァーミリオン)」の故郷「スオウ」へと居着いたというわけ。




『ヒヒイロカネに隠された“もう一つの秘密”』

それが【英霊憑依(エインフェリアル)】というわけ。


実は、「緋鮮の覇王(ヴァーミリオン)」は、鬼人(オーガ)としては若くして亡くなっており、その死は多くの(いた)みもあったのだが、その死の間際に、「何者」かによる示唆を受け、幼くしてその素質が認められたヒヒイロカネに、「英霊憑依(その)」の“白羽の矢”が立ったわけ。


尚、その“式句”を唱えると、“入れ換り”が起こり(肉体・魂共に)、 往年の英雄の経験・能力を持った者が降誕してしまうという、ある意味で「チート」な出来事が起こってしまう。



鬼人族(オーガ)

頭に“角”(複数もアリ)を持つ種族。

こうした身体的特徴を持ち合わせる種族は、やはり『昂魔』もそうなのではあるが、どちらかと言えばそうした種族に見られがちの傾向にあると言える。


種族的特徴としては、体格が良く、武勇に優れた者が多いとされている。

ゆえに、作中にもあったように、『たった一人でも、(ヒト)族やエルフ族の一軍団にも匹敵する』というのは、(あなが)ち誇張された表現ではないと言えよう。


なお、緋鮮の覇王(ヴァーミリオン)は、鬼人族(オーガ)なのに、その角を持たずして生まれてしまった。

(またこう言った事が、彼女が「異質(ヘテロ)」と言われた経緯でもある。)

当然、生まれてからは、『半端者』などの誹謗中傷が飛び交うのは、日常茶飯事ではあったようだが、そうした苦境を跳ね除けてきたのは、(ひとえ)に彼女の“負けん気”が強かったと言えよう。


『27話』に於いては、『大抵の鬼人(オーガ)は、“生娘”を欲する―――……   それも―――うら若く、気高きエルフの“姫”や“王女”ならば、尚更だ。』と、緋鮮の覇王(ヴァーミリオン)自らが語っているが、それは全くの『事実』であり。

また、『鬼人(オーガ)にも、豪華な財宝(そう言ったモノ)に興味を示す者も、いることはいるが―――』も、全くの『事実』である。

しかしながら、後の行動を見てもらうと分かるように、こうした緋鮮の覇王(ヴァーミリオン)の独白は、彼女の『口上』であることが判る。

(それというのも、緋鮮の覇王(ヴァーミリオン)に攫われて、城から出れちゃっていますからね?)



『王女の“真の目的”』

ここまで「お話し」が進んできて、既に分かったことだろうが……

とどのつまり、シェラザードが行動に至ったのは、『伯爵』を筆頭とする、“身中の蟲”(あるいは“連中”とも)を、いかに自分の手で“粛清”できるか……と、言うこと。

それらを実行するために、目を付けたのが『マナカクリム』であり、『冒険者たち』だったというわけ。

そこで、ある一定の絆を築いた時点で、自分の本心を話し、自分の起こす革命に身を投じてほしいと、頼み込もうとしていた。

しかしそれは、同時に『冒険者たち』の生命を犠牲にすることであり、“普通”なら容易に受け入れられるものではなかったのだが……

そうならないように、計画をしたのが、「あの10年間」だとしたら……?


それに?? この『王女の真の目的』が達せられた暁には、無事この「お話し」も、終了………………


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『10年前、王女に、“ある事”を示唆した存在』

「何か」ある時には、やはり、そうなるべくしての“原因”というのは、どこかしらある。

その発端も、やはりそうなるべくして仕組まれたものであり。

そのことにより、“城”という『鳥籠』にも似た所に囚われていた小禽は、『世界/世間』という“大空”を知るようになってくる。


思えば、「それ」が事の始まりだった……

見かけの上では“一介(ただ)の”『吟遊詩人』が、(もたら)してくれたモノ……


そして、あれから10年―――

“それ”が、このお話しの「#1」である……。



『30話』

本来ならば、ここで王女シェラザードの、「目的」としていたものは終わりました。


そう、確かに王女の目的は、王国に巣食う“身中の蟲”達を粛清(退治)することで、一応の結末は見たのです。


……が、実は「ここまで」が、このお話しの『前説(まえせつ)』『前座(的なモノ)』だとしたら……?


本当の、「王女様」の“お話し(物語)”は、ここから始まるのです。




『声莫キ歌声』

こちらの“読み”も、()しくも「セイレーン」となっている。

その“歌声”は、「高周波」であるあまりに、殆どの人達には聞こえず、折角歌ったとはしても「口パク」にしか見えない。

しかし、技能所有者(スキル・ホルダー)自身が心開いた者達であれば、その歌声は届くという。


しかし、このスキルの本来の使い道は、敵意性をもって発した時、“混乱”“魅惑”“沈黙”“昏睡”等の「バッド・ステータス」を付与させ、行動を制限させる点にある。

(ここで紹介したのは、“軽度”な症例である)



『32話』

不意に訪れたギルマスに、なぜシェラザードは動揺したのだろうか?

それはまあ……あれですよ、作中に色々書かれちゃってますからね?w

しかもシェラザードは“義侠心”が強い(ほう)ですから、弱い者が虐められているのを見つけると、逆に虐めている側を虐め返してしまうようで……

それに“その時”の彼女ときたら、「そっち系(ヤクザ)」よりも、怖い(らしい)ようで……w


つまり、ギルマスによる事情徴収なりと……が行われるのではないか―――と、怯えてたわけw



『ローリエが冒険者になった動機』

それはまだ「33話」では語られませんが、何者かの意思、または示唆によりそうしてきたということ。

それもあるのだが、大元の原因としては、彼女の時代に芽吹きつつあった“悪徳の芽”に対処するため、王族の一人である自分が為さねばならない事と、責任を感じていたからともいわれている。



『獣人族の出産に立ち会っていた「大天使長」』

一応ではあるが、獣人族は『神人』の派閥に属するため、慶事を祝うのは当然の事・・・と、言うのは最早建前であることは、言うまでもない。


では、なぜ・・・なのだが、この人物を動かせた“きっかけ”を作ったのは、この人物自身の「友人」からの示唆でもあり、その導きによって自身に“擬態”を施し、とある冒険者PTに潜り込んでいた・・・と、したら??



『なぜ、人族の英雄である二人が、鬼人の郷にいるのか』

作中にも語られているわけなのだが・・・。

得てして、「化け物じみた」力を保有するのは、周りからも注目を集めてしまうもので・・・

しかも、それだけならまだしも、次第に明らかになってきた、人族の英雄の正体・・・

これがつまる話し、彼女達2人の「人物紹介」にもあったわけなのですが、彼女たちの前歴が判ってしまって、故郷には居着けなくなってしまった・・・と、言うこと。

(その「前歴」とやらはやりますのでw)



『同時期に出没した「華麗なる勘違い野郎ども」』

何が端を発したのか、判らない……に、しても、まるで「水」のように、のらりくらりと躱し、何事もなかったかのように振舞うその人たち……

それに、ここ最近確認されだした、不可解な現象……

そんなには、降雨が頻繁にある気候柄でもなければ、その降雨があったとしても、すぐに乾いてしまう土地柄……

なのだとしても、なぜか“水浸し”だった―――


しかも、そんな水溜りのすぐそばには、説明がつかないような魔獣たちの死骸……


一体、ここで何が起きつつあるのだろうか―――

それは、まだ誰も知らない……気付きようも、ない……



『顔役』

どうやら“彼女”の、凄みのある言動などが、そうではないのだけれど……一部で誤解を招き(?w)その街の裏社会を取り仕切る「相談役」とか「まとめ役」と言う認識になってしまったようで……

まあ確かにシェラザードさんて、興奮しすぎたら何言ってるか分かりません(エルフ語喋るからw)からね。

(あっ、言ってしまった……w)


『40話終盤に於いての、ササラとノエルの会話』

これが、次話に続く重要なキーとなるポイントなのですが。

話中にもあったように、ノエルがササラを呼んだのは、なにも母娘関係ではなかったということ。

つまり、シェラザード達冒険者(街の住人達を含む)の知らないところで発生した“事案”についての見解を求めようとしていたということ。

では、その“事案”とは……?

40話ではまだ語られないが、「不可解な死因の魔獣の遺体」とまでしておこう。

それと、この“事案”の発生の原因が、「水」であるとまで……も。



『シェラザードのやらかし(“おねしょ”)

まあ、シェラの名誉のために……w

あれは、決して、彼女の「おねしょ」などではありません!

完全なとばっちりですww

……と、言いますのも、あの時シェラの身に取り巻いていた“水”って、

“水の人”が発生(はっしょう)させた“水”ですからね。

それに、その上位存在が発生(はっしょう)させた“水”だからこそ、乾燥しやすいこの地域でも、水が干上がらなかったわけ。


しかし……?

なぜまた、“水の人”が、そんなことを???



『42話』

この話中での、“水の人””天使“”“ヘレナ(ベサリウス)”三者のやり取りが、今回の“ミソ”。


どうやら、“水の人”と“ヘレナ(ベサリウス)”との間では、浅からぬ「因縁」というものがあり、その「因縁」自体は、今話中に語られている。


しかもその関係性は、ある意味では「29話」中の、ヴァーミリオン(達)との関係性も、同様であると考えてよい。



『43話』

前半部分は、なんと言っても、シェラさんとアンジェとコーディの兼ね合いでしょうw

しかし……今回のお話しでの本筋は、終盤部分……

やはり、上位者2人にとっては、自分(達)の正体のコトなどは、どうにでもできる……と言ったように、余裕すら見せられるもので……

(だからアンジェは、あんなにも落ち着いていられたわけ。)

(あと現に、アンジェが施した術により、彼ら5人は記憶を操作させられていますからね?w)



『霧露乾坤』

【精霊】の『神仙』上位存在が有する固有能力。

“圧潰”“切断”“吸収”“転捻”等の能力を秘める。



『魔王』

この世界が「魔界」、そしてその世界に住む住人が「魔族」なら。

❝魔界❞を……❝魔族❞を統べる❝王❞が「魔王」なのは自明の理。

ただここで注目してもらいたいのが『緋鮮の記憶』。

あの物語は、❝悪しき❞魔王を討伐するのが主目的……だとするならば、ならばなぜ緋鮮の覇王達は、「反逆者」等ではなく、「英雄」として奉られたのであろうか。

その事が語られたのが48話で語られたのである。


けれど、魔王ルベリウスを討伐しなければ、明らかに魔界は滅んでしまっていた……

そこで端を発したのが、『魔王ルベリウスの討伐』であり、彼の英雄達……緋鮮の覇王達にそのことを依頼したのが、何を隠そう「今代の魔王」その人なのである。



『55話』

今回のお話しが、シェラさんの一大転機となってしまうお話し。

本来のシェラさんの目的は、30話で見事達成―――めでたし、めでたし……なのですが。

ではなぜ31話からが存在するのか。

それが、「自分の国をなんとかする」だけで“よし!”と思われたのが、実はそうじゃなかった……と。

見てる人は見てるんですよ~~と言うお話し。


今更話しですが、ヘレナの一人である“鵙”さん(名前はマキと言う)が、シェラさん監視してたのは、そう言った意味もあるわけで……


で、更に言うと、あの「やらかしコンビ」は、その“おこぼれ”にあずかろうとしていただけw


それとあと、竜吉公主とヘレナの一人ベサリウスの間で、何があったかは、皆さんのご想像におまかせだよッ☆w



『移送変転』

ササラの「オリジナル・スペル」。

人物紹介にもあったように、本当はササラは、このPT内では一番の“年長”さんなんです。(年寄りと言わないのが、ミ・ソw)

だからと言って、“少女”の姿はミスリード……と思っていたら、やぱしこういう裏があったのですよ。

とは言っても、220歳でも成人女性ですからねw



『闇の衣』

まだこの時点(61話)では、明らかにすることが出来ないのですが……

一つ言えることは、対魔王ルベリウス戦で疲弊した緋鮮の覇王達に牙を剥こうとしていた「魔王の存在」をも“喰らった”……と、ここまで言えば分かるだろうか。



蝕神(しょくじん)族』

魔王カルブンクリスの正式な種族。

現在の個体数はカルブンクリスしか確認されていない。

またそれほどまでに希少な種族と言えよう。

特徴としては、本編にもあったように、“存在”を喰らうことで自己の存在定義を確立させ、存在する時間を延長させている。

尚、喰らった存在が高位であればあるほど……つまり、「魔王」だとか「神」だとかを喰らえば、それだけ存在する時間が延長されるという、ある意味凶悪な「パッシヴ・スキル」を持っているのが、この種族なのである。



『62話』

この話数で、シェラザードの運命が大きく転換するのが明確になってくる。

言わば、ヴァーミリオンにしろ、(ある意味)ササラにしろ、竜吉公主やウリエル……ミカエルまでも、こうなるように動いていただけの話し。

尤も、カルブンクリスにしてみれば、自分の下についてくれようがくれまいが、それはさほど重要ではなかったようで、だから公主やウリエルが、ある意味目立つピーアールに出ていたということ。


しかし……シェラさん結局は————……



『66話』

前話か後半部から出てて来ました、この謎な男性エルフ。

実はこいつも、シェラさんとの関係上重要な役割を与えられているやつでして……

しかも幼馴染ときて、シェラさん執拗以上に追い掛け回してる……てことは?



王女(シェラザード)婚約者(フィアンセ)

という立ち位置にあるのが、グレヴィールというわけ。

つまりは、近かろうが遠かろうが、彼と彼女は結婚しなくちゃならないわけ。

とはいえ、実はこの“婚約”、シェラさんも言っているように、「政略的」な要素が濃いもので、シェラさんはそこのところに反発していたわけ。

しかし……? いずれグレヴィールとシェラザードが結婚するんだったら、目の上のたんこぶが取れるクシナダにとっては、慶事なのでは?(←いぢわるw)



『69話』

この話数の、最後のササラの独り言が、シェラザードが“普通”()()()()()()()証明と言うもの。

この設定が(あとから)ついて(きた)いるから、シェラは魔界の一番偉い人のお目に留まってしまったというわけ



『74話』

ここにきて、ようやくこのお話しの大筋が語られ始めた―――と言うべきか……見え始めたというべきか……

それもこれも、お話し上の“設定”というやつを、継ぎ足し継ぎ足しでやってきた弊害……といいますか、因果応報といいますか……

まあ、そもそものこのお話しは、「エルフの王女が自分の身分を隠しながら、愛読していた本の英雄に憧れ、冒険者になって自分も英雄となる」と言う“筋道”だったのですが……


実は、このお話しと並行して作っている「お話し」の、「エルフの王女様」だけにスポットとを当てて作ったのが、この「エルフの「王女様」でも英雄に憧憬(あこが)れてもイイじゃない!」だったのです。

ですから、このお話しの基となった「お話し」と、“ほぼ”登場人物が同じ……っていうw

けれども味付けが少々変わってますので、中身や着地点もそれなりに変わってきてるのです。



『75話』

奇しくもこの話数では、この「お話し上」での「魔界」の設定が語られています。

そう、この「お話し上」だけの……

それを唯一知っているのが「ジイルガ」だったというわけ。


では、この「世界(魔界)」が作られた経緯とは……?

経緯(そこ)”はまだ―――なわけですが、話中ではどこか不本意ながらも……という感じが漂っていますよね?

まあまだ詳しく話せないのですが、魔界にいる魔族―――その“祖”たる存在が、どこからか逃れてきた……とするならば?

その“ハシリ”と言うべきものが「45話」で起きた出来事。

魔界(この世)の存在ではない“超”獣……その正体とは??



『ラプラスの魔』

その本来の意味は、「異なる次元にいるとされる知的生命体」の事を指す。

そう「異次元(ことなるせかい)」……

この魔界ではない世界―――

しかも、この時まではまだ“獣”止まりであることに注意をしなければならない。

なぜなら“獣”は知性を持っていない……つまりは、“獣”以上の知性を持っているものが「いる」―――と言う事を、知って行動をしなければならない……


しかも、実は魔界は以前から「異次元」からの攻撃を受けており、350年前に最も苛烈な攻撃に晒されたとしたなら―――?

そう……つまり……その当時の魔王であるルベリウスは、既に―――……



『グリマー』

その意味を「躍動せし光」と言う―――得てして魔界とは程遠いモノなのに……?

それがどうして魔界にあるのか―――が、重要なポイント。

ただこう言ったのも“意味を持った言葉”であり、元は「話術士」として鳴らした「大悪魔」の(ある意味)面目躍如と言ったところか。

それと頭に入れておかなければならないのは、このお話しでは大筋として「魔界が侵略されている」ことであり、よく既存のお話し等では「侵略する側」として描かれている魔界側のお話しと見て捉えてよい。

だとするなら、「闇の衣」にしろ、この「グリマー」にしろ、魔界側の「防衛」面的な事であるのが判る。

では……? 魔界を侵略しようとしているのは、一体どこの誰なのであろうか。



『77話』

その答えがこの話数の中に。

そう、350年前に「ラプラス」の一つとされている『夜の世界を統べし女王』と呼ばれた『ニュクス』なる者によって、魔王ルベリウスは完全敗北を喫し、またニュクスなる者の強力な“洗脳”のスキルによって言うがままとされたのです。

しかし、魔界最強と謳われた魔王が敗れるなど前代未聞でもあるため、その事実は須らく隠匿され。

またその事実を知った【聖霊】の女媧によって対抗処置は取られた……までは良かったのですが。

この策は既にニュクスによって読まれており、対応に当たった竜吉公主が当時の魔王軍総参謀であるベサリウスに捕らわれてしまい、また多くの【聖霊】に属する眷属達も少なくないダメージを負ってしまったため、戦略の見直しを余儀なくされてしまったのである。

そこで急きょカルブンクリスは、ニルヴァーナ率いるPT達に竜吉公主救出のクエストを発効し、結果救出が功を奏してそこから全面的な反攻に転じ、やがてルベリウスと彼を操っていたニュクスを討つまでに至った……と言うのが事の真相なのである。

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