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登場人物紹介

〔シェラザード〕

年齢;172歳  性別:女性  職業:王女→冒険者(射手)  種族:エルフ

本作の(一応w)「主人公」

本来ならば、「エヴァグリム」という、エルフの王国の「王女様」なのだが、

自由を求め、「城」から脱出を図り、「冒険者」に成ろうとしている。

(どうやら「10年前」に、その“きっかけ”があったみたいだが・・・?)<1話時点>


「王族」出身なのだが、妙に生き残り術(サバイバル)には長けており、

(例の「野宿」の仕方とか、「ラペリング」とか)

「城」を脱出する計画は、念入りに練られていたようではある。<3話時点>


愛読書は、『緋鮮の記憶』という、大昔(350年前)の、「創作話(つくりばなし)

(どうやら、活動的なところは、この「創作話」も関係しているようだが・・・?)<2話時点>


性格は、やや興奮すると、感情的になるらしいのだが・・・

(言葉遣いが荒くなるらしいw)


あと、「城」を出奔()たかった動機としては、

「自由になりたい」「英雄(冒険者)になりたい」

・・・の、ほかに、「別」にあるようだが・・・?


その「動機」が、15話にて明らかに


〔シルフィ〕

年齢:171歳  性別:女性  職業:冒険者(回復役)→王女(身代わり)  種族:エルフ

不幸にも、「王女様」に「白羽の矢」を立てられてしまった、「一般庶民」の可哀想な()

「身代わり」にされる前までは、近くの(タウン)で、冒険者を生業(なりわい)としていた。

彼女が所属していた「クラン」では、重鎮を担っていたらしい。<3話時点>


当初は「身代わり」にされたことを迷惑がっていたが、やがて「王女様」の、

「真の狙い」「本当の動機」というものを知っていくに従い・・・?



〔セシル〕

年齢;526歳  性別;男性  職業;王女の側仕え  種族;エルフ

王女様の身の回りのお世話をする「側仕え」。

時には、耳の痛くなるような「諫言(かんげん)」をしてくるため、

「王女様」は、城から出奔する際の最大の障害が、彼だと思っている。<2話時点>


常に「王女様」の言動に気を配り、注視している様は、行き過ぎると「ストーカー」とも・・・?



しかし、その実態(正体)とは、シェラザードの「実父」つまり、『エヴァグリムの国王陛下』なのではある・・・が?


ではなぜ国王が、自分の国の政治を見ていないのだろうか?

その理由も、『21話』にもあったように、実力(チカラ)のある「上級貴族」や、「(一部の)官僚」の、いい様にされていた・・・それが「傀儡(カイライ)」という意味。


しかも、その時を限りに、娘の「監視」をする父親―――って、一体・・・




〔ヒヒイロカネ〕

年齢;17歳  性別;男性  職業;冒険者(剣士)  種族;(ヒト)

エルフ王国「エヴァグリム」の近郊(きんこう)にある「(タウン)」、「マナカクリム」に活動拠点を置いている冒険者。

前述の「シルフィ」とは、同じ「クラン」のメンバー。

『赫キ衣の剣士』の二つ名を持つ。<3話時点>


どうやら彼には、隠された秘密があるようなのだが・・・?



『26話』にて、“(ヒヒイロカネ)”と“彼女(クシナダ)”の、体内に流れる血には、鬼人(オーガ)の成分が含まれている模様。

その事情も、彼ら自身がそうではなく、彼らの親の世代に、鬼人(オーガ)の血が混じり、それから子を成してしまった事が原因とみられている。




〔クシナダ〕

年齢;17歳  性別;女性  職業;冒険者(巫女)  種族;(ヒト)

「ヒヒイロカネ」と同じく、マナカクリムに活動拠点を置く冒険者。

「シルフィ」は、親友だったらしい。

なお「ヒヒイロカネ」とは幼馴染であり、また淡い恋心を寄せている描写が垣間見れてとれる。

(しかし、本人も無自覚の内に、「告白」紛いのことをぶちまけちゃうとは・・・w)


それがきっかけで、シェラザードには敵愾心(てきがいしん)むき出しにしてしまうのですが・・・

シェラザードにしてみれば、そんな彼女の反応が新鮮であり、

またからかい甲斐があるみたいで・・・w


彼女も、ヒヒイロカネと同じく、隠された秘密を持っているみたいである。



『26話』にて、幼馴染であるヒヒイロカネと同様、クシナダもまた、親から鬼人(オーガ)の血を引き継いできた。

彼らの親こそ、『緋鮮の記憶』に登場し、活躍をしてきた【清廉の騎士】こと『リリア』と、【神威】こと『ホホヅキ』である。



〔ササラ〕

年齢;220歳  性別;女性  職業:冒険者(術師(キャスター))  種族;黒豹人

都合、「4話」から引っ張ってきた、『黒キ魔女』ご本人様。

「8話」時点では、まだ実年齢は公表されてないが、

えんさいくろぺでぃあ(こちら)」では情報を出しておくことに。


それというのも、彼女は「外見上(みかけのうえ)」だけでは「少女」にも見えますし・・・

(ほら、ヒヒイロカネが、自分たちのPTの間でのみ通用する会話で、

「10代前半の少女」と表現していることからも、想像されますからね?)


それに、「4話」で、ササラの母親ノエルが、頭を痛めていたのも、

彼女が原因だということも明らかに。


尚、特徴として、機嫌がいいときは、(ムヒ☆)などという、

少々「不気味可愛らしい笑み」を発するという。



〔「黒キ魔女」〕

年齢;???  性別;???  職業;冒険者(術師(キャスター))  種族;???

「4話」においては、二つ名だけ明らかにされた、“謎”の存在。

その二つ名に「魔女」を冠する辺り、

どうやら「術師(キャスター)」であるとみられている。<4話時点>

噂では、「天使言語術(エンジェル・ロア)」が行使できるのだとか??



〔ノエル〕

年齢;478歳  性別;女性  職業;ギルドマスター  種族;獣人族(黒豹人)

ヒヒイロカネやクシナダ、シルフィが活動拠点としている

「マナカクリム」の「ギルドマスター」

“現役”の時は相当ヤリ手だったらしい。

つまりはその功績が認められて、「ギルドマスター」の職に就いている。


尚、“現役”当時の二つ名が『韋駄天(ストライダー)


実は現在、彼女には、ある「頭痛の種」が、あるらしいのだが・・・?


魔界の主要都市の一つである、マナカクリムのギルドマスターを務めるノエルの“過去”こそは、350年前よりも少し前、魔界ではその名を知らぬ者がいない程有名な、『盗賊団の首魁』……。

なぜ、現在においては人格者と知られ、荒くれ者の冒険者達を統率する、ギルドマスターの彼女が、その当時をして残虐非道と謳われた『盗賊団の首魁』だったのか……。

必要とあれば、無抵抗な者も喜喜として殺し、彼女率いる「盗賊団」が通った後は、草木も残らないとまで言われた……………のに。

そのノエルも、ただの「盗賊」ではなく、“師”より受け継がれた、連綿とした“技術”であり、“体術”を心得としていた。

その一連の技術こそが、「忍術」と呼ばれていた……

本来ならば、忠節を誓う“主”いてこその、「忍道」……

しかしノエルには、いまだ忠節を誓うまでの“主”には出くわしていない―――

それに、ノエルが残虐非道に手を染めてしまうのも、理由があった……

彼女の家族構成は、15人兄妹……けれど、家は貧しい……いわゆる「貧乏人の子沢山」。

15人いた兄妹も、その数を減らし……残されたのは、ノエルを年長に頂く、5人のみ……

あとの、飢えた4人の姉弟達を養うため、裕福な者達を襲い始めた……

その事が当時、世間を震え上がらせた、「盗賊団」の実態だったのです。

しかし……噂に釣られ、黄金の剣の所持者を狙った時―――仕えるべき“主君”の事を知った……

そして、“彼女達”は、伝説と成りえたのです。(50・52話で追記)



〔「美麗の森の民」〕

その昔、350年前に綴られた創作話(お話し)『緋鮮の記憶』に登場する人物(キャラクター)

種族はエルフのようである。

お話しの展開で、仲間の一人の身を(かば)って亡くなってしまう。<6話時点>


どうやらこの辺りも、シェラザードの志に火をつけたようではあるが・・・?



(モズ)

年齢;不祥  性別;不明  職業;『(とり)』の(カシラ)  種族;吸血鬼(ヴァンパイア)

「職業」が、エヴァグリム王国に雇われた、「(とり)」なる集団の「(カシラ)

であるとまでは、その一切が総てが「不明」の存在。

尚、性別も不明とした理由は、一見(いっけん)しても、「少年」か「少女」か、

分からないまでに「あやふや」だから、そうしているだけの事・・・


(ただ・・・こうした表現技法使うのは、この存在()()()()()()()()()()()()

ことを、ここに明言しておこう)


15話にて、この人物の存在が明らかに

その正体とは「吸血鬼(ヴァンパイア)」。

しかも、会話中に「幾人もの人格が形成されているよう」になっているが、

それはまさしく、その時点まで「吸血」してきた者の・・・

いわば、「(生命としての通貨)」を奪ってきたから。



〔ヘレナ〕

年齢;638歳  性別;無  職業;公爵  種族;ヴァンパイア

(モズ)」の正体。

『緋鮮の記憶』の熱狂的フアンである、シェラザードも気づいたように、

かのお話の登場人物の一人であり、

「緋鮮の覇王」達と一緒に、当時の魔王と戦った“同志”の一人。


そしてここで一つ、このヴァンパイアは、かのお話しの時より、

現在の「主上(リアル・マスター)」に仕えており、

それは今(もっ)てなお・・・と、言うことである。


そしてもう一つ、このヴァンパイアの「性別」を“無”としたのは、

この存在の内には、数々の人格を内包しているからである。

(詳しくは「えんさいくろぺでぃあ」にて)



〔アウラ〕

年齢;175歳  性別;女性  職業;姫君  種族;ダーク・エルフ

シェラザードよりかは、ちょっと年上の、ダークなエルフのお姉さん。

・・・に、して、『ネガ・バウム国』の『姫君』。

同じ「エルフ」種の間柄からか、クシナダ達よりかは、

シェラザードの事はよく知っている。

(かと言って、シェラの「取説」とか言っちゃダメよ?w)


よく、「創作話(ファンタジー)」物では、

「エルフ」と「ダーク・エルフ」は、敵対関係として、

描かれていることが多いのだが・・・?<11話時点>



〔『緋鮮の(ロード・オブ・)覇王(ヴァーミリオン)』〕

かつてその存在は、「魔王」を討ち平らげた『英雄』に祭り上げられ、後世一つの“英雄譚”として語り継がれることとなる。

しかしながら、かの“英雄譚”である『緋鮮の記憶』が、創作物のジャンルとしては出来過ぎてもいたため、長い間(とはいえ今でも)多くの者達には、「架空上の人物」として認知されてしまっている。

それはまた、彼の存在の仲間達『清廉の騎士』『神威』『韋駄天』などもそうなのではある。


ただ……「27話」で明らかになったこととは、彼の存在達は実在してあり、それはまた、王女(シェラザード)にも深い関わりがあったことを示唆している。



〔ニルヴァーナ〕

年齢;273歳(死亡時) 性別;女性 職業:なし 種族;鬼人

緋鮮の(ロード・オブ・)覇王(ヴァーミリオン)ご本人ではあるが、彼女自身遠い過去にすでに亡くなっており、現世に存在しているのは、彼女の“霊体”である。


その死期を覚った頃から、自身の“盟友”の取り成しを経て、死して尚、いつしか自分の能力が“盟友”の役に立てれば……と、その遺骸より“魂”を抽出してもらったのが、「27話」だというわけ。


尚、その死因までは明らかにされていないが、どうやら『流行り病』により亡くなったらしい。



〔ベサリウス〕

「29話」の作中で、緋鮮の覇王(ヴァーミリオン)が漏らした、『ヘレナ』の“人格”の一人の固有名。

この作中を見る限りでは、なにやら緋鮮の覇王(ヴァーミリオン)とは浅からぬ因縁があるように見受けられる。


ここで余談ではあるが、「28話」にて、『「ちょいとだけ―――状況が“こちら”にとって、芳しくない方向になろうとしている。~』と言うのは、ある意味、緋鮮の覇王(ヴァーミリオン)の復活を予期していたからに他ならなかったというわけ。



〔ミカ〕

年齢;530歳  性別;女性  職業;吟遊詩人  種族;鳥人族(ハルピュイア)

ヒヒイロカネやクシナダが所属しているクランの古参にして、その二ツ名を『歌姫(セイレーン)』と謳われた人物。


固有する能力『声莫き歌声』により、数多(あまた)の敵を鎮めてきた実力を有する。


しかしながら「31話」においては、ややコミカルな「漫談」にハマっているようだが……?


なお、10年前エヴァグリムを訪れ、“きっかけ”を作ったのはこの人。



〔ローリエ〕

年齢;210歳(死亡当時)  性別;女性  職業;王女  種族;エルフ

350年前当時、エヴァグリム王女だった人物。

“誰かさん”のように性格は激しくなく、実にエルフの種族としてのイメージがしっくりくるお方。

尚、“誰かさん”のように、王女という身分を隠すことなく、堂々と冒険者になろうとしていたところは、ある意味肝が据わっているともいえる。


世間や、ある『創作話』では、『美麗の森の民』と呼ばれていた。


戦闘での立ち回りは、『回復役』であり、指示役としても立ち回っていた。


この人物の“子孫”であるシェラザードは、ある意味この人を目標としていたとみられ、悪徳が渦巻く中、孤立無援でも「身中の蟲」達に立ち向かっていったのは、自分がどうにかしなかったらエヴァグリムは滅びてしまうと言った危機感から、そうしたものとみられている。


尚、無類の可愛らしいもの好きにして、凛々しい人好き



〔大天使長ミカエル〕

年齢;1000歳以上  性別;無  職業;大天使長  種族;天使族

この魔界における、三つもの柱の一つ『神人』の派閥を統括する、『天使族』の“長”。

尚、属性は“火”で『熾天使(セラフ)』。


どうやら『歌』を得意としているようだが?


それに、なぜか獣人族の出産にも立ち会っていたこともあり、謎が謎を呼んでしまう人物ではある。



〔リリア〕

年齢;413歳 性別;女性 職業;食堂の女将(元・冒険者) 種族;人族(半鬼人)

一言断りを入れておくが、彼女は(ヒト)族・・・()()()が、ワケあってその体内には鬼人の血を受け入れており、だから人族でも100年以上も生きられているというわけ。


元は緋鮮の覇王(ヴァーミリオン)のPTに所属しており、その当時は『清廉の騎士』を名乗っていた。


ヒヒイロカネは、彼女の息子。


どうやら彼女には、その以前にも、何やらいわくつきの経歴があるらしいのだが・・・?


その「いわくつきの経歴」と言うのが、『傭兵団頭領』。

350年前よりもちょっと前、彼女は魔界ではその名を知らぬ者はいない「傭兵団」の頭領だった。

金銭で雇われ、“人殺し”も“強盗”も“誘拐拉致”も平気でやり、時には“戦争の肩代わり”も好んでこなした。

そんな彼女の転機ともなったのが、ニルヴァーナとの出会いだった。

初めて知る、自分よりも手強い者……一人の武人としてその本懐を遂げられそうだった……

だからこそ傭兵稼業からサッパリと足を洗い、終生の好敵手であるニルヴァーナと行動を共にしたのです。

そして彼女は、緋鮮の覇王と並び称される、『清廉の騎士』と成った……(49話で追記)



〔ホホヅキ〕

年齢;413歳  性別;女性  職業;神社の巫女(元・冒険者)  種族;人族(半鬼人)

彼女も「リリア」と同じく、人族だったが、経緯があり、その体内には鬼人の血が流れている。

そして気づくかもしれないが、リリアのおさななじみである。


その容姿は、まるで「人形」のように、表情は無いに等しいが、怒らせると怖い(・・・らしいとは言うものの、ほぼ確定)


クシナダは、彼女の娘。


彼女もまた、リリアやノエルと同じく、いわくつきの前歴があるみたいだが・・・?


その「いわくつきの経歴」と言うのが、『血の味を覚えた巫女』

リリアとホホヅキの関係は、まだ明らかにはできないのですが……

彼女達二人は、年頃も同じで、出身も同じ……とくれば、「幼馴染」というのが、容易にわかる事だろうと思う。

だが? 彼女は「巫女」という職業(ジョブ)ではあるものの、扱う武器はなぜか「刀」であり、その腕前はリリアすらも認めるようである。

しかしながら、術を行使しての攻撃も可能だったため、敵にしてしまえばこれほど恐ろしい相手はいなかったようだ。

しかも、無表情ゆえに感情を読み取られにくいために、難敵中の難敵だったというのは、もはや言うまでもないだろう。

ちなみに、剣術の腕前は、夜な夜な辻に繰り出し、『辻斬り』を嗜んでいたようである……。

もう一つちなみに……彼女の現役時代は『神威』と呼ばれていた。(50話で追記)



〔アンジェリカ〕

年齢;22歳   性別;女性   職業;軽装剣士   種族;人族

“自称”を『天使騎士(エンジェル・ナイト)』としてしまう、少しばかり“残念”な人。

しかも、その言動に関しても『軽く』、得てしてそれは、他人を食ったような感じしかしない為、他の冒険者……は、もとより、ギルドとしても要警戒したのも、無理らしからぬ話のようで……。


ちなみにではあるが、彼女が自称してしまっている『天使騎士』に関しては、『そんなものはない』とのこと。



〔コーデリア〕

年齢;21歳  性別;女性  職業;錬金術師(アルケミー)  種族;人族

上記のアンジェリカと同じく、この人物も同時期にして、マナカクリムを席巻した、『超迷惑な人』。

その身振りや手振りが大袈裟なのもあるが、どうも言っていることが『厨二』臭いとのこと。

(例の、左目の眼帯の件とか)


この人物も、得てしてそうなのではあるが、なぜこんな者達がマナカクリムに出現したのか……

それとまた、不可解な事象がこの近辺では確認されているとも言われているのだが……

果たして、その事となにか関わりでもあるのだろうか?



〔“水の人”〕

その身体の構成を“水”で為した“人型(ひとがた)”。

“水”を意のままに操れることから、かなり上位の権限(チカラ)を有するとされている。

しかしながら、その様な上位存在が、この地域に出没するなど、類を見ないものだが……?



〔“天使”〕

背中に3対6枚の翼を持つ。

上記の“水の人”と同じく、上位存在である。

どうやら見たところ、“水の人”とは互助関係(パートナー)と、見られているが……?


尚、“天使”の実力などは、背の翼と対比していると考えてよい。



〔ウリエル〕

年齢;1435歳  性別;無   職業;“地”の熾天使   種族;天使族

上記の“天使”の正体。   前述のミカエル同様、性別は無い。

尚、「職業」に関しては、“地”の熾天使としてしまうのは妥当ではないが、適当なものがないので当て嵌められているだけと言ってよい。


あと、「熾天使」に関しては、天使族でも最上位に位置するため、実力のほどは“水の人”と同等と言ってよいと思われる。


「錬金術師」は、仮の姿。



〔竜吉公主〕

年齢;1642歳   性別;無   職業;“水”の神仙(ヒト)   種族;神仙族

上記の“水の人”の正体。

魔界の【三柱(みつはしら)】の一つ『聖霊』に属する「神仙族」の、重鎮中の重鎮。

その実力は『聖霊』の“長”(実質上の神仙族の長)に次ぐものとされており、それであるがゆえに、“執行権”も委任されている。


尚、上位存在の中でも高位であるため、“執行中”はどうしてもお堅いイメージは払拭できないようで。

それがあの一人称『()』に出ている。

(ちなみにではあるが、執行権の行使以外では、普通に一人称は「私」を使っている模様。)



〔庵の主〕

街と街を繋ぐ街道の外れに居を構える人物。

この時点では、まだ詳らかにはできないが、このお話しに於いての、最大の“キー・パーソン”となる人物。

種族としては【昂魔】に属する、その最大の特徴が、頭の角。

ここで一つ言っておかなければならないのは、頭に角を持つ種族は、鬼人(オーガ)もあるのだが、【昂魔】に属する種族が持つ角は、よく悪魔に見られる類であると言っておこう。

それとまた、熾緋という、鮮やかな赤をした髪と瞳が特徴的である。

知力が高く、更なる智を求める為と、自分が収めた学がどこまで通用するかを試すため、人里離れた場所に居を定めたらしい。



〔カルブンクリス〕

年齢;972歳   性別;女性   職業;魔王   種族;昂魔族

現在の「魔王」。

350年前、魔界の異変を感知し、人知れずして“有志”を集め、当時の魔界の庶民を苦しめていた「魔王ルベリウス」を討ったことで、次の魔王位を継承した人物。


緋鮮の覇王達は、この人物からの依頼を受け、ルベリウス討伐の代行を果たし、その功績をもって“英雄”と任じられた。


そしてまた、彼の魔王の手は、ゆっくりと……しかしながら確実に、シェラザードに向けられているのは言うまでもないことである。



〔グレヴィール〕

年齢;172歳   性別;男性   職業;侯爵   種族;エルフ族

65-66話にかけて出てきました、シェラの幼馴染にして、以前マナカクリムに於いて、獣人の子供を虐待し、クシナダから注意を受けた「不祥の兄」を兄に持つ、当代の「侯爵」。

実は彼は、様々な要因が重なり、本来就ける立場になかった「侯爵」を継げる立場になった。

ただ、シェラにしてみれば、彼が家を継いだ方がなにかと都合がいいのだが、その一方で彼が何のためにマナカクリムに姿を現わせたかを気付いていたため、66話でのあの態度になったわけ。

しかも彼は“有能”なために、油断がならないのは当然である……



〔ジイルガ〕

年齢;6784歳   性別;???   職業;【昂魔】の長   種族;悪魔族

【三柱】最後の一人。   今現在に於いての魔界の最長寿であり、この人物より長生きの者はいない。

それゆえに(ある程度の)過去の事を知っており、だからこそシェラザード達に指摘ができていたと言う事。

しかもそれは、ササラなど、この人物の教えにあった者は須らく通ってきたことで。

魔界(このせかい)の成り立ちから現在に至るまでの事―――つまり「常夜の闇に閉ざされた世界」というのは、「出るに出られない」と言った事を表現したものとしては、最も的確であったと言える。


なお、なぜこの人物が6000年以上も生き続けているのかと言うと……

“決して”「傷つかず」「朽ちず」「老いず」そして「死なず」の呪縛を自らに課していたから。

そう……“決して”忘れてはならない―――父祖の怨恨を……



〔ニュクス〕

年齢:????   性別:??   職業:夜の世界を統べし女王   種族:???

かつて魔王ルベリウスを下したことがあるほどの実力を有する存在で、『夜の世界を統べし女王』とも呼ばれている。

出身は魔界ではなく、別の次元の出身であることから「ラプラス」の一党であるとされている。


ただ……まだここでは話せないが、この者には何者にも話せない、「ある事情」というものがあるらしい……。

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