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第96話 二体目

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オーガをしとめたが、街はモンスターで溢れかえっている。

俺は街の奥へと進みながら、モンスターを片っ端から倒して行く。

暫く進んで行くと一際目につく風体のモンスターが目に入って来た。

そのモンスターは家を壊しながら、街へ大きな被害を与えており、誰も近づく事が出来ずにいるようだ。ー


「ファルエル様、あれは……」

「悪魔の眷属……」


そのモンスターは、昨日俺が倒した相手と同じ悪魔の眷属だった。

やはりいたか……

今回の事が起こり可能性は高いとは思っていたが、やはり悪魔の眷属が関係していた。

ただ、このモンスターも、もしかしたら『堕天使の実』を飲んだ天使なのか?

俺の頭の中に、あの孤児の亡骸が過ぎる。


「グルウウウウアア〜」


暴れていた悪魔の眷属がこちらに気がついたようだ。

俺は雑念を払いミスリルの剣を構えなおす。

たとえ、こいつが『堕天使の実』を飲んだ天使だったとしても今の時点で元に戻す方法が無い以上街に害悪をもたらしている敵でしかない。

それに他にも多数のモンスターが暴れているこの状況で躊躇している時間が勿体ない。


『グラビティバレット』


俺はミスリルの剣に魔法を纏わせる。

昨日の個体と能力が同じであれば、魔法耐性が高く異常な再生能力を持つはずだ。

昨日悪魔の眷属をしとめたのと同じ方法をとる。

焔を纏った魔法剣を構え悪魔の眷属に向けて一気に加速して距離を詰める。


『ガアルッッルルアア〜!』


悪魔の眷属が全く知性を感じさせ無い雄叫びをあげる。

間違いない。

こいつも正気を失っている。

俺は悪魔の眷属の繰り出した一撃を避け更に踏み込み懐に入る。


「じかんがないからこれで終わりにするよ」


俺は至近距離から魔法剣を高速で振るう。

剣を振るうたびに血と肉の焼けた臭いがするが、手を止めずに悪魔の眷属を刻んでいく。


「ガアアアアアァアア」


痛みで断末魔の叫びをあげながらもこれに向かって攻撃を加えようとするが、冷静サイドへと躱し、がら空きとなったその身体へととどめの一撃を振るう。


「おわったよ」

「ファルエル様お見事です。昨日手こずった敵にあっさりと」

「そんなことよりも……」


問題はここからだ。

俺達三人はその場に斬り伏せた悪魔の眷属をじっと観察する。

すると、間も無く悪魔の眷属の大きな体躯が縮み変態を始めた。

あぁ……

やっぱりか。

変態を終えたその姿は痩せ細った子供の姿をしている。


「ファルエル様、この子も見た事があります。やっぱり街にいた孤児です」

「そう。でも、いまは街をすくうのが先だからいこう」


昨日に続きこれで二人目。

もう間違いない。誰かが意図を持って街の孤児へと『堕天使の実』を与えてこの騒乱を起こした。

パパの言っていた通り、内通者と悪魔が裏で糸を引いているのは間違い無い。

孤児の亡骸を見て全身に怒りが湧いてくる。

そしてこの個体を倒しても騒乱が収まる様子は無いので、他にも同様の個体がいる可能性が高い。

この孤児の事は直接は何も知らない。だがこの孤児がルシェルだったかもしれ無いと思うと、全身の血液が沸騰するような怒りが湧き起こって来る。


「メルエ、ルシェルいこう」


許さない。

この状況を作り出した黒幕を絶対に許さない。

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