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第95話 街の騒乱

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「メルエ、もっといそいで!」

「ファルエル様、これでも目一杯飛ばしています。もうしばらくお待ちください」


もうパパは街についているかもしれないが、遅れて出た俺達はまだ街まで入れていない。

パパの報告だと街でモンスターが複数暴れているとの事だった。

今回戦った、悪魔の眷属となった子供も他の街へと野牛を追い立てていた。

もしかしたら同じことが起こっているのかもしれない。

だとすれば急がなければ、街が大変な事になってしまう。

はやる気持ちを抑えて、馬車の揺れにも全集中して耐える。


「ファルエル様、街が見えて来ましたよ。ですが街から煙が……」


メルエの声を聞き前方に目をやるが、確かに数カ所から煙が上がっている。

これは既に、街に相当被害が出ているのは間違いなさそうだ。


「メルエ、馬車を入り口にとめて。いそいで!」


馬車を街の入り口に停めてから、三人で街の奥へと急ぐが、進むとすぐにモンスターが現れた。


「ゴブリンか……」


前方で3体のゴブリンが暴れているが、街の人達が棍棒を持ち5人で対抗している。

俺の魔法は威力が強すぎて、街の人を巻き込んでしまう可能性がある。

俺は剣での戦闘を選択して、眼前のゴブリンに向けて駆けて行く。

街の人達が抑えてくれているおかげで、背面ががら空きとなっている。

俺はミスリルの剣をゴブリンの背に向けて一閃して一体目を倒し、続け様に2体目まで距離を詰めて斬り伏せる。残った1体は俺の存在に気がついたが、速度を緩めずさらに加速して側面から斬り付け倒した。

所詮ゴブリン、オーガや悪魔の眷属のような強度は無いので問題無く片付ける事が出来た。


「みなさん、にげてください」

「あ、ああ、いや、他の場所もモンスターで溢れているんだ。俺達も助けに行くよ」

「わかりました。無理だとおもったらにげてください」


残念ながら俺達だけで街全体をカバーする事は難しい。街の人達の助けを借りる事は必須とも言えるので、そのままお願いする。


「ファルエル様、この奥からも音がしています」


確かに奥からも、人の声と戦闘音らしきものが聞こえてくる。

俺達は街の人と別れ音の方へと急ぐ。

すぐにモンスターと街の人が戦っているのが見えたが、争っているモンスターはゴブリンでは無かった。


「オーガか……」


ゴブリンだけでは無くオーガまで街に入り込んでいるのか。

ゴブリンは数が多いので、街に入り込んでいるとすればゴブリンの可能性が高いとは思ったが、オーガまで……

この調子なら、オークやもっと上位のモンスターが入り込んでいる可能性もある。

ミスリルの剣であってもオーガはゴブリンほど容易く斬れないはずだ。


「グラビティバレット」


俺は魔法を発動してミスリルの剣に焔を纏わせる。

オーガも先程のゴブリン同様に街の人がなんとか抑え込んでくれている。

俺はオーガの背後に向けて、一気に加速し背後から横なぎに斬りかかる。

焔を纏ったミスリルの剣はオーガの皮膚をあっさりと斬り裂き、その身体を瞬時に焼き尽くした。

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