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第77話 馬車

今気づきました。

先週の投稿が1話飛ばして投稿してしまいました。

話が飛んでしまっていたので遡って投稿です。

読んでくださった方はすいませんでした。

ギルドに行って今日の報告を済ませたが、今日の収入は1690ガルだった。

昨日には劣るがすごい金額だ。

これであれば昨日の収入と合わせて十分移動手段を検討する事ができると思うので、明日は馬車を探しに行こうと思う。


次の日になり、朝からメルエを誘う。


「メルエ、今日は昨日言ってたとおり、馬車を見に行こうと思うんだ。連れていってもらえるかな?」

「わかりました。それでは早速街へ向かいましょうか」


今日は馬車の購入がメインなのでルシェルはママに任せる事にした。

いつものように30分ほど歩いて街に着いたが、街でも今まで行った事のない、奥の方へ向かった。


「ファルエル様、ここが乗り物を扱うお店です」

「へ〜っ。ここなんだね。でも思ってたのと違って広いね」

「それは、馬以外もいますからね」

「そうなんだ」


メルエと一緒に店に入るとお店の人が応対してくれた。


「本日はどのような物をお求めでしょうか?」

「3人が、のれるのがいいんだ。それとメルエが乗りこなせるのが希望だよ」

「メルエと言うのはこちらのお嬢さんでしょうか?」

「そうだよ」

「メルエ様馬は御せますか?」

「普通に乗った事ならありますが」

「そうですか、いくつか候補はありますが2人以上が乗られると言う事であればやはり馬車がお勧めです。後引くのに他の動物を選ぶ手もありますが」

「見せてもらってもいいかな」


それからお店の人に案内されて、引く車の部分を見せてもらったがかなり簡素な板を貼っただけのものに車輪がついたものから、彫刻が施された高級な家具を思わせるような物まであった。


「メルエどう思う?」

「移動に使うだけですので1番安いのでいいと思いますが」

「そうだよね。すいません、この1番安いのを買ってから後できれいにしたり、強くしたり出来ますか?」

「はい。別途費用は必要になりますが可能です」

「それじゃあ、車はこれにするよ」

「はい、ありがとうございます」


次に連れて行かれたのは馬が待機する場所だったが、よく見るといくつもに区切られていて、それぞれ種類が違うようだった。

そして馬では無い動物も見受けられた。


「こちらが車を引く馬になります。1番おすすめは普通の馬ですね。扱い易く、値段も安くなります」

「あれは鳥だよね」

「あれも車を引く事ができますが、乗り心地は今ひとつです。強度で選ぶと彼方のワイルドシャープホースかエンジェルホースになりますがワイルドホースは気性が荒いのでお嬢さんには扱うのが難しいかもしれません。エンジェルホースは強度もありおすすめですが高額になります。それとこれは車を引くものではありませんが小型の飛龍もいますが、操作が難しく1番の高値となります」

「あれだね。小型と言っても結構大きいね。3人乗ることはできるの?」

「はい、背中に籠を背負わせて乗る事が可能です」


この中で1番目についたのは飛龍だ。単純にかっこいいし空を飛んで行けばどこまでも行けそうだが、どう考えても予算が間に合うはずが無いので却下だ。

次にエンジェルホースは高額だと言っていたのでこれも除外する。

残るは普通の馬とワイルドシャープホースだが、見た目からしてかなり違う。優しそうな姿をした通常の馬に比べてワイルドホースは一回り以上大きくそして筋肉質だ。

明らかに能力はワイルドシャープホースの方が高そうだ。


「近くで見てもいいですか?」

「構いませんが気をつけてくださいね。舐めると攻撃してきますので」


俺はワイルドシャープホースの前まで進んで行ったが、明かにこちらに対して威嚇してきている。

馬のくせに威勢が良いのはいいが、俺を舐めてもらっては困る。

試しに昨日オークジェネラルに向けたのと同じように全力で殺気を飛ばしてみた。

するとワイルドシャープホースは一瞬硬直したように動きを止めたと思ったら膝を折って頭をさげてきた。


「これは一体………」

「まあファルエル様ですから」


お店の人が何やら驚いているようだったが、このワイルドシャープホースは案外従順な奴だったようだ。

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