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第71話 換金

俺達はゴブリンの集落を一掃したので、今日はこのままギルドに引き上げる事にした。

ゴブリンの集落とゴブリンは完全に焼失していたので、回収出来そうなものは1つも残っていなかった。

しかし今回俺は200匹を超えるゴブリンを討伐したと思われるので期待できるはずだ。


「メルエ、今回は良かったね。ゴブリンがいっぱいいて助かったよ。毎回このぐらい出てくるといいのにね」

「ファルエル様、毎回ゴブリンの集落を発見していたら大変な事になります」


ほぼ2時間半ぐらい歩いてようやくギルドまでたどり着いたが、だんだん探索エリアが遠くなって来て時間もかかる様になって来たので、そろそろ何か移動手段が欲しい。

いつもの様にギルドの受付に精算を申し出てメルエがジュエルを手渡した。


「あ、あのっ。メルエさんですよね。ジュエルに記憶されているカウント数と種別がおかしいのですが」

「それで大丈夫です」

「い、いえ、メルエさんはパーティを組まれてませんよね」

「はい、私とこの2人です」

「ではやはりおかしいです。ゴブリンが253匹 ゴブリンナイト2匹 ゴブリンロード1匹となってるんです」

「それであってます。それでお願いします」

「メルエさん、冗談はやめてください。メルエさんがいくら強くても1人でゴブリン250匹は無理です。250匹ってゴブリンの集落全部じゃないですか。しかもゴブリンナイトにゴブリンロードですよ。いくらゴブリンとはいえロードですよロード。新人の天索者の手に負えるモンスターじゃ無いんですよ」

「そう言われても、倒したものは倒したので」

「少しお待ち下さい」


そう言って受付に人は奥に下がって行った。


「メルエ、何かもんだいがあるのかな」

「そうですね、問題があるといえば大いにあるような気もしますが、ファルエル様が倒したのは間違いありませんからね」


待っているとすぐに受付の人が年上の男の人を連れて戻ってきた。


「この人達です」

「ジュエルを貸してくれ」


先程と同じように男の人もジュエルを確認している。


「すごいな。本当にゴブリンロードを倒したんだ。しかもゴブリンが250匹以上……すごい新人が現れたもんだな。あ〜急にすまないね。私はこのギルドの主任をしているバルファイと言うものだが、ジュエルを確認させてもらったけど、君が全てこのモンスターを倒したのかい?」

「いえ私とこの2人です」

「この2人ってこの子達のことかい?」

「そうです。ファルエル様達の事です」

「ファルエル様?もしかしてこちらは領主様の」

「そうですよ。御子息のファルエル様です。私は、家にお仕えしているメルエと申します。そしてこっちがルシェルです」

「そうか、こちらがあのファルエル様か。まさかあの話が本当だったとは。でもそれで納得がいったよ」

「すいません、あの話とは、何の事でしょうか?」

「あ〜それは、しばらく前から領主様と前領主様が事ある毎にファルエル様の事を話されているようで、ファルエル様は天聖になる器だとか、英雄になるとか、既に天界最強だとか色々と話が聞こえてきてたんだよ」

「そんな事が……」

「さすがに3、4歳でそれは無いだろうと思っていたんだけど、この表示を見ちゃうとね。お二人の話は本当だったんだと理解できたよ」

「それでは問題無く換金して頂けるのでしょうか?」

「ああ、もちろんだよ」


数が多かったせいか疑われてしまったが、パパとグランパのおかげもあってか問題無く精算してもらえるらしい。


「それじゃあ額が大きいからジュエルに記録しておくな。全部で9325ガルだ」


おおっ。思っていたより大分多い。ゴブリンナイトとゴブリンロードの分だろう。

今日はルシェルのおかげで上手く行ったのでこれからも、一緒に頑張っていきたい。

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