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第66話 モンスターの群れ

コボルトを仕留めた後もルシェルにサーチしてもらい合計で12体のモンスターを倒した。

ギルドでの換金額は330ガルとなり、今までの最高額を更新する事が出来た。

明日からは更にペースアップ出来ると思う。

それから家に帰ってママに確認してみた。


「ルシェルの魔法は本当にすごかったよ。これまでと全く違ったよ。3つだけでもすごいんだけど、これからも、もっと魔法を覚えたりもできるのかな」

「そうね。ルシェルちゃんは今は3つだけだけど、これからもっといっぱいの魔法を覚えることができると思うわ。本当は治癒魔法も一緒に覚える予定だったんだけど、少しだけ適性が薄かったみたいで時間がかかってるんだけど、それも近い内に使える様になると思うわよ。ルシェルちゃんの才能と思いの強さで、本当に凄い補助魔法の使い手になれると思うわ」


1カ月で3つも魔法が使える様になったのだから才能があるのは、わかっていたが、ルシェルはこれからもっとすごくなっていくらしい。俺も追い抜かれない様に鍛錬をもっと頑張らないといけないな。

ルシェルは初の実戦で流石に疲れたようで、ご飯を食べたらすぐに寝てしまった。


次の日になり、更にモンスターを退治しに早めに出発する事にした。


「ルシェル、今日の体調はだいじょうぶ?」

「はい、昨日しっかり寝たおかげで今日も元気です」

「それじゃあ、今日は昨日よりもいっぱいモンスターを倒そうと思ってるからよろしくね」

「はい、今日もがんばります」


昨日のポイントよりも更に奥を目指しているが、途中でうさぎ1羽に遭遇した。


「メルエ、あれって持って帰れるよね」

「そうですね。ルシェルが『ホーリーアーク』を覚えてくれたおかげで、上手く捕まえれば持って帰れますね」

「それじゃあ、メルエお願いするよ」

「ファルエル様がやると影も形も無くなりますもんね」


メルエが前方へと踏み出して魔法を詠唱した。


「上手く頭部だけに当たればいいのですが『ティアーズドロップ』」


ウサギの上空から魔法の滴が数滴降り注いだ。

水滴が当たった所から煙を上げてうさぎはあっさりと倒れた。

メルエの魔法は規模は小さいが強力な酸のような効果があるのだろう。

対単体の敵には、かなり有効だと思われる。しかもきっちりうさぎは原型を留めている。


「それじゃあ、ルシェルこのうさぎを持って帰りたいんだけど」

「はい。やってみますね『ホーリーアーク』」


ルシェルの魔法発動と同時にうさぎは消えてなくなった。

ママの話だと『ホーリーアーク』の大きさは、術者の能力に比例するそうだから、初めて使ったルシェルのはそれほど大容量ではないかもしれないが、今の俺たちには十分だろう。

これで俺は、小型の獣を倒す術と持ち帰る術を持つ事が出来たので、今後どんどん持って帰って、素材を売却していきたいと思う。

ただこの場面に関しては俺は一切役に立つ事が出来ないので、少し罪悪感に似た感情があるがこればかりは仕方が無い。


「よし、じゃあこのままモンスターを探して回るよ。ルシェル頼んだね」

「はい、がんばりますね『フィールドサーチ』」


残念ながらサーチには何も反応しなかった様で更に歩いて進んでいく。


『フィールドサーチ』


再びサーチをかけたルシェルの様子がおかしい。


「ルシェルどうかしたの?何かあったの?」

「は、はい。間違いかと思ったんですけど、モンスターの反応が12もあります。それも殆ど一箇所に集まっています」

「ファルエル様、このまま去りましょう。今なら相手にも気づかれずに去る事が出来ます。急ぎましょう」

「メルエ、何を言ってるんだい。せっかくいっぱいいるのに、そんなもったいない事できるわけがないじゃないか」

「いえ、流石に数が多すぎます。ファルエル様もいくらすごくても4歳なんですよ。敵の攻撃をくらったら、ひとたまりもありませんよ」

「メルエさん、わたしの『ロックシールド』でファルエル様には、一切ふれさせません」


ルシェルもこう言ってくれてる事だしすごく楽しみだ。

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