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最強剣士、最底辺騎士団で奮戦中 ~オークを地の果てまで追い詰めて絶対に始末するだけの簡単?なお仕事です~  作者: 空戦型
第十六章 砂塵、巻き上げて

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特別編 外対騎士団登場人物名簿 File.1

この人物紹介は、当小説に登場した人物をだいたい登場順に紹介したものです。

一部存在が仄めかされつつ名簿に載っていない人もいます。

人数が多いので一人に対する文章量はかなり詰めています。

一部、他より説明が多めのキャラもいますがご了承ください。

本編で登場していない小話も少しだけ記載しています。


File.1は一章~六章までの人物が記載されています。

・ヴァルナ


外対騎士団二年目の平民出身若手男騎士。所属は遊撃班→のちに特務執行官。

ローテンション気味で存在感の薄さと反比例する実力の持ち主。

皆からは頼られたりネタにされたり、何だかんだ愛されている。

基本自己流の騎士道を貫くことしか考えておらず、仕事中も人助けを諦めない。

手癖も足癖も悪い上に剣も拳も強く、人の技もパクったりと強さには貪欲。



・ロック


外対騎士団所属のおっさん男騎士。所属は遊撃班。

どんな時も酒瓶を手放さない酔っ払い騎士。

昔は真面目な騎士だったらしいが、どうしてか今は駄目人間。

無駄に年長なので実は意外と博識だが、それ以上にろくでなし。



・ヤガラ (ヤガラ・セシタス)


王国議会の命令で外対騎士団を監視する記録官という役職を務める男。

貴族出身の子爵。平民蔑視で嫌味の塊。左遷執行官の異名を持つ。

しかも外対騎士団と仲の悪い聖靴派閥とズブズブの関係。

しかしワイン以外の酒を呑むと悪酔いして即座に酔い潰れ、記憶も飛んでしまう。

酔い潰された際にいつも世話になっている治癒師のフィーレスに密かに想いを寄せている。



・タマエ


外対騎士団の外部協力者、通称料理班の長を務める女性料理人。

ザ・オカンな性格で、騎士団の胃袋を握っているため発言力が強い。

元宮廷料理人の腕前で安い食材を絶品料理に変える。

タマエの弟子は全員料理と一緒に王国護身蹴拳術を習得させられるため、彼女の弟子はサバイバビリティに溢れている。

なお、王国護身蹴拳術九段を誇る剛腕はヴァルナさえ戦慄させる。



・ノノカ (ノノカ・ノイシュタッテ)


王立魔法研究院所属、魔物学教授の女性。外対騎士団の同行者。

オーク研究一筋、天真爛漫で優しいちびっこ大人。

成人しても外見が幼いルヴォクル族なのだが、胸は全く幼くない。

子供っぽい言動に反して根の部分は大人らしい感性を持っており、時には演技で男心を弄ぶ小悪魔気質も持ち合わせる。



・ローニー (ローニー・ショルドア)


外対騎士団副団長→のちに第一部隊長を兼任する男性騎士。

元は聖靴派閥だったが、理不尽な理由で左遷されて今に至る。

とにかく苦労人で、団長ルガーの無茶ぶりに応えつつ神経をすり減らす。

ストレスで胃薬が欠かせず、団員たちも心なしかローニーには優しい。

妻マチ、息子リベリーがいるが単身赴任故になかなか会えない哀しみを背負う。



・ガーモン (ガーモン・フレミング)


外対騎士団遊撃班の班長を務める男性騎士。

真面目で実力もあり周囲に気配りも出来る立派な騎士。

得意の槍捌きは御前試合に選出される程だが、実は弟のナギが大好きなブラコン。

実は両親をかなり嫌っており、フレミングの姓を自ら名乗ることはない。



・ライ


王立魔法研究院所属、魔法工学専攻の男性研究院。大陸の帝国出身。

基本的には後輩の面倒見がよく気のいい青年だが、元暴走族。

騎道車操縦から整備まで任されており、ヴァルナのことを尊敬している。

忙しい時や設備を壊されたときに元ヤンキーの片鱗が見える。

ハチマキを装備すると暴走族時代に戻り超ハイテンション化する。



・オルクス (オルクス・プールード・オーガスタ)


聖靴騎士団所属、ヴァルナと同期のヒラ男騎士。

典型的な特権階級出身騎士で、ヴァルナを見るたび嫌味を浴びせてくる。

しかしそれは彼が惚れている女性セドナがヴァルナのことを好きだから。

対抗心を燃やしてはいるが実力では敵わず、セドナには好意に気付いて貰えない。



・セドナ (セドナ・スクーディア)


聖盾騎士団所属の女騎士。ヴァルナとは親友。

王国一の商家を親に持つ筋金入りの清純愛され箱入り娘。

ヴァルナともう一人の親友アストラエが大好きで、まるで妹のように甘える。

多才な人物なのだが、周囲が気を遣い過ぎて出番がもらえないのが悩み。

最近は他の友人たちと比べて心が子供な自分を変えたいと思っている。



・ヴァン (ヴァン・ド・ランツェー)


聖天騎士団所属、筆頭騎士の男竜騎士。

聖天騎士団随一の腕利きであり、団内での発言力も高い。

飄々としていて、それでいて何事もおおらかに受け入れる豪快な人物。

ヴァルナを自分の勢力に取り入れられないかと悪だくみをしたりする。



・クシュー (クシュー・ド・ヴェンデル)


聖靴騎士団所属、騎士団長の中年男性騎士。侯爵でもある。

王国最強である王国筆頭騎士として名を馳せ、富、名声、力を勝ち取って来た傑物。

公的な戦いは国内外で負け知らずで、海外でも一部の通の間では名が通っている。

……が、御前試合でヴァルナに二度も敗北して筆頭騎士の座は陥落。

一度目の敗北時はリベンジを誓っていたが、二度目が堪えたのか老け込んだ。



・ヴェンデル侯爵夫人&息子


クシューの奥方……なのだが、政略結婚だったらしく当人はクシューが嫌い。

特に威張った態度が気に入らず、最近は特に夫への当たりがキツイらしい。

御前試合ではとうとう息子共々ライバルである筈のヴァルナを応援しだした。

なお、息子は父を特別嫌ってはいないが、基本は母親の味方でヴァルナファン。



・瞬殺された騎士 (ログレス・ド・マーイーナ)


聖靴騎士団所属のベテラン騎士。御前試合に選抜されていた。

が、特になんの出番もなくヴァルナに瞬殺された可哀そうな人。



・ワルスキー (ワルスキー・セコダイスキー)


聖靴騎士団所属のベテラン騎士にして副団長。御前試合に選抜されていた。

セコダイスキー家は王家でも名の知れた軍門の家で、彼は当主。

ただ、この家は実力はあるのに剣の腕は毎度三、四位ぐらいをフラフラして決して一位になれないことで有名であり、凋落もしないが出世もしない。

現役最後の御前試合に挑んだものの、ヴァルナに瞬殺された。



・アストラエ (フルネームはとっても長い)


王国第二王子にして聖艇騎士団所属の騎士。

自他ともに認める才色兼備で茶目っ気たっぷりの天才王子。

ヴァルナ、セドナとは士官学校時代からの大親友。

特にヴァルナは終生のライバルとして切磋琢磨に励んでいる。

幼い頃は王家に生まれたことを疎む反抗的な子供だった。



・イクシオン (上に同じ)


王国第一王子にして次期国王を約束された男。

才能ではアストラエに一歩劣るものの、器量の大きさは誰もが認めている。

兄弟家族仲は良好で温厚なのだが、たまにアストラエ並のお茶目を披露する。

実はアイドルグループのプロデュースをしており、メンバーを探している。



・イヴァールト六世


現在の王国を統治する賢王。

王国の成長戦略、内政、外交、どれをとっても優秀で国民の支持も厚い。

アストラエ経由でヴァルナとは騎士になる前から面識がある。

実は恐妻家であり、妻のメヴィナ王妃には頭が上がらない。



・メヴィナ王妃


国王イヴァールト六世の妻にしてアストラエの母。

時に厳しく、時に優しくイヴァールト王と息子たちを支えてきた。

一時期反抗期のアストラエに手を焼かされ、関係が悪かった時期もある。

そのぎくしゃくした関係を解消するきっかけになったヴァルナには感謝している。



・ロッソ (ロッソ・プラット)


王国士官学校で教官を務める男。

数年前までヴァルナたちに散々手を焼かされた少々苦労人気質の人物。

貴族から賄賂を受け取るタイプではないが、長いものには巻かれたい。

なんだかんだ生徒の進路を真面目に考えてくれるので悪い人ではない。



・キャリバン


外対騎士団、偵察班所属の平民男騎士。

ヴァルナの後輩にあたる男で、ファミリヤ使い。さりげない優しさを持つ。

特別動物が好きでも嫌いでもなく、ファミリヤには友人のように自然体で接する。

その気質こそファミリヤ使いとしての適性だと彼のファミリヤ技術の師は言う。



・ベビオン


外対騎士団、工作班所属の平民男騎士。

ガタイがよくて明るく、正義心が強い。キャリバン、カルメとは同級生。

子供に弱く、何でも言う事を聞いてしまうし過剰に守ろうとする。

その様は友人にさえ引かれるが、これは過去に経験した悲しい出来事に起因する。



・カルメ


外対騎士団、遊撃班所属の平民男騎士。

薄眼で見れば女の子に見えるほど中性的で細身な、気の弱い少年。

剣の腕は大したことないが、弓の腕前は天才的。プレッシャーに弱いのが難点。

父親に育てられた父親っ子であり、ヴァルナの背中に父と同じものを見ている。



・スージー


料理班所属のタマエ料理長の弟子の一人。副料理長を務める女性。

どんな時でも快活に笑うポジティブ思考の持ち主。

王国護身蹴拳術の修業も料理の修業も潜り抜け、胆力も持ち合わせる。

そろそろ弟子として独立してもいい頃なので、将来の事を考え中。



・アキナ


外対騎士団、道具作成班の班長を務める女傑。大陸『ゴミの町』出身。

欲望に忠実で暴力的だが技術力と発想力は高い怪力の持ち主。

懐を温める金策のことばかりを考えているが、なんだかんだ班を纏めている。

後に出会ったブッセ少年の事が放っておけなくなり、面倒を見ることになる。



・ザトー


外対騎士団、道具作成班の副長を務める男騎士。

体格がよく顎が角ばった厳つい顔をしているが、デスクワーク派で実戦に弱い。

アキナ班長に振り回される常識人で、道具作成班のストッパー。

なお、度を超えた物理的石頭でオークの棍棒でも彼の頭は砕けない。



・トマ (トマス・アキマス)


外対騎士団、道具作成班所属の若い男騎士。実は名誉貴族(特権階級とは違う)。

いつも眠そうにしており、勤務時間の半分以上を寝て過ごす。

ただし寝ながら筆記、計算、図の作成が出来るある意味驚異の才能の持ち主。

実は画家の祖父からトマス・アキマスの名を襲名した画家でもある。



・トロイヤ、リベリヤ、オスマン


外対騎士団、道具作成班所属の赤毛三つ子騎士。

王国南方に住まうキジームという種族で、三頭身で顔と口調が緩い。

三人の切れ目なく延々と続く地獄の会話は、聞いている人の頭をおかしくする。

士官学校の入学試験で試験官が三人の顔の見分けをつけられず、本来落ちていた筈の二人諸共三人合格させたという伝説があるほど見分けがつかない。

なお、キジームは他種族に比べてかなり遊泳能力が高い。



・アル (アルマシー)


外対騎士団、遊撃班所属の男騎士。騎士団三馬鹿の一人。

騎士になったらモテると一念発起して騎士になったがモテない

苦戦するふりをしつつ相手を罠に誘導するのが抜群に上手い。

親友のベン、カツェルフランヌと一緒にふざけてばかりいる。



・ベン


外対騎士団、遊撃班所属の男騎士。騎士団三馬鹿の一人。

アルマシーとは昔からの友達で、やはりモテるために騎士になったがモテない。

目潰しや相手の気を逸らすのが芸術的なことに定評がある。

仕事の際には割と真面目に要点を押さえた指摘でアルをフォローする。



・カツェ (カツェルフランヌ・テュ・ポーン)


外対騎士団、遊撃班所属の男騎士。騎士団三馬鹿の一人。別名霊感先輩。

特権階級の生まれだが、強い霊感を家族に気味悪がられて家出する。

幽霊も呆れる馬鹿コンビのアルとベンに偶然絡まれ、流れで騎士になった。

二人の隣に自分の居場所を見出しており、馬鹿を演じている節がある。



・ンジャ (真名という別の名前も持つ)


外対騎士団、遊撃班所属に所属する壮齢の男騎士。大陸のディジャーヤという部族。

騎士団の教官的役割を担う、古強者然とした男。独特の難解な言い回しをする。

騎士団内でも指折りの実力者だが、古傷の影響でかなり体力が落ちている。

大陸に居た頃は『蛇咬』の二つ名を持つディジャーヤ最強の傭兵だった。



・セネガ (真名という別の名前も持つ)


外対騎士団所属で、班に所属しない副長の秘書的立場の女性騎士。

知的なメガネと美貌、そして口を開けば煽らずにはいられない難儀な性格の持ち主。

元特権階級だが性格が災いして外対騎士団に左遷され、家とも絶縁している。

仕事能力及び戦闘能力も高く、色仕掛けで情報収集したりもする。

ンジャを執拗に煽るが、これはンジャが育ての親であることから来る甘えの一種であり、ンジャも内心ではセネガの将来を案じている。



・士官学校を辞めた教官 (タナーゲル・ヒガミチョフ)


王国士官学校に所属していた男性教官。二か月だけヴァルナの教官でもあった。

まるでそれが当然の権利かのように、生意気だと感じた平民生徒を執拗にいびる。

が、ヴァルナに目をつけてから全てが上手く行かなくなり自滅を繰り返した。

最終的に訓練でヴァルナに完膚無きに叩きのめされ、教官の面子が潰れて辞職した。



・ヴァルナに滅茶苦茶迫って来た女性商人 (メロロン・フェロウ)


外対騎士団のスポンサーの一人である成熟した美人女性。

年下の若い男を侍らせるのが大好きで、未婚だが愛人が大勢いる。

ルガーがスポンサー交渉の為にヴァルナを生贄に捧げたことでスポンサーになる。

ヴァルナのことはかなりタイプだったらしく、本気で旦那にしようと迫った。



・リッキー


断崖の町クリフィアの村長を務める男性。

逞しい筋肉で仕事用のペンを折り過ぎて、特注ペンを使っている。

外対騎士団所属のガーモンとその弟ナギのことは幼い頃から知っている。

そのため、リッキーにとって二人は親戚の子のように近しい存在である。



・ナギ (ナギ・フレミング)


クリフィア自警団の団長を務める若い男。のちに自警団を辞めて冒険者になる。

槍の才能があり、周囲を纏める才能もある男。兄と極めて拗れた関係にあった。

のちにヴァルナのお陰で兄とは和解し、同時にヴァルナを超えるという目標を得る。

その後は大陸に渡って腕を磨き、今や兄を追い越さん勢いの成長を遂げている。



・チャップリン


外対騎士団、工作班所属の古参男性騎士。

地質や測量の確かな技術を持っており、作戦現場の地図や移動ルートを割り出す。

実は元は聖艇騎士団に憧れていた過去があり、今も海の話は好き。



・すごい馬鹿な自警団員 (ヨシード)


自警団所属の男。実力も頭も弱いので雑用係。

年上にはすぐに媚び、実力もないのに敵対者に強気な典型的チンピラ。

ヴァルナに嫌がらせしてあっさりやり返されたりと詰めも甘い。

余りにも馬鹿すぎて逆に愛嬌があるので自警団員との関係は悪くない。



・バウム


クリフィア唯一の酒場のマスターの、その娘。

八の字眉の気の弱そうな見た目と声だが、性格はむしろポジティブで積極的。

利発で言う時ははっきり言う。大人の目も騙すほど精巧な騙し絵を描く。

後にブッセと友達になり、再会の約束をした。



・マスター (クーヘン)


クリフィア唯一の酒場のマスター。

荒くれ者的な雰囲気の自警団も一目置く、道理を弁えた渋めの男。

性格はいたって常識的だが、一人娘のバウムにはかなり甘い模様。



・自警団三人組 (トロイト、カタパル、ロンゴ)


ナギに中てられて勢いで自警団に入った地元の若者たち。

入ったはいいが、実際にオークを見て震えあがってしまい、現実に気付く。

ロンゴは訛りの強い喋り方をするが、のんびりしてそうで一番よく物事を見ている。



・副団長 (イドーラ)


クリフィア自警団副団長。団の中では年長と若手の中間くらいの年齢。

団の中では一番の強面で、何かとナギの補佐をしている。

自警団の中では真面目で仕事が出来る方。というか他が頼りにならない。

ナギが自警団を辞めた後は彼が自警団のトップを継いだ。



・みゅんみゅん (本名はキャリバンと同族しか知らない)


稀少な水棲魔物、メスのヴィーラの幼体。キャリバンと使い魔契約を結んでいる。

ぬいぐるみのように可愛らしい小さな人魚のような姿をした魔物。

性格は無邪気な子供そのものだが、オークに襲われた経験からオークが嫌い。

在来種かつ特段人間に害を与える訳ではないため、討伐対象ではない。

クリフィアにて偶然保護し、以来騎士団のアイドルで癒しの存在となる。

契約はヴィーラ優位だが、これはみゅんみゅんが強い魔力を持っているから。

キャリバンとの仲は親公認。みゅんみゅんの名はヴァルナのつけた仇名。

騎士団ですくすく成長しながら、ヴィーラ一族の次なる安住の地を探す。

主人公の二倍は説明することがあるという稀有な存在。




・八百屋のおやっさん (ショーンズ)


クリフィアに農作物を運び込んで八百屋をしているおやっさん。

ステレオタイプの頑固者で、年季の入った商人。

故郷クリフィアの発展の為に利益の薄いクリフィアで商売をしている。

オークに商品を強奪され復讐の為に包丁を研ぐも、刃が血を吸うことは無かった。



・フィーレス


王立魔法研究院、治療部魔法治療科の若手研究医にして美人女性治癒師。

元は皇国出身だったが、女性蔑視の傾向がある皇国を嫌い王国に来た。

きつい物言いも多いが、怪我人の面倒見がよく根は優しいお姉さん気質。

バブみを感じるのに甘えてくる相手の尻を叩く気の強さも人気の一つ。

実は王国護身蹴拳術の達人で、ヴァルナを弟弟子として可愛がっている。



・アマル (アマルテア)


士官学校の生徒→のちに外対騎士団回収班所属となる平民女性騎士。

空気が読めない、物覚えが悪い、ドジ、楽天的と困った属性を揃えたおバカさん。

貧乏な家の出身で、家族を養うために必死に騎士になろうと本人なりに努力する。

ヴァルナに剣の手ほどきを受けて突き主体の剣術に目覚める。

ロザリンドとコーニアは同級生で、ロザリンドとは当初仲が悪かったが改善した。



・ロザリンド (ロザリンド・クロイツ・フォン・バウベルク)


士官学校の生徒→のちに外対騎士団遊撃班所属となる女性騎士。

王国に古くから仕える軍門にして大貴族、バウベルグ家の令嬢。

俗に言う天才であり何事にも熱が入らなかったが、御前試合でヴァルナの戦いを見て彼と剣の道に憧れ、騎士を目指すようになる。

礼儀正しく真面目な性格だが、自分基準で物事を考え過ぎるときがある。

アマルとはそりが合わず険悪にもなったが、今はロザリーという仇名を受け入れるほど仲がいい。それはそれとして、彼女の奔放さにやきもきはしている。



・ゲノン


王都で一番の腕と噂される鍛冶屋の老人。家族と弟子で工房を営む。

頑固者で、相手が騎士でも気に入らなければ剣を作らない昔気質の職人。

王家からは実績を買われ、新任騎士たちの剣の作成を任されている。

ヴァルナには口では若造と呼びつつも、剣士としての技量は誰より認めている。

高齢故に病を患っており、現役引退も視野に入れている。



・ノノカ教授の助手たち


王立魔法研究院、魔物学科に所属するノノカの助手たち。

ノノカが国家の急務たるオーク研究に勤しんでいるので出番が殆どない。

普段はノノカの書いたレポートを整理・分析したりして魔物研究に勤しんでいる。



・ファーブル


王国北方の寒村イスバーグの村長。

聡明で温厚な人物で、村で嫌われ者のブッセにもよくしていた。

ただし、彼に対して何か後ろめたいことを黙っているようだ。



・メラン


外対騎士団、遊撃班所属の男性騎士。

ヴァルナとはあまり年が離れておらず、そこそこ親しい間柄。

剣技以外のスポーツも嗜んでおり、騎士の中ではモテる方。

しかし、イスバーグ雪合戦でやられて以降目立つ出番のない悲しい男。



・ピッケルト


王国北方の寒村、イスバーグに住む若者。

遊雪部隊DDという名の雪遊び集団を率いているお調子者。都会への憧れが強い。

雪の中でも目立つショッキングピンクの帽子がDDの証。

村内で横行するとある差別については、詳しくはないものの快く思っていない。

ヴァルナとはなんだかんだで仲が良くなった。



・プロ


王立魔法研究院、ファミリヤ学教授のリンダとファミリヤ契約を結んだ狼。

上下関係に五月蠅く恐ろしい顔をした狼だが、中身は割と常識的。

危うくペロという名前を付けられそうになったのがトラウマらしい。

抜群の嗅覚を誇り、リンダ教授の意向で今はキャリバンの指示に従っている。



・リンダ (リンダ・コルテーゼ)


王立魔法研究院、ファミリヤ学教授の女性。ただし弟子は一人しかいない。

変人で有名で、種の垣根を超えた相互理解の為のファミリヤ研究をしている。

無表情で無口だが、非常に繊細な気分屋であり、動物より扱いが難しい。

仕事着は何故かゴシックドレス。動物にじゃれつかれてあちこち破れている。

絶望的に私服のセンスがダサく、キャリバンに服を買ってもらっている。

感情が昂ると急にマシンガントークになったり、アクセルとブレーキが極端。

どんな動物もうっとりさせる魔性のナデナデにはキャリバンも逆らえない。



・ブッセ


寒村イスバーグに住む少年→後に外対騎士団道具作成班に雇われる。

非常に純真で明るく、そして優しい少年。物作りの才能に優れる。

罠猟専門の猟師でもあるが、何故か村の人から差別を受けている。

両親は死亡し、唯一の身内だった祖父も亡くなり独り身。

地元でいい人になることで村に受け入れられようと努力していた。

アキナにやたら懐いているが、その純真さが彼女を惑わせているのを知らない。



・デビット


寒村イスバーグに住んでいたブッセの祖父。故人。

ブッセがまだ物心つかない頃にイスバーグ住民と何かの諍いを起こす。

以降、イスバーグの住民を毛嫌いし、最低限しか接点を持たなかったらしい。

ブッセに様々な技術を教えたが、村に歩み寄ろうとするブッセには否定的だった。

ブッセ曰く、その態度がアキナと少し似ているらしい。



・イスバーグ村の性格悪いおばさん (イライザ)


公然とブッセへ差別の言葉を放つイライラしてるおばさん。

が、逆にアキナに失礼な態度を取られたり煽られ倒す羽目に陥る。

特に差別の根幹に関わっている訳でもなく、ただ弱い者いじめしているだけ。



・ケベス


外対騎士団、工作班所属の男性騎士。

冗談ばかり言う明るい性格の持ち主。実は凄まじい忍耐力の持ち主。

孤児院出身で、同僚ネージュとは家族同然に育っている。

ネージュに好意を寄せていると公言しており、とても一途。

一途な余り、前に自分に惚れた貴族令嬢の告白を笑顔でばっさり断っている。



・ネージュ


外対騎士団、工作班所属の女性騎士。

真面目で厳しく突っ込み役に回りがち。ケベスとは同じ孤児院出身。

怒るとアキナ班長でさえ冷や汗を流す鋭い殺気を放つ。

特にケベスには厳しい言葉を浴びせがちで、告白される度に振っている。

しかし、一向に諦める気配がなく一途なケベスに内心少し惹かれている。

孤児院の院長曰く、貴族の血を引いているかもしれないらしい。



・フィーア


外対騎士団、回収班所属の女性。騎士団では珍しい既婚者。

気の抜けた柔らかい表情と反り立つ三本のアホ毛が特徴的。

強烈な剛運の持ち主であり、彼女のドジは逆に幸運を呼び込む。

ギャンブルをすれば負けなしだが、ギャンブルで稼いだお金は必要な分以外は自分で使わず寄付や募金で全て使い尽くすのをポリシーにしている。



・オカマヤガラ


ヴァルナの勝手な妄想で突如として生まれたクリーチャー。

ヤガラがオカマ化した存在であり、想像するだけで吐き気を催す。

言葉だけでイメージが伝染するので存在を抹消すべきもの。



・運命の女神


ヴァルナの夢に時折出現する女神。

王国では知名度は低いが、大陸では有名な女神信仰の対象。

何故かヴァルナと波長が合うらしく、夢で色々と話しかけてくるが干渉はしない。

性格は割と普通の感性を持つ女性であり、不当な扱いをすると抗議してくる。

しかし根は非常に慈愛に満ちており、ヴァルナの身を案じる数少ない存在。

曰く、偶には普通の人と普通に喋りたくてヴァルナに話しかけているらしい。

魔除けの木鈴で追い払われたりもしたが、今はヴァルナに受け入れられている。

ちなみに女神序列二階位。これは女神界でも数柱しかいない偉さだそうだ。

さて、万が一「え、こんなモブキャラにまで名前つけてたの!?」と勘違いされる読者様がいたらいけないのでこれだけは言っておきますが、本編で名前の出なかったモブキャラの名前は殆どこの名簿作りながら付けました。

私そこまで設定魔じゃないですからね? ホントダヨ?

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― 新着の感想 ―
[一言] トマがトマス・アキマスを継いだのはおじじゃなくておじいちゃんからだったような
[一言] こうして登場順で並べられると…ヤガラ氏は三番目に出てたんだなぁ…オカマヤガラにも項目があるのは噴いた オルクスくんのところの、「セドナがヴァルナを好き」は友愛的な話なのか恋愛的な話なのか……
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