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東雲柊の怪奇譚①  作者: 風見鶏
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依頼

登場人物①

日向棗(21)

東雲柊のやっている『東雲祓い屋』の雑用係兼東雲柊の相棒。


帝都大を卒業後、とある事件をきっかけに東雲柊と出会い、彼女の働き始めた。


最近は給料がちょっとしかない為転職を考えてたりしている。


その日、もう9月だというのに日差しはまるで夏のようだった。少し動いただけで額に汗が滲む。日向ひゅうが棗は一月前から働き始めた職場に向かっていた。

(…これじゃ着いたら、着替えなくちゃな)

そう思いながら店の扉に手をかけたが開かない。何度も取っ手を引くが開かない。店主は居るはず、大方また朝まで遊んでぐーすかぴーすか寝ているんだろう。

日向は大きなため息をつき、バックから合鍵を取りだし、鍵を開けた。


その店には古ぼけたソファーに机が一つ、窓には厚いカーテン。インテリアは気持ち悪い骨格標本。そこは店と呼んでいいのか悩むほど殺風景な空間だった。『東雲祓い屋』それがこの店?の名前だ。


真っ暗の中、日向は真っ直ぐ窓に向かいブーツ厚いカーテンに手をかけた。


「先生、起きてください。もうお昼ですょ。あ、お昼買ってきたんで勝手に食べてくださいね。」


ソファーからむくりと一人の女が起き上がってきた。


「あぁ…いつもすまないな、棗。感謝する。」


この女がこの店の主、東雲柊だ。


日本人では珍しい紅い長い髪、緑色の瞳。長身で異国人に度々間違えられるそうだ。

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