六歩目
「自分なんかが交尾していいんですか?」
「はい。繁殖の為の人間が前からいなくなったので、今は子供が増えなくなって冒険者の所為で子供は死んでいく一方なのです」
苦虫を噛んだように顔を歪めながら語る女王の言葉には殺意が含まれていた。
自分の愛しい子供が殺されたら誰だって殺意は抱いてしまう。
虐待などをしている親は外すが、それが普通だ。
「人間と交尾して子供は産まれるのですか? 他の魔物のオスと交尾したほうがいいのでは?」
「もちろんです。魔物には生殖器がありますので、その中に精子を貰えれば受精して子供ができます」
「そこは人間と同じなのですね」
「ええ。それで魔物のオスなのですがいません」
「…… え? いないのですか?」
「いません。前の勇者が魔物の繁殖を絶つ為にオスを絶滅しました。なので、子供を産むには人間のオスが必要なのです。けれど、どういう訳か人間のオスと交尾すると、メスの子供しか生まれないんです」
「そうなのですか……」
説明を聞いた俺は言葉と表情は残念そうな顔しながら、心の中では勇者によくやったと褒め称えた。
人間のオスは物好きな奴じゃないと、魔物娘と性交したいと思わないだろう。
なら俺が子作りを頼めば魔物娘は喜んで受け入れる可能性が高い。
「では、謹んで交尾さしてもらいます」
「ありがとうございます。とりあえず50人を目処に頑張りましょう」
「…… 50人ですか?」
50人…… 途方もない数に一瞬思考が停止してしまう。
もしかしたら、子供を産む日にちまで人間と同じなのだろうか?
「大丈夫ですよ。私は1日で子供を産みますので半年以内で50人は産まれるはずですので安心してください」
こちらの心配していることは御見通しのようだ。
「じゃあさっそく交尾しましょう」
女王がそう言って手をパンッと一回叩くと、ベッドの横に立っている二人を除いた他の魔物娘が部屋から出て行った。
さすがに2人っきりになるとまでは、信用されてないみたいだ。
いきなり魔王になるだの、魔物娘大好きですと言った不審人物を信用できるはずがないか。
「この横の二人が居合わせることはお許し下さい。まだ貴方のことは出会ったばかりなのでまだ信用はできないので」
「お気になさらず。自分でもいきなり来た人間をすぐには信用できないですから」
俺は微笑みながら言った。
「ありがとうございます。ではこちらにどうぞ」
女王は横に手を置き、こちらに呼びかける。
その時の女王は妖艶に微笑んでて、これからする行為を魅惑的に思わせた。
呼ばれてベッドに向かう俺は童貞ではないのだが少し緊張していた。
理由はベッドの横にいる護衛の二人である。
彼女達は仁紀の動作一つ一つにおかしな行動をしないか監視してくる。
そんなに見られると恥ずかしいのだが。
特に自分の息子を見るのは控えて欲しい
。
息子が反応してピクピク動いてしまうではないか。
ベッドに着いて腰をベッドに降ろして女王を見る。
女王の目を見ると瞳の奥に情欲を宿していた。
「それでは女王様失礼してお相手さしてもらいます」
正座してベッドの上で三つ指立てた方がいいかな。
「お気になさらず。気兼ねなく楽しみましょう」
そう言って女王は両手を広げて俺を誘ってきた。
その誘いに快く受け入れて、その胸に飛び込む。
あれ? 普通逆なのでは?
そんなこんなで俺は今までで最高の一夜を過ごした。
あっ、そうそうジャイアントアントのオッパイは固かったが、ちゃんと性感帯となっていて反応していた。
生殖器も人間と同じで股間のとこにあった。