おまけ。2
何日か前、凛殿、咲子殿そして楓の三人が俺の帰りを待っているようだった。
そして、凛殿を先頭に咲子殿、それに楓までもが「プール」なる物を我が屋敷の庭にある「池」で作りたいと申し出があった。
「プール」という物がどのような物であるのかが分からなかった。だから凛殿に説明をお願いした。
しかし、凛殿から説明をして頂いたのだが俺にはサッパリ検討付かず。
ウチの者や鷹明の屋敷の者達を集め、共同で作業をしていた。そして、凛殿曰く「友くん。出来上がったら一番に使わせてあげる!」と言う言葉に負けて承諾をしてしまった!
そして、俺はどのような物が出来るのか少し楽しみでもあったのだ。
しかし!しかしだ!!女人で有らせられる凛殿が、あのような格好で池の中で「水遊びよ!」と言われてプールなるものに入っておられた!それに、あの咲子殿までもが・・・・・・・信じられない!
だが、さすが、楓!俺の楓だけはあのような格好もせず、足だけを水に浸けておった。だが、足だけでも何たる事!あとで楓にはきつく言い聞かせたのだが・・・・・
鷹明はこの事を知っておるのか??
「鷹明。おまえ、凛殿が俺の屋敷の庭で、とんでもない物を作られた事を知っているのか?」
「何だ!凛がまた、何かやらかしたのか?」
「プールだよ!」
「ああ。知っている。それで、友親の屋敷に出来たのであろう。」
「・・・・・それなんだが、鷹明、おまえ、凛殿に"良い"と、よく言ったものだ!おかげで楓は・・・・・・
「楓殿がどうかしたのか?」
「凛殿から水着なる物を楓が頂いたそうだ。それを楓は夜にコソコソと着て・・・・あの、可憐で清楚な可愛い楓が・・・・・それに、咲子殿までが水着なる物を着て水遊びをなさっている。鷹明。おまえ、どう思うのだ!おまえが凛殿に承諾さえしなかったら・・・・・・」
「だが、おまえも承諾したのだろう!俺と同じではないか!」
「友親。今、康紀も来る。あいつに聞け!」
「鷹明、友親。どうしたのだ?俺を呼びだして。」
「まぁ。康紀。凛殿と咲子殿と楓が、俺の屋敷でプールなる物を作った事は知っているか?」
「ああ。勿論、知ってる。」
「・・・・・おまえは、どう思う?」
「俺は良いと思うぞ。咲子が毎日、楽しそうに過ごしているからな。それに、俺にプールという物を進めてくれる。だから一度、友親の屋敷に咲子と一緒に行こうかと話しているところだ。」
「・・・・・・康紀。すまん!凛のせいで咲子殿まで巻き込んで。それに、おまえにも迷惑をかけたな。」
「いや!俺は嬉しい!それに、咲子の水着なる物を着て俺に見せてくれた。・・・・・可愛いんだ!咲子の水着姿が。(ポッ)」(咲子の水着を着た格好を思い出すと顔が赤くなる。)
「・・・・・・・まさか!・・・・咲子殿が水着なる物を着て、おまえに見せたのか?」
「そうだ。でも、凛殿は凄い方だな!それに凛殿には咲子を助けて頂いているし。今の咲子があるのは凛殿のお蔭だ!鷹明。凛殿は、やはり、噂になっているとおり月の姫は本当なんだな!俺はそう思う。凛殿は月から来られたのだよ!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」(鷹明&友親)
あいつ!!とんでもない事を仕出かしおって!!それに、皆を巻き込みやがって!!
それに、康紀まで、おまえが月の姫だと信じてしまっているだろうが!!!!