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力を合わせるって良い事です。

私達3人が相談している所に友親さんは帰って来ました。

私は自己談判をしないといけないなんて!果たして、自分の感情を抑えて友親さんと話しが出来るのでしょうか?不安です。


「友親さま。お帰りなさいませ。」


「友くん。お帰り!」


「友親さま。ご機嫌麗しゅうございます。」


「これはまた、美しい牡丹の花々と間違えましたよ。」


(・・・美しい牡丹たちって私も入るの?キザな男!まぁ、この時代は女の人をよく花に例えるからな。とりあえず、どう言おうか色々と考えなくっちゃ!)


「あの、友親さま。お姉さまがあなた様にお話しがあるそうです。」


「凛殿から?どのような事ですか?」


「・・・・あのね・・・多分、説明しても分からないと思うんだけど庭にある池を貸して欲しいの。」


「庭?池?・・・・如何されるのですか?また、何の為に?」


「・・・・この暑い夏を乗り切る為に・・・・だから、友親さま!何も聞かないで貸して欲しいのよ。お願い!!」


「ところで、何故、池でなければいけないのです?」


「・・・・・・プールを作りたいから。友くんの所の池が理想的なの!だから・・・」


「プール??・・・・・・プールですか・・・・・」


「凛殿。プールとか言うのはどのような物なのですか?私に教えて頂けますね!」


「プールとは・・・・水遊びのようなもので涼しい。そして楽しいです。この暑い夏には"もってこい"のものです。」


「友親さま!楓の一生のお願いでございます。」


「わたくしからもお願い致します。友親さま!」


「・・・・・ただ、私にはプールという物がどのような物なのか分かりませんからね。何ともお答えは出来ません。」


「・・・・友くんのケチ!男のくせにケチケチして!それに比べて康紀くんは男らしいわよ!鷹くんだって"良い"って言ってくれたのに・・・このケチ男!!」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

(この俺に向かってケチとは!それにしても、鷹明が良く了解した??・・・)


「・・・・・お姉さま。・・・・少し、言い過ぎだと思います。」


「わたくしも・・・・友親さまが、お可哀想・・・・・」


「・・・・・分かりました!凛殿にケチとまで言われたのですから、この話しはお断りします。」


「・・・・・・・・・・・・・・・」

(怒らせてしまいました。つい、私としたことが。この場合、どうしたら良いのでしょうか?誰かフォローできる方、お願い!)


「友親さま。凛さまは友親さまの事が本当にケチとは思っていらっしゃいません。凛さまは友親さまの心の器量・・・・を測られたのだと思います。ねぇ!凛さま!」


「そうそう!友くんの事は楓ちゃんから、いつも聞いているよ!"友親さまは本当に心の広い方。そして、私を大きな心で包んで下さいます。"ってね。だから、つい私も友くんの心を測ってみたくなったのよ。ねぇ、楓ちゃん!」


「・・・・・そうでございます。友親さま。だから、お願いでございます。」(楓ちゃん)


「わたくしからも。お願い致します。友親さま。」(咲ちゃん)


「と~も~くん!完成したら、友くんに使わせてあげる!(ニッコリ)


「・・・・・・・・まぁ、この美しい牡丹の花達にそこまで言われたら。俺も何も意地悪はしていないつもりだ。・・・では、承諾しよう。」


やりました!ついに!3人のファインプレイーです!凄いです。咲ちゃんも楓ちゃんも!

しかし、私は自分の感情に負けてしまいました。だから「反省」と言う事を勉強しました。

そして、有り難う。みんな!




ねぇ、咲さん。お姉さまって凄いですわね。あの友親さまに「ケチ」ですって!


楓ちゃん。それが凛ちゃんなのよ。でも、上手くいって宜しいのではありませんか!

(それにしても、凛ちゃん。あそこで友親さまを怒らせてどうするのよ!まったく、困った人だわ。)


「では、凛殿。何か入用のものがあれば教えて頂きたい。」


「あのー、この作業は私達、女3人ではムリなので友くんの所におられる"力のある人"を全員お借りしたいです。そして、池の水も抜いて欲しいし。ウチにいる力ある人もあとから来ますので。では、よろしく。」


(いったい、凛殿は何を始めるつもりか?力ある者?池の水を抜く?・・・この事は鷹明は知っているのであろか?」


ウチにいる力あるメンバーさんも合流したので作業を始めて貰いました。

だけど、実際、作業をしてみると、これがまた大変!友くん所のメンバーさんとウチのメンバーさんがケンカはするわ、勝手に休憩は取るわで全然、作業がはかどらない。協力しようと言う気持ちが無いのか!!そこで、私は咲ちゃん、楓ちゃんに協力して頂く事にしました。

まぁ、言ってみれば「頑張って下さいね。(ニッコリ)」作戦です。

この高貴なお姫様にニッコリと「頑張って下さいませ。」と言われたら頑張るでしょう。普通は。

この話しをすると、お2人さんは「わたくし達にも手伝える事があるのですね。嬉しく思います。」と、お上品にニッコリです。

さすが!です。大貴族のお姫様に「頑張って下さいませ。ニッコリ」とされて感極まる方が続出!

効果てきめんですよ。さすが、私だと思います。

そして、やっと池の水を抜きました。しかし、水を抜いた後の汚い事。汚な過ぎます!私は気が遠くなります。これを、どうして綺麗にするか?と思いましても掃除しかありません。

お手伝いをして頂いているオジサン達に掃除もして貰わなければならないのです。

そこで、スムーズに作業が出来る方法と言えば、再度このお姫様方に協力して頂きたいのです。

そう、握手を思い浮べました。言うなれば「握手会」。でも、さすがはお姫様方。咲ちゃんも楓ちゃんもイヤそうです。そらそうですもんね!オジサン達は汗臭い、汚い。ですから。

だから、ここは私が頑張るしかないのです。まぁ、手が汚れても洗えばいいだけですから。


ウチの力持ちメンバーさんが私の事を「月のお姫様の御手に触れられるのなら!」と信じて疑っていないので友くんのメンバーさん達にも噂が広まって、すべて私の思うように事は進みました。

だが、はたして私は「月の姫」などと信じさせたままでいいのか?とも思いましたが・・・

まぁ、今の所は仕方がありません。


やっと、やっとプールの完成です!!


ここまで来るのには本当に色々ありました。私は皆さんにお礼が言いたい!

お礼と言ってもね~~~。そして、プールも何年も使えば傷みもします。これから先のメンテナンスも考えて皆で「有り難うございます。(ニコニコ)」と言って頭を下げる事にしました。

だって、お貴族様のお姫様方に頭を下げられて「有り難うございます(ニコニコ)」ですよ!!

オジサン達にはたまらない事だと思います。


やっぱりです!!!さすがです。咲ちゃん、楓ちゃん。そして、おまけの私。


プールです。プールですよ!!

明日、みんなで、プール開きをしたいと思います。


皆さん、お疲れ様でした。


    Good job


ところで、私は向こうから水着を持って来たかなぁ~~~~??

楓ちゃんと咲ちゃんの水着は、どうしょう??







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