小説を書いてみた
とある家の玄関の前で男は目に涙を薄くためて、しかし無表情でたっていました。きっと悲しい事が合ったのでしょう。
『こっちにおいで』
それは天使の声ではありませんでした。
『いってらっしゃい』
それは悪魔の声ではありませんでした。
『………………』
それはその二言を宣言された男の心境でした。
幾分たった後、彼は国を出て行く準備をし始めました。
「えーっと2行開けまして。『天気は良好で、でも夏だったのであまりうれしくは無い日だった』っと」
「また小説書いてんのかよ。『とある家の玄―――』うわっ!」
「勝手に読むなよ!」
ディスプレイに向かって小説を書いていた少年が、横から覗いてきた少年の顔を手で押しています。
「いいじゃんかよ、どうせ書き終わったら見るんだから。てか手えどけろ」
「出来てからだろ。今回は超ビックリな最後があるんだから」
「今まで何度それを言われたか。今まで叙述トリックしか読んだことねえぞ」
「今回は違うんだ叙述トリックのかけらも無いんだよ」
小説を書いていた少年は得意げな笑みを浮かべ体重を座っている椅子の背にかけます。
「気になるじゃねえか教えろよ」
「教えたら意味無いじゃん」
「そこで話しがあるんだよ洋次君。この小説を俺ら二人で書いて京香に見せるってのはどうだ。あいつも小説書いてるし他の人より感想くれると思うぜ」
「小説かけるんですかあ翔太君?」
「おっと勿論リレー小説なんかじゃねえ。俺は案を出すんだぜい」
「んー、まあ良いよ。それよりさ。……頭大丈夫?」
「うるせえテンションが上がっただけだよ。良いんなら教えろよその衝撃の最後って奴を」
「……本当にそれで良いのか?笑いより疑問が来るぞ」
「良いよ物は試しだ」
そうして二人は案を出し始めました。
教室にあるような机を、お互いが正面になるように引っ付けて椅子に座っています、ただし洋次の机にはPCがあり小説を書くためのフリーソフトが起動してあります。
「よし、ハードボイルド小説にしよう」
「なんで?無理だよ」
「あきらめるなよ! 熱くなれよ!」
「なんかすごい熱気が伝わってきます。そんなに熱くならなくても書くよ」
俺の名はにゃンにゃン、殺し屋だ。
今夜もまた相棒の銃器を使わなければならない。
『デザートイーグルを使うか』
今日のターゲットはグランクソンという名の男だ。
1キロほど離れたビルの屋上から彼の家を狙う。
時間がやってきた。あと十数秒で彼はこのデザートイーグルのマグナム弾で死ぬ。
マガジン、サプレッサーを確認し引き金を引く。スコープを覗き左手を右手の上に添え右指をトリガーにかけ息を止める。
『BANG』
グランクソンは絶命した。
「そのにゃンにゃンって名前なに!? なんで1キロ先の相手に拳銃起用!?50m先でも難しいよ!」
翔太が洋次に迫っています。
「いやそれぐらいしか知らないし……。つ、次は冒険物かいてみようかな」
車で寝ていた彼は昨夜午後2時ぐらいに起きようとしていました。
でも熱中症で死にました。
「この時期笑えねえぇええええええ!!」
「ごめん挫折した」
「早い上に終わり方が最悪だよ。ったく、次ラブコメ行ってみようか」
「苦手すぎる」
「滅茶苦茶になったらいけないから学校での告白シーンかいてみろ」
放課後の学校の中の様子はいつもと違った。
男子生徒が女子生徒に告白されるのだった。
男子生徒はそのことを感づいている。
ふと女子生徒がこちらに寄ってきた。
『あなたの事が好き。だから………』
口ごもる女子生徒。
『だから……。あなたを殺して私も死ぬ!!』
そういって彼女が後ろに回していた手にはナイフがっあった。
「ディープ過ぎるッ!!。」
「やっぱりダメッすか」
「もっと軽い感じの書けよ!」
「援交とか?」
「意味が違う!」
「童話。これなら結構いけそうなきがする」
暑いと思いましたが今日はみんなで集まる[森の集会]があります、外に出ないわけには行きません。
集会のときちょっと変わったことがありました。
森に人間の大人が来たのです手には棒を持っていました。
彼は結構離れた所から棒を僕たちに向けていました。
とってもうるさい音がしたかと思うと後ろでクマさんが血を流して倒れているのを見ました。
とても恐ろしいんです。さっきまで元気に笑っていたクマさんが恐怖に埋め尽くされた顔で死んでいたのです。
そんなことを考えている間に仲間たちはどんどんと死んでいきます。
僕は悟りましたアレのせいでみんなが死んでいることを。
僕は空へとと飛び立とうとしましたが僕も例外なく撃たれました。
みんなこうして死んでいったのか………。
世界がなくなりました―――――――。
「小鳥さん。大人だね」
そこにはもうこれ以上何も言いはすまいとする翔太と、満足げな洋次がいまいした。
その後、何度も何度も何度も脱線しながら、なんと製作時間3時間の冒険小説の読みきりが出来ました。
それを京香に読ませようと彼女の元にもって行きました。
彼女はそれを10分弱で読み終え、感想を漏らしました。
「最初の天使、悪魔云々ってなに?」
「そこが衝撃の最後。最初の段落まったく関係ありません!!っての」笑顔で洋次が答えます。
誰とも無くとある一言を漏らしました。
「オチてないよ」
真面目に書いてみましょう
執筆とは表現の自由が許されている日本では良い娯楽である。
しかし日本でも表現を制限された時代もある。
実際にその場に居合わせたわけではないので、すべての情報を改ざんされて教えられているかもしれないが、それがないなら。
心の中であることを考えただけで裁かれる時代も会ったらしい。
そこからここまで来たのだそれはとても誇れる事であると思う。
近年どうやら、いわゆるサブカルチャーの制限が始まったらしい。
表現の自由が許され続けてきたというのにここから規制が始まるとは悲しいあまりである。
しかし制限する側にも教育という理由があってやっている。
片方の意見を尊重すると片方が成り立たなくなる。日常でもよくあることである。
お互い、ある程度の妥協がしあえるようになりたいものである。
※なんか違う。
ラノベでは様々な人に感謝を述べたりしますがここでは「小説家になろう」さんと読んでくれた皆さんに感謝をしつつ、またの機会を願っています。