真相をお話しますの続き
真相をお話しますを見て続きが気になる!って思ったので自分で作ってみました
読んでいただけると嬉しいです!
#真相をお話します 続き(?)
この話は私がMrs.GREEN APPURUの「天国」を聞いて作った「創作小説」です。
あなたが映画の終わり方でいいと思っているなら見ないでください。
でももし映画の続きが気になるとか誰かの「天国」の考察を見たいと思うなら見てみてください。
この選択であなたの映画 #真相をお話ししますの見方が
変わってしまってもそれはあなたの選択です。
さああなたは映画で満足しますか?
それとも新たな見方をするためこの小説を読みますか?
さあ、選べ。
#真相をお話しますの最終回前日
僕達は明日、取り返しのつかないことをする。
今はただ「視聴者参加型生配信チャンネル」でやっていける。
でも明日計画通りに進めば僕らはもう生きていくことはできない。
でもやらなくちゃいけない。
僕にはもう時間が残されていない。
復讐してやるんだ。
僕は一人暗い部屋で意思を固めた
僕らが復讐するのはルーでも僕らの親でもない。
匿名のみんなだ。
視聴者がいなかったら、投げ銭なんか送る奴がいなかったら、凛子は死なずに済んだ。
僕らだけだったら、無邪気な僕らだけのの世界だったら人を恨まずに済んだのに、、、
親が憎い。
匿名のみんなが憎い。
許せない。
ルーも、、、、許せない。
友達だったのに。
ずっと信じていたのに。
もしかしたらルーは本当に関係ないのかもしれない。
何度そう思っただろう。
信じたかった。
でもあの裏切られたと知った時の真っ暗な絶望感から僕とサテツは抜け出せていない。
僕らは今もまだ苦しんでいる。
明日の計画は僕らの心の闇を消し払うためでもあるのかもしれない。
宝物を持って外にでる。
ヒヤリと冷たい風が頬に当たる。
人が沢山歩いているが僕は裏道を歩いていく。
東京とは言え人がほとんどいない裏道だってある。
ちょうどいいドラム缶があった。
思い出の写真やノート、船の旗なんかをドラム缶に入れ最後にライターの火も入れる。
燃えていく思い出。
僕らの思い出はもう全て消えた。
信じ合っていたあの頃の純粋な子供たちはもういない。
大切で愛おしくて痛くて惨めな宝はもうない。
暗い部屋に戻ってきた。
相変わらず殺風景な僕の家。
置いてあるのはベットとパソコンとそれから、
僕と凛子の写真。
凛子のスマホから1枚だけ印刷した僕と凛子の写真。
さっき摘んだ道端にあったタンポポを1輪、凛子の前に添える。
そっと手を合わせる。
「もうすぐ、其方に往くからね」
ねえ凛子、タンポポの花言葉知ってる?
色々あるんだけどね「真実の愛」っていうのがあるんだ
僕らの愛は歪んでしまったよ。
今の僕らは堂々と胸を張って歩けないや。
でも大丈夫だよ。
まだ君との思い出は心に残っているよ。
あの日の景色も、香りも覚えているよ。
でも思い出も少なからず汚れてしまったかも。
ごめんね。
でも本当に大変だったんだ。
君が死んで、僕らは真実を知って。
どうすればいいかわからなかったよ。
何度も何度も考えて僕はもう忘れようとさえしてたのに。
忘れられないんだ。
心の中であの頃の僕らが叫ぶんだ。
『忘れないで』
って。
おかしいよね?
憎くて、苦しくて、辛くて、惨めなのに
それでもあの頃の夢を見るんだ。
、、、、、、本当は今でもあの日々を愛していたんだ。
それと同時に憎いんだ、、、
話しすぎだよね。
続きはお土産にとっておくね。
#真相をお話します 最終回後
「さあ、選べ」
僕の役目はこれで終わりだ。
最後まで僕は悪役を演じきれた。
後ろで桐山がうなだれている。
「桐山さん、人間ってそんなもんですよ。
誰しもみんな自分が一番なんです。
でもあなたはこの辛い世界で生きていかなきゃいけないんです。」
ズキッ
横腹が痛い。
今までで一番酷い痛みだ。
急いでカメラを切る。
「鈴木ちゃん!?」
薬を飲もうにももう、、、
いや、僕の役目は終わったんだ。
もう死んでもいいかもしれない。
桐山が僕のバックの中を漁っている。
「落ち着け、鈴木ちゃんのバックの中にある薬と水を、、、
薬がもうない、、、」
あーあ、ばれちゃったか
「ちょうど役目が終わった瞬間に発作が来て薬が切れるなんてね」
「そんなこと言ってる場合か!
すぐに救急車を、、、」
桐山の手を制す。
「やめてくれ、、、、もう無理だ。
どうせ、、、今生き長らえたとて、、すぐに、、、死ぬ。
分かる、、だろ?」
呼吸するのですら辛い。
苦しい。
そうだ、僕はただの天使達の気まぐれで生かされていただけだ。
「鈴木ちゃん、一つだけ答えてくれ。
あそこで低評価を押した人はどうなった?
ルーはどうなった?」
とても苦しい。
でも僕は最後まで悪役を演じきらなきゃいけない。
もう同じ過ちを犯させないために。
僕らと同じ思いをする人を少しでも減らすために。
「さあ、、、、それは、、、もう、僕が決めること、、、じゃない」
必死に笑顔を作る。
きっと酷い顔だろう。
急に眠くなってきた。
頃合いかな。
凛子、もうすぐ其方に行くからね。
君に会いたい。
もし天国であの頃の君に出会えたとして、
今度はちゃんと手を握るからね。
砂鉄、あとは、、、頼んだよ
#砂鉄のその後
チョモ、、、
僕らは最後まで一緒にやっていくつもりだった。
チョモの一生に一度のお願いを僕は実行している。
最後まで一緒に復讐する予定だったのに、、、
チョモのカメラが切れた。
予定にはない行動。
何かあったんだ。
発作かそれとも何か不都合が起こったか。
発作なら多分大丈夫だ。
チョモはいつも薬を常備している。
きっと大丈夫だ。
きっと、、、
ここで一緒に全て終わらせるって約束したんだ。
準備もここで一緒に、、、
ゴミ箱が倒れている。
薬のゴミが大量に溢れている。
まさか、、、
急いでカメラを切る。
確かこのビルの下だったはず。
チョモが医者から言われた1日に飲んで良い薬の回数は5回。
でもそれじゃああのゴミ箱にある薬のゴミの量はおかしい。
チョモは薬の使用法を守らなかったんだ。
この日のために無理やりでも体を動かさなきゃいけなかったから。
薬の使用法を守らなかったらどうなるか。
そんなの簡単だ。
大量の強い薬に体が耐えられなくなるか次の発作が来た時の薬がなくなる。
馬鹿野郎。
俺を騙しやがって。
もう騙されるのは散々なんだよ。
まだ僕を一人にしないでよ。
「チョモ!」
チョモはあの「警備王」の腕の中にいた。
今にも眠りそうだ。
「待て、
まだ逝くな、
まだ置いていかないでくれ、
もう終わったんだ、
だから、、
だから、二人で遊ぼう、
昔みたいに、
一生の、、、お願いだって、」
「サテツの一生は何回あるんだよ、
今は、無理だけど、、また今度な、
気長に、、待つから、、、
約束、だ、、、」
「ああ、約束だ、」
#天国
わ~お
死後の世界ってマジであったんだ。
びっくり(・・;)
まあ僕が行くのは地獄だろうけどね〜
にしても綺麗なとこだな〜
雲の上かな?
サテツにも見せてあげたい、、、ってそしたらサテツ死んじゃうなww
不謹慎すぎるなw
「チョモ」
後ろから声が聞こえた。
忘れない声。
もう一度耳にしたかった声。
ずっと会いたかった人の声。
「凛子?」
小さいままの凛子が僕の後ろに立っていた。
「ずっと待っとった
でも早く来すぎや
私怒っとる」
「ごめん」
ずっと喉に合ったものが出てきてしまいそうだ。
「凛子、僕は君と同じ場所にいけない
僕は、僕らは同じことをしたんだ。
ルーと僕らの親と同じことをしちゃったんだ。
僕はもう君の手を、握ることはできないんだ。
ごめん、ごめんね」
今までの気持ちが溢れる。
目から涙がこぼれていた。
「チョモ」
「ごめんね」
「チョモ!」
凛子が僕の体を、抱きしめる。
凛子の体が大きくなった。
いや、違う。
僕の体が小さくなった。
あの頃の体の大きさに、
今の凛子と同い年の体に、
「チョモがしたこと全部見とったよ。
全部ええことではないけど
でも、チョモ
ありがとう。
一緒に行こうな。」
「凛子、、、」
凛子が僕の手を握る。
ちゃんと手を握れたよ
今度はずっと一緒にいるからね
あなたの人生は選択ばっかりだ。
僕は復讐を選択した。
あなたは何を選ぶ?
じんせい
さあ、これからの命の選択だ。
どうでしたか?
私はこれからの人生のために学校の課題を終わらせます、、、