注意から警報に
津波警報が出ている。カムチャツカ半島の地震により、沿岸部では避難指示も出ている地域もある。
実際に震源地あたりでは、地震発生直後に3〜4メートルの津波が発生していて、現地の水産加工工場などが流されている映像が届けられていた。北海道からカムチャツカ半島まで1200〜キロある。
遠いからと安心出来ないのが地震による津波のエネルギー。海上からは見えない部分があり、深海につたわるエネルギーがそのまま伝播すると、遠くにゆくほど波が強くなることもあるのだとか。
そのため二派三派で波の強さや潮位が上がることもある。水位が上がって来た中に、次々波が押し寄せるせいだ。いまは大丈夫だったとしても、安全と断言出来ないのが大きな地震の津波の怖い所。強い余震も続き、不安ばかり募る。
避難するのは大事⋯⋯だが暑い。ビルなど屋外なら日陰もあるが、何も日差しを遮るものがない高台は熱中症の危険が高まる。
とりあえず避難をして来た人達がいっぱいで身動き取れなくなる事もある。今回のように警報が早い時は、避難時間が長いことも想定した備えを。広範囲に渡る災害時は、国や自治体の支援は努力はしてくれていても、期待しない方がいい。
津波と暑さと、台風も近づいている様子。皆様の無事を願うばかり。終わってみれば結局大した事はなかった⋯⋯となるかもしれない。それが何よりだ。




