五月蝿いから、メガンテで沈めばいいさ
そもそも顔出しエヌジー。息を沈め完璧に陰をコスっていれば穏やかな日々は訪れた。テンション下げ下げの中で、何事もなかったように派手に元気に撃たれるとさ、寄り添う気持ちに靄がかかりだすのがわからないかな。
わからないんだよね。だから詰んで積まれる。
その湿っぼい沼で吊るし上げ晒し上げられてしまうと、関係ないのに腐海の渦に巻き込まれるに決まっている。マジトーンな現場で、場違いなはしゃぎっぷりで空気を白けさせるお笑い芸人になれって? 彼らは仕事だから嫌でも芸を披露する。やれって言われただけで悪くない。でも、これは違う。ある種嫌がらせに近い。
無関係なのに勝手シリアスゾーンにぶち込まれて、いらぬヘイトを何度重ねた? 一度や二度じゃないんだよ。不死者のように目が腐って脳も溶けているから、気づかずに忘れてる。始めから眼中になく、ただのつなぎなんだって看破されているので、むしろ笑えた。
────何よりそれを止めろ、と言われたはず。
恩師持ち上げ年金に集るような真似。成長しない不良品。色々分かった風をして、根本的に理解してないからまた同じ事を繰り返している。だいたい傷の理由が不純物120%で理解出来ない。心を挟む隙間もないくらい、見てる世界、向いている方向が違い過ぎて、本当に涙する側にこそ心を寄せてしまうよ。
仮小屋に置きっぱなしの古書。腐るまで浸って、買えるのは何も知らない無垢な人参。正直、こいつ何言ってんのと思ってしまった。笑っけれど笑えない。
答え合わせが出来てしまうと人間が出来ていないから、笑いと嫌悪が滝のように心から流れ落ちる。地獄行きの電車に乗るのは勝手だが、ベッタベタの腐った手で足を掴まれた感じ。そんな激臭放つ輩を、浄化するためにだけお買い上げのお試し体験なんて御免だよ。押し売り悪徳業者はお断り。うちは健全で信頼ある職人を全面的に任せてるのだ。
楽しい宴の余韻が続く。腐海の侵食で病を得た神の社。幾つかの暗示を残したつもりだ。無関係な観衆にはわからない。観衆は祭りを楽しむのが役目だから。五月蝿く飛び回る蝿が蚊帳の外で自爆しても懐かしい花火大会のしけた花火を思い出すだけ。
何だかわからない文章ですまない。結局何が言いたいのかというと、私の悪い癖が出ただけの話。
つまり────メンドー草が、生えた。雑草とゲーハーの未練はブチッと毟るが、メンドー草はバッサリ根元から伐るに限る。絡むと絡まれるから。ブロック積んでも侵入試みてくるんだよね。本当に面倒臭い草。白杖で叩かれるように仕向けられているから腸煮えても、出汁にされるのは嫌。
でもここは若かりし頃、入る前に辞めた某バーガー営業スマイルを思い出せ。何も学んでないが、得たものがあったはずだ。嘘くさい笑っていない笑顔。採用決まる前に長々と規則(俺は偉いんだ、逆らうな)をクドクド述べてくれた店長へ対して感じた気持ちを思い出せ。
臭いに誘われ元気いっぱいな太刀魚が釣れた。腐臭が凄い。錆びちゃいるけど、バッサリやって欲しいと自分から言い出したようだ。
────ならば遠慮なく斬る。悪即断の心が大事。
 




