人間ドックのあとの調子の悪さよ
人間ドックで身体に異常がないか調べてもらう。普段通りに過ごして検査を受ければいいのに、検査二週間くらい前になるとソワソワする。なんか不摂生しないように、食事に気をつけるとか、全然普段通りではなくて、少しでも数値を良くしようと無駄な抵抗を試みる。そして直近に迫ると、開き直って駄目そうなのを食べてしまう‥‥。年を重ねると、良くなる事より悪くなる確率の方が上がる。だから結果出るのが怖いのも毎度の事‥‥なのに。
今現在比較的健康というだけでマシだと思う事にしよう。去年は検査と人間ドックと定期検診で月六回も血を抜かれふらふらだった。今年は定期検診と重なっただけの二回で済んだよ。健康って大事だよ。
通っていた病院の患者の姿が減った。この地域‥‥色々問題を起こす病院ばかりなので他所へ移ったのか、年配の方の姿が極端に減った。待合室が広くて静かだから気に入っていたのに、喫茶店がわりに集まるのか騒がしくてうんざりしていたのだ。
混むのは仕方ないし不安で病気話を話すとか、痛くて泣く叫ぶのは病院だからまだわかる。世間話も不安隠しの一環なのだとは思うようにする。でも誰が聞いているともわからないこのご時世に、家庭の内情を十メートル先まで聞こえる声で話している。居酒屋なら気にしても仕方ないがここは病院だよ。今その情報をフルオープンで拡声しないと死んでしまうのなら別。そうでないのなら小声で話すか、せめてマスクはしてよ。親兄弟姉妹の家族構成から勤め先や活動時間帯まで釣り針につけて話すのは勝手だ。大きな悪者がかかるまで実は待っているのかもしれない。どこまで真実かはわからないにせよ、隣近所の情報まで晒して巻き込まないでやってほしい。隣近所の何でも話してしまう方に、これされてないかが私は不安。
病院の経営者が悪事を働き、不安になった患者? が去ったおかげで私的には元に戻ってホッとしている。元々いたスタッフも解雇される事もなく、対応も丁寧に親切なのは変わらない。潰れないでくれて本当に良かったと思う。
以前ホラーで病院の話を書いたが、この病院の噂は世間的にはきっと悪いだろう。きっちり悪事の罰は受けてもらいたい。ただ私の気分は逆だ。こうした事案は、利用するものにとってマイナスな事が多いのに、悪いばかりではなかったからだ。なくなる方が、実際は困るし、一番悪い結末。
テレビで某テレビ局が危機らしい。テレビ局の一つがなくなっても、視聴者の大半は困らない。困るのは働いている人たちや、関連商売だろう。利用している側の問題ではなく、経営者側の問題。窮状を訴えた所で響かないし、問題を解決しないからそうなったのに、可哀想だから観よう、応援しようになるわけがないだろう。バレてないと思っているのはいつでも中の人だけ。言わなかったか言えなかっただけで、知らなかったわけではないもの。
そんな時にちょうど投稿された作品をご紹介。時代劇の謎の御老公に「すけさんや、少し懲らしめてやりなさい」 そんな罰が与えられたかもしれない、などと想像したスケスケな話もあり。ちょっと違うかも?
タイトル:天狗の隠れ蓑
作品リンク:https://ncode.syosetu.com/n1335ka/
Nコード:N1335KA
年齢制限:なし
種別:短編
シリーズ:もうひとつの昔話
ジャンル:その他〔その他〕
作者:keikato 様
掲載日:2025年 01月24日
文字数:1,057文字
あらすじ
昔話「天狗の隠れ蓑」のパロディです。




