ステータス系の作品は面倒臭い
個人的には数値のある作品は嫌いではない。ただ盾のやつみたいに延々とステータスと数字で紙面を埋めてばかりの作品は書籍を買うのは止めた。
自分の作品は魔法はあるけれど、いわゆるステータスもスキルも必殺技もなかったので、誾千代さまの作品にて似非ステータス物を書いてみた。
なんで似非かと言うと、細かな数値の上げ下げを省いたものだからだ。ステータスものって、レベルアップした時に1でも2でも、能力が上がるのが楽しくて、欲しい描写だと思うのだ。
でも書いてみると、ステータスって結局物語に必要性がなくなって来る。はじめは1の差が大きくて、敵対時の重要要素に絡めて話を作ることが出来るけれど、成長してくると1や2の差は誤差で、むしろスキルやステータスに関係しない部分が必要になる。
そうなると、ステータスっていらない子になる。ステータスを絡めた面白い話を書ききれないのなら、無理に書く必要はないなと、書いてみて思った。
数値を使って、いつまでも面白い作品を作れている話は尊敬する。それでも敵味方の強さを掴む時や比べさせる時に、説明を省略出来るのは強いし楽だ。
誾千代さまの連載は活動報告などにも書いたが、応募条件の八万文字まで先に書き上げてある。
形的には第一幕の終了といった感じで、続きを書くかどうかはわからない。ブックマークと評価を早くもつけてもらえてありがたい。
婚約破棄もののように、派手に応援してもらえるレベルの作品ではないのだろうけれど、後押しいっぱいあると走ってしまいそうだ。
代表作品の錬生術師もあと三人の方に支持を得られると百に到達する。でも、この作品は本来完結したもの。実力不足により、続編で表現しきれず申し訳なく思っている。