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承認欲求を殺すには

 音声入力を試してみた。頭の中で浮かんでいる言葉と、実際にこうして音声にて文章が紡がれていく、その違いがどれだけあるのかを試してみると面白い。


 慣れると早いし意外と文字は正確だ。誤字脱字も声に出して言葉にすると意外と少なかった。


 できれば 同時にできるともっと早いと思うのだがアイデアを浮かべた時に比べて、浮かぶ文字を気にしながら話すので最速とは言い難い。


 以前に公式企画の童話で書いた、夢の中の物語を録画できるお話のように、すんなり書くことができる ようになるには もう少し滑舌が良くならないとダメかもしれない。


 ◇


 代表作のブックマークが ついに 96まで来た。 底辺 脱出の 100まで あと 4人の方に 作品を ブックマークしてもらえると 何かが変わるのかな。 カウントダウン するほどの ことではないけれど SNS など 宣伝もなく 読んでもらえたことは 素直に喜びたいと思う。


 評価に関してエッセイを読んでみたが「あともう一押しなんです、読者のあなたの力が必要なのです」 そんな文面で応援を求める後書きに対して、みっともない、鬱陶しい、やるべきではない……そんな意見が多かった。


  実際にカウントダウンが始まってみると、お願いしたくなる気持ちは少しわかった ブックマークはついたり消えたりするもの。上り調子の時にできるだけ記録を伸ばしたいと思ってしまう。


 承認欲求の塊がムクムクと心のどこかに芽を生やし、叫んでいるのが感じられる。そういう時にボロボロと剥がれていくと、なぜか攻撃的になってしまう心情が我ながら面白い。


 きっとこの先 面白いと思われる作品を作るために何度となく、こうした壁を乗り越えていかなければならないと思う。 好きな作品を書きたいだけなのに難儀だと思う。


 面白い作品の文章を真似て、世界観を真似て、人名と家名などを入れ替えるだけで、評価をもらえる作品は作ることができる。


 エピソードなんて似たり寄ったりのものになりがちだ。日常生活の中から、ほんの少しのアレンジを加えて付け足すだけでも、オリジナル 作品のように見せかけられる。


 それを工夫とか オマージュとか言えば売れる作品は量産できる。 読む人だって慣れない新商品をいきなり試すより、効果のある安定を望むのは当然だ。


 結局のところプロとして売れたいというのなら安心して読める作品を、 安定供給できるようにならなければならないのだと思う。


 流行を追うというのはそういうことだ。 突出した面白さなどいらない。求められているのは、安定した面白さを出せるかどうか。それが 肝要。


 お笑いの大喜利のようにテンプレ というテーマが決まっていて、あとはいかにタイミングよく出せるか、 斬新さを演出するかそれが鍵となる。


 甘い食べ物が続いた後に、しょっぱいものが食べたくなるようなものだ。跳ねるのはそのタイミングが見事にハマった時で、中身は結局変わらない。


 シーソーゲームに参加すれば、厄介な承認欲求を殺せるかもしれない。参加したにも関わらず芽が出ないというのはタイミングが悪かったのか、市場の求めるものに何か足りないという事だ。


 承認欲求という魔物の芽を早い所摘みたい。出来るのは結局文字を書き連ねるだけ。


 ◇


 サッカー、次は最終予選になる。シリアは嘘痛がりはいくつかあったように見えたけれど、大差がつき勝ち抜けが厳しくなっても比較的フェアプレーを続けていた。


 ルール違反の国は参加資格そのものを、剥奪するべきだと思う。違反したのに勝ち上がり、ルールをまた破る、勝つためにラフプレーを是とするようなら厳しい処分を下すべきではないか。


 それこそ協会が大好きな稼ぎにもならないのに、損害ばかりではサッカー全体にも悪影響を及ぼしかねない。


 何より見てて嫌になる。外野の政治的な文字通り生命掛けの戦いなんて。スポーツとして真剣に戦い生命をかけるのはいいんだ。


 負けたら殺す、大勝ちして恥をかかせるなら選手生命絶ってやるぞ……そんな戦いは見たくない。


 それで勝ったと騒がれて、質の低下した興行見せられて喜べる?


 何事も、権力機構が幅を効かせた瞬間つまらなくなる。サッカーに限った話ではないけれどね。

 

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