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下書きの渋滞

 前作の連載エッセイを読んでいただいた読者の方に、ごめんなさい。そして少しだけ言い訳をさせてもらいたい。


 削除する意思はあった。あくまで下書きの1ページのみを。リニューアル後に連載執筆をしたことがある方ならわかるだろう。


 サブタイトル、メインタイトルの並びになっていて、タイトルをクリックした時に管理の表記がある。


 下書きの方は編集の側に管理ボタンがあるので、誤タップや誤反応で押されてしまわないか気にかけて使っている。


 短編にも書いたが……どうして間違えたのか。ボヤっとしていたにしても七十八話六万文字の消失は痛い。感情から来る、ぼやきや愚痴に近いから、復元は無理だ。


 これが二年目の壁というものか。個人的にはリニューアルで使い勝手が良くなった面が多い。ただ私の場合だけかもしれないが、下書きをした時間が投稿した時間の扱いにされてしまい、最新作表記されない事が何度もあった。


 無名作家にとって、新着で読まれる機会さえないのは辛い。これを警戒して、下書きを別な所で書いてから新しく作成したものへ写すようにしていたのだ。


 そのページから消すと言う意味では、投稿のために文章を攫っていくのも同じかもしれない。削除とは違うが消す事に慣れてしまったのは否めない。


 それともう一つの要因がある。最近ストックが増えて、ごちゃついて来たので、下書きのボツ案を整理しようと思った……のが間違い。ネタの一つならまだ泣かない。


 現在進行中の連載を、警告まで出しているのに何で確認しなかったのだ……自分よ。


 もう二度と戻せませんよ────そう警告されたのに、削除したのは間違いなく私自身。



 今日は666の日だとか、サッカー日本代表の試合もある。熱く書けるネタがあるぞ……軽く出だしだけ用意しておこうとユーザーホームに目をやったのに、連載がない。


 自分で削除したのに、運営様を疑った。読者の方に続き、運営様もごめんなさい。


 自分ではいらない下書きを削除したつもりだった。下書きなら間違ってもバックアップに残っていたり、ブラウザバックで文章回収で救出出来る事もある。


 でも……消した連載は戻せない。


 短編にはメイン連載でなくてまだ良かったなんて強がったが、そんなわけない。六万文字を入力するのにどれだけ時間かかる?


 その時間が消えるポカ。検索除外と違って記録と記憶がほんの数秒でいっぺんに消える。筆を折ったのではない。削除を繰り返し目立ちたいわけじゃない。そもそも公開しつつも、そこまで見せたい中身ではないから。


 愚痴って文句ばかり言っていたから罰が当たった……わけではなくて、単純に疲れていたんだと思う。文章にも疲れが出ていたから。


 そしてこの決して重要ではないのに、二度と取り戻せない喪失感……身に覚えがある。呪いの音楽と共に全てが消えるアレだ。世代の違う方にはわからないか。


 冒険の書が消えても徒労に終わる。必要性はない感情を吐露した駄文が消えても、執筆を行った経験値が少しは残っている。それが救い。


 やはり自分が間抜けだったとはいえショックだったんだ。ひと眠りして、ようやく落ち着いた。そして駄文を再び書き連らねる。


 でも恥ずかしいからすぐには公開しない。悔しくて勢いで書いた同じ内容の短編を読んで評価までいただき本当にありがとうございます。


 私の事だからまたやらかすと思う。検索除外や削除の文言をどこかしら載せる事なく作品が消えた時、また騒ぐかもしれない。


 でも心当たりが自分にあった時は騒がないように気をつける。ホントに頼むよ未来の自分。

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― 新着の感想 ―
 私もエッセイなら、諦めつくんですけど。  小説や詩は印刷してデジタルでないバックアップ、はやく取らなきゃとは思ってます。  お互い気をつけましょうね(汗)
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