夏アニメ
私が小説を書くのは小銭が欲しいからだ。
でも、今では、それも必死でやるほどの情熱はない。
それでも、書き続けるのは、なにか、1つでも…途方もない夢の景色を見られるんじゃないか…と、思うからかもしれない。
金の次に夢があるとしたら、私は、手塚アニメの新作が見たい。
これについては、既に、AI手塚先生が漫画化デビューされているので、原作者の椅子を手に出来れば、奇跡を見る可能性がある話なのだ。
が、コンテストに応募しても、一次選考すら怪しい私からすれば、これはムーンショット…月に行くと同意な話だ。
とは言え、底辺で貧乏でもチャンスがないわけではない。
手塚先生は独特のアニメの製作をされていて…
自分の人気のキャラクターを俳優に見立てて、夏のアニメでは、全く別のお話を作られていたので、作りやすいと言えば、作りやすいのだ。
が、地上波のゴールデンで放送される作品となると金もかかるし、原作としてヒットしなくてはいけない。
無理だ。
普通なら。
しかし、まだ、手が無いわけではない。
考えた。
辛い底辺生活で、現実逃避をするために(>_<)
手塚先生は、短編の怪奇ものを書かれていて、そこには、リップサービスなのか、演出かは知らないけれど、我々読者の体験談を募集していた。
そう、小説家として、単体で戦えないなら、体験談があるんじゃない?
と、考えたのだ。
手塚アニメのファンも高齢者も増えてきたと思うし、年寄りってのは『話をきく』より『自分の話を聞いてくれる』人を探している傾向がある。
自分の話を手塚アニメで懐かしく見る。もしくは、自分の故郷を…手塚アニメの世界に記録させたい…
そんな気持ちがある人は、結構いると考えた。
考え始めた頃は、クールジャパンがどうとかで、政府がアニメ製作の後押しをするとか言われていた。
時代の変わり目…
海外からの移住者が増えて、地方都市が過疎化の限界を迎えようとしている現在、我々の思い出は、アニメとして残す価値があるのではないか…なんて考えた。
最近の派手なストーリーとは違うけれど、実際に生きていた人間の物語は、些細な話でも人の心を打つものだし、全年齢で見られる良質の作品に仕上げる事ができるきがした。
それは、地元の日本人だけではなく、そこに現在、住んでいる海外移住者たちにも興味が出る話では無いかと考えた。
そんな海外の人達に語る視点にするために、1970年代の少女の手紙形式で話を考えようとした。
題は『社会主義国の私へ(仮)』だ。
かつて、東と西とで別れて戦った時代、冷戦の時は決して交流が認められなかった同じ年頃の少女にあてる物語。
私が、どんな所に住んでいて、好きな食べ物は何か、家族はどんななのか…
そんな話を淡々と作り上げようと考えた。
私の町もまた、静かに寂れ始めていた…
新しいものも生まれてきたし、海外からの移住者も増え始めていた。
昔の町の記憶を残したいと考えた。
出来るものなら、あの手塚アニメの世界で!
ああ、あれから随分と時がたち、万博を1つの区切りに、東欧、ロシアのお客さんも狙って考えていた夢も…
まさか、こんな社会情勢になるなんて(T-T)
思いもしなかった…
人の夢と書いて『儚い』とは良く言ったもんだわ。
でも、ぼやくことすら諦めたら、儚い存在すら無くなってしまう。
それに、日本には『棚からぼたもち』と言う諺もある。
頑張ろう。




