昔話と俳優と
最近、様々なおとぎ話に唐突な黒人起用があって反発する人がいる。
例えるなら、かぐや姫を黒人にする…みたいな感じだろうか。
基本、平安の美人は色白でふくよかで、髪が長くストレートである。
基本、嫌われているのは、ストーリーを黒人を入れたんだから、と、キャラ改変する事だと思う。
漫画『ガラスの仮面』の月影先生が、初老でも若く美しい女神を降臨させたように、役者の人種や体格ではなく、演技力と演出で、キャラクターを降臨させる、客に認識させるのは不可能では無いのでは無いかと考えた。
勿論、色々と、難しくはあるが、はだの色が違っても、かぐや姫なら、やれるんじゃないか、なんて思った。
『かぐや姫』
平安時代に作られたと考えられる『竹取物語』の主人公である。
彼女は、竹取り…多分、竹細工をする老夫妻に見つけられて育てられる。
竹から生まれたので、なよ竹の姫と呼ばれる。
姫は人では無いようで、スクスクと三ヶ月で乙女に成長する。
普通なら、不気味に思うところだが、姫の育った竹から金が湧いてくるし、なんか、貴族がかぐや姫に求婚をする。
しかし…
考えると、生後3ヶ月の女性に男が群がるとか…
ロリコン属性では(-_-;)
などとモヤるのは、webでロリババァなど、様々な性癖を見聞きした…心の穢れが産み出す幻想なのだ。
話を戻すと、かぐや姫は、そんな男どもを拒否る。
求婚者にロリコン属性の疑いをもつ私も、かぐや姫に賛同する。
生後3ヶ月の体だけ大人の無垢な少女なんだから、もう少し、放っておけば良いのに、と、考える。
が、かぐや姫も、人間じゃないから、知恵がある。ついでにしゃべる。
そして、無理難題を求婚者に突きつけて、本人たちの愛を試すのだ。
こうして、年を取り、web小説サイトで書いていると、登場する求婚者も、動画配信者のような、話題好きで、人気者になりたいから、良くわからない謎の生物に求婚したんじゃないか、と、疑いたくなる。
この時点で…求婚者が、かぐや姫の顔を見られたのか…これも疑問だ。
が、この時代は、女性は顔を…ほぼ、全身を見せることは無かったし、直毛の超ロン毛であれば美人と見なされたらしいので、まあ、良いのだろう。
こんな奴等の集まりだから、結局、偽物でかぐや姫を騙そうとする。
『御石の鉢』を頼まれた石作皇子は山寺の古い鉢でごまかす。
が、かぐや姫に見破られる。
3年、雲隠れして、あげく、山寺の古い鉢でごまかすとか…今なら炎上案件だ。
『蓬莱の玉の枝』を頼まれた車目持皇子は、職人に作らせて、じいさんを騙せたけれど、職人に金を払わずにばれてしまう。
で他、3人は実在の人物の名前が使われているせいか、一応、まともに探そうとはして失敗する。
で、いよいよ、帝に目をつけられるけれど、超スキル…光に変わる…で、入内はしなくて良くはなる。
けれど、帝と文通相手になって、ゆっくりスローライフをするんだけれど、結局、迎えが来て月に帰る。
まあ、そんな話だ。
この場合、姿はともかく、日本語は美しくなければいけない。
日本語が辿々しいと、姿も見えないのだから、美しいかぐや姫を想像できない。
そして、私のシナリオでは、顔に結構、注文をつける事になる。
かぐや姫は、月の使者が来るまで姿を客には見せない。
一度、帝が姿を見るけれど、そこも、客には見せない。
そして、月の使者に連れ出され、強い光に照らされて、十二単の黒人のかぐや姫が登場する。
違和感が溢れると思う。 悲しむかぐや姫と老夫婦…
でも、次の瞬間、月の使者がかぐや姫を取り囲み、そして、衣装をチェンジする…
インド、中東風味の、豪華な衣装…
この瞬間、客が違和感なく美しい…と、かぐや姫を思ってくれたら、成功なんだと思う。
この瞬間、かぐや姫は、日本人ではない…
別の価値の美しさを放つ、異邦人だと理解される…
まあ、宇宙人なんだけれど(^-^ゞ
で、最後に宇宙船が月に行く…
オカルト界隈では、実はアポロ計画は極秘に進んでいて、なんでも月の裏側で女性の遺体を見つけたのだそうだ。
『月のモナリザ』と呼ばれる都市伝説がネットでわいていた。
彼女の画像と顔が似ている女優で作ったら、外人かぐや姫もなかなか、いい感じに話が作れるんじゃないかと思った。
でも、『月のモナリザ』の写真を借りるの…凄く高いんだろうなぁ…
私には無理か。




