史実とテンプレ22
動画サイトの弥助音楽…なんか凄いわ。
AI音楽の見本市のような様々な曲、
そして、コメント欄も面白い。
外国人の反応についても、記事などの間接的な反応しかみられなかったものが視覚化されて見える。
最近では、英語のコメントが増えてきた。
と、同時に海外の配信がおすすめされる。
こうなると、確かに、世界的に…少なくともゲームに興味のある層の人が関心を持ち始めてきたのが推測できる。
そこに、英語以外のコメントが含まれ始めると、規模が大きくなっているのが理解できてくる…
今回の失敗は…バランサーになれる日本人がゲーム会社に居ないからではないかと考えられる。
今までの事柄についてのまとめを見ていても、随分と邪悪で陰謀論に流れそうなエピソードになっているけれど、オリンピックの開会式で生首マリーを披露する国柄だと思うと、感性が違うんじゃないかと思う。
負けた人物側の視点が反映されて無いのだ。
マリーアントワネットは、フランス革命の戦犯にされてギロチンにかけられたけれど、これにも賛否はあったと思う。
フランスの財政難は、マリーの散財ではなく、アメリカでの戦費で、それを擦り付けるために軍がマリーを罠にかけた…と、言うものだ。
エビデンスはない。
が、賛否はあると思う。
そして、マリー…ハプスブルグ家、ヨーロッパの王室のゆかりの人達からしたら、21世紀になって、ご先祖様をこんな風に使われるのは不快だと思う。
映画や漫画などではフランス革命で、市民はギロチンの前に立つマリーに叫ぶ。
『オーストリア女』と。
これ、ナチュラルにオーストリアをバカにしてるよね?その言葉を思い出させるんだよなぁ
革命時は、仕方ないにしても…いま、アレンジしてあの時代を引っ張り出す必要はないとおもう。
なんて、考えないんだ。フランス人は…
大体、ギロチンは、その後、マリーアントワネットを批判した革命の英雄の血もすすってきた…
ロペスピエールもサンジュスト様も…
結局、ギロチンにかけられる。
それなのに、マリーだけをあんな風に見世物にすることには、海外でも賛否がある。
あの場面を見たとき、『根本的に違うんだ』と、考えた。
ゲームのコンセプトはそれほど間違ってない。少し改変して書いてみる
基本、ユーザーは海外の人間だから、彼らが楽しめるキャラクターを選ぶ。
最近、西洋人気の弥助でプレーしたいと言う希望を採用した。
史実はあまりない人物なので、娯楽の要素に重点を置いて、日本の時代劇の主人公になりきって安土桃山時代の日本を漫遊する物語。
日本の特産や現在でも残る街道を船や馬、かごに乗って楽しむ旅を想定する。
史実以外は、弥助はゲームユーザーの多くが感情移入しやすいように作りました。
馴染みの少ない日本のマナーや風習を、弥助と共に学びましょう。
女性忍者の主人公は、ある時は弥助を助け、日本の興味深いマナーや風習を教えてくれますよ。
(シークレットモードでは、日本の様々な街道のオトナのプレイスポットにも潜入出来ます)
また、様々な戦国武将や興味深い人物に出会い、ロマンスの要素も増やしました。
こう書いてみると、設定は悪くはない。
ゲームを売りたいのだから、ゲームユーザーが海外の場合、客の希望を優先するのは分かる。なんであんな事を言ったんだろう?翻訳、だけでないのは…あるけれど。
いきなり、戦国武将になりきるって難しいから、誰か、日本人のサポートをつけて、外国人として丁寧に説明して貰いたいと言うのは理解できる。
私だって、いきなりエリザベス女王になって英国を支配するゲームより、日本からの留学生として王室に客人で招かれる方がプレイしやすい。
だから、主人公を弥助にするなら、横に切れ者の誰かを…斎藤利三の架空の家臣とかを連れて旅をすれば良かったんだと思う。
基本、物語の場合、自分のパートナーのキャラは、ハイスペックな方が歓迎されるから、この辺りで現地上げをしておけば、必要以上の嫌悪感が出なかったと思う。
でも…自国の歴史のキャラをあんな扱いするんだから…
まあ、無理なんだと、しみじみ思った。
ついでに、弥助が侍かどうかより、侍の行動をまともにするべきなんだよ。
侍にしても、武士にしても、街中で暴れたり、戦意の無くなった下の身分の人間を刺し殺したりしない。
悪党とか武者じゃないんだから。メンツ全振りで生きてきた武家の方々を思うと抗議したくなるんだよなぁ。
弥助が侍なら、侍としての品格も身につけてくれないとダメなんだよな。
それ、自分にも騎士とか作る時に帰ってくるんだよなぁ…面倒臭い
明智光秀は、確かに、本能寺の後に負けたけれど、明智家がなくなったわけでも、日本人に嫌われているわけでもないんだよなぁ。
マリーアントワネットが生首持って歌わされるんだから、
戦に負けた光秀の福知山がデスシティに想像されるのも…仕方ないのかもしれない
けれど、そうゆうのは、自国の歴史でやってくれ、と、思う。
と、同時に、こっちも西洋ものが書きづらくなるんかなぁ…
wikipediaは評価が下がるわ、歴史が書きづらくなるわ、全く、やらかした奴に腹が立つ。
そして、なろう作家を比喩に使われるのも嫌になるわ。
評価が低くなりがちだけれど、私と違って、本当に細かく調べている歴史の作家さんも、なろうにはいるんだから…o-_-)=○☆