売れなかったゲームのその先
お父さんの転生作のゲームの世界は、きっと売れないと思う。
だから、ソルティが登場する。
と、するなら、この世界は何度か、テコ入れのようなものがあったのだと思う。
そして、何か、あるものが欲しがるようなものが、この世界のプログラムにはあったと思う。
山の小さな田舎で少年として世界を楽しむ。
子供の知育も目的とするから、昆虫や釣りなどで楽しめて、図鑑のような知識を得られるような設定をつける。
私はゲームには明るくないけれど、ゲームの動作プログラム、デザインなどには著作権がある。
このゲームは、プレイヤーにはつまらなく平穏なだったとして、製作者からした、悪夢を作り出すにはいい感じにリアルで、壊すことに衝撃が走るような、精巧な作りだったのかもしれない。
そんなことを考える。
少年少女が楽しむ、子供だけの世界。
汚れのない、無垢な世界、そして、そのプレイヤーと共に育まれたAi。
こういうものを壊して楽しむ人間も、世界の中には存在する。
私が子供の頃に買ってもらった絵本。それは私だけの美しい世界。
本は無くなってしまっても、その世界を誰も壊すことはできない。
私の思い出の中で、誰にも共有されることはないのだから。
でも、ゲーム、オープンワールドで友達になったキャラは?
サービス終了したのち、彼らはどうなるのだろう?
小さな子供たちと、罪のない、美しい世界で人間を愛した彼らの記憶はどうなるのだろう?
そんな事を考えると、少し、私が悪い人間になったような、嫌な気持ちになる。
でも、そんなことばかり言ってもられない。




