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制作
色々と書いてみて、人に向けて書くのも有益だと思った。お父さんとの思い出は友達に話すような内容ではないし、1人で思い出すと闇堕ちするのだ。
が、ここは適度に毒が抜けて、なんだか良い感じに描けそうな気がしてくる。
お父さんの書きたかった物語。自分の苦労話、金言。
そんなものは、もう、聞き飽きてるし、うんざりしてる。自分がうんざりする話を面白くしようとすると、大概は相手をディスる事になるから、それでは本末転倒になる。
でも、こうして、いろんなことを思い出してみて、お父さんの話にも、なんか刺さりそうな部分を見つけた。
お父さんは、相当難があったけれど、それでも、戦後の混乱期に生きて、それでも、この世界を信じていた。ところがある。
『この世界は守るべきものがある』
このテーマで考えたら、なんか出てきそうな気がしてきた。
そこから先を考えるのは難しい




