表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

その他の棚

恥ずかしい思い出を思い出しました ~ 半身丸出し事件 ~



 これは、私が確か小学5年生のころのお話なのですが。

 その時一時期、謎に「スボン下ろし」が流行っており。「ズボン下ろし」とは、友人やその対象の人物のズボンを後ろから不意にずり下ろすイタズラで。私もその「ズボン下ろし」の被害に遭ったな、と何故かさっき不意に思い出したのです。


 その日の休み時間。一人で教室そばの廊下を歩いていると「○○~!」と、後方から友人が私の名前を呼ぶ声がして。「なぁに──」と、その声の方に振り向こうとした──時でした。


 ズルッ!!


 後ろからズボンを掴まれたかと思ったら、下にずり落ちたような感覚。


「……え?」


 振り向いた視線の先には、走り去る友人。私は昔からとろい人間だったので、すぐには何が起きたのかよく理解できず。え……え?と思いながら、足元を見ました。

 そこには、下に落ちてるズボン──と、パンツ。


 ……そう、私は廊下の真ん中で、半身を出した状態で佇んでる状態になっていたのです。


「!!?」


 私は悲鳴を上げそうになりながらでも、悲鳴を上げてしまえば露出しているはんし……恥ずかしいところを皆に見られてしまうと咄嗟に思い、何もなかったようにサッ!!と、ズボンとパンツを上げたのです。

 ズボンを上げた後、私は辺りをキョロキョロ……

 あのとき確か、授業が始まる直前だったからか、ほとんどの人間が教室に入っていて。誰も私のところは見ておらず。ほっと胸を撫で下ろそうと──した、が。真正面にあった教室の中から、一人の男子が目を丸めて私の方を凝視していた。

 その男子と目が合い、固まる私。


「……」


 私は何もなかったように、いつものポーカーフェイスでその教室に入った。


 その後、私のズボンを下ろした友人は私に謝ってきた。ズボンを下ろした理由が、自身も友人にズボンを下ろされたから、その腹いせに私のズボンも下ろした……とか。その時間違って、パンツも一緒に下ろしてしまった……とか。


 私が廊下で一瞬半身丸出しになっていたことを話す輩はいなかったので、たぶん運良く誰も見てなかったと……思う。あの目の合った男子も、ただ偶然に目があっただけ……だと思う。


 そんな恥ずかしいことがあったな、と思い出した今日この頃でした(笑)




その年頃の女子にはきついイタズラでしたな……

いや、男子でもきついか(笑)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] ん~。ヤバみしかない。 幼さとか、育ってない心とか、ヤバみでしかない。 子どもだからって、済まされることではない。 腹が立つ。 タクトさんの気持ちを想うと、辛くて仕方がない……。 小学…
[良い点] これはまた、えらいイタズラが流行ったものですね… いくら校内で流行っていたとはいえ、その友人の行動は感心できませんね。 自分がズボンを下ろされてばつの悪い思いをしたとはいえ、下ろした張本人…
[一言] どんまいです(o´∀`)b た~さんの綴る潔さ、とても素敵です(●´ω`●) 書けることは気持ちの整理ができたことだとおもいます(*^^*)←そうでないときは、自分書けないので(^_^;)…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ