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第三話 ハンター 前編

 今日はピクニック。

 

 みんなで楽しいピクニック。

 

 ただしオサレェなサンドイッチボックスはない。

 そのまま座ってもお尻や衣服に優しそうな、良い感じに生え揃った芝生もない。

 

 薄暗い山の森。

 昼間でもひんやりと涼しい。

  

 それほど深いところではないが、鬱蒼(うっそう)と茂った森は少し足を踏み入れただけで、白昼の陽光を遮って別世界を作り出す。

 

 あるのは清らかな渓流、腐葉土から生い茂る蔓、むき出しのバカでかい岩、キノコ、苔、あふれんばかりの緑緑緑&グリーン。

 

 と、虫。

 

 仕方ない。

 山だし。

 

 もう慣れた。

  

 

 

 ……キエエェェーイ! 蚊如きガァァ! マジコロス!!

 


 ……。


 

 山に入るとつい黄昏てしまう。

 

 前世では、小さい頃に山と海しかない田舎で暮らしていたが、大人になってからはほとんど都会で暮らしていたため、大自然というのは大変新鮮だ。

 なので何度来てもしげしげと周りを見渡してしまう。

 

 こんな素晴らしいところに居ると、

 

 (だが、俺がこんなところに居るのはただの偶然で何の意味もないのさ……)

  

 とかニヒリスト(虚無主義者)を気取ってみたくなる。

 特に"だが"の後に続く言葉は何の反証にもなっていないし全く意味がわからないあたり、ただ気取ってみたいだけの薄っぺらいニヒリズム(虚無主義)だ。

 

 それこそ何の価値もねえ……。

 

 清らかなところに身を置き続けると、自らの性根を卑しいものとして否定してしまいたくなるんだね。

 あたしゃ、ひねくれものだよ。

 

「おいレイ。またヴァルがぼけっとしてるから呼んでこいよ」

「ヴァル君、最近ぼーっとすることが多いよね! 大丈夫かな?」

「お前を助ける時に頭をぶつけてたしな」

「あたしのせいじゃないもん! ヴァル君起こしてくる!」

「聞こえてるよ! っていうか起きてるから……何してるの? 二人ともビショビショ」

 

 レイは乳白色の薄手のワンピースを来ている。

 水で濡れて……

 

 おいおィィィ!?

 ピンキーな△がちょっと透けちゃってますよォ!?

 

 おまわりさーーん! ここでーす!


 変態はここでーす!!

 俺でーーす!!

 

 頭の中で警官を呼ぶ声が止まらない。

 っていうかふざけたことを考えていないとどうにかなってしまいそうDA☆

  

 たかが子供の裸程度でこんなにどぎまぎするなんて、俺はロリコンだったのだろうか。

 生前はどうしようもない変態であったことは認めるが、ロリコンではなかった。

 

 どちらかと言えばナイスバディの方が……。

 

 少女の透けた裸体に一瞬でも興奮したことに、それはそれは、深くへこんだ。

 

 きっとこの7歳の体のせいで反応してしまうんだろう。

 そうであってほしい……!

 

 ふー……とりあえず落ち着くために、生前の母親の乳首の色を思い出したから、もう大丈夫。

 

 うっかり風呂上りの時にババアのシイタケが見えてしまったときは吐くかと思ったね。ハハハ。

 

「あのね? サムがなんか川できれいな石を探してたの。レイもきれいな石が欲しいから探してたんだけど、足元におさかなさんがきてびっくりしちゃったの。そしたらサムが水かけてきたの! ひどいよね! 」

「レイがびっくりして俺のことを尻で押すから、俺が倒れたんだろうがーー!……とまぁ、こんな調子でついやり返したくなって水をかけてしまったというわけさ! ハハハ!」

「うおおおぉぉぉ! 熱くたぎった俺の体にも水をかけてくれーー!!」

「きゃああああ! ヴァル君とつぜん脱がないで、えっちーーー!」

「なはは! それでこそ男だぜヴァル! 心ゆくまで川を堪能しようではないか!! なはは!」

 

 サムの芝居がかった話し方はきっと親父さんから受け継がれたのであろう。ナハハ。

 

 っていうか昨日の話だと、今日はアケビのようなウリのような何かを食べにくるんじゃなかったか……?

 

 目の前のニンジンに、本来の目的は忘れ去られるものなのだろう。

 ニンジンではなくて浅くて遊びやすい清らかなせせらぎ。

 

 もはや食べ物ですらない!!

 

 あれ……デジャヴ……?

 

 ───

 

 サムとレイは、たき火の近くでぬくぬくと体を温めている。

 

「ヘックス……!」

「ふゅぅ……あったかぁい……」

 

 六角形……? それはヘキサゴンか……。

 

「しかし……ヴァルがこんな便利な道具まで持ってきてるとはなー! さすがだぜ! よっ村長!」

 

 サムはきっと生前なら間違いなく宴会部長だな。

 

「村長って……ハハ。柄じゃないよ」

「……ヴァル君が村長になったらレイは村長の奥様……ぐふふ……」

 

 もし、レイが奥様になったら、俺が村長だから村で一番綺麗な子を娶ったんだとか根も葉もないウワサが出てきて、きっとしたたかで悪辣なる陰謀によって凋落するんだ。

 

 違いない。 

 だから俺は村長なんか絶対になりたくない。

  

 聞こえなかったことにしよう。

 

 サムが言う便利な道具とは火打棒のことだ。

 金属の棒だけで火を起こす道具。

 

 枯れて乾いた蔓など燃えやすい火種があればどこでも火を起こせる。

 使い方はシンプルで刃物の峰や硬い石で強くこするだけ。

 

 鍛冶屋の爺さんだからこそ持っていた金属『ガバン』。

 

 強くこするだけで火花を散らすほど燃えやすいらしく、この世界の鍛冶屋ならば火種用に誰でも持っているそうだ。

 

 燃えやすい金属ってマグネシウムみたいなものなのかなぁ……。 

 でもガバンは水につけても爆発しないから安心だ。

 

 爺さんは、野宿の多いハンターや冒険者用に使えないかと小型化して開発してたらしい。

 ただ残念だが、あの村にハンターも冒険者も訪れることはほぼないだろう。

 

 なぜなら魔物も害獣も山の深いところにしか滅多に出ない。

 最後に魔物が出たのは、この世界の俺の父さんと母さんが死んだ日だ。

 

 もう5年になる……。

 

 まぁそんなのどかの農村だから、爺さんの素晴らしい発想も埋もれてしまうのだろう。

  

 ちょっと悲しいぜ。

 

 あと、爺さんはまるでファンタジー世界のようなことも言っていた。

 

 火を扱う魔法使いならこんなものは使わずに済むのだがな、とも。

 

 魔法使いというものが存在することに少し心躍った。

 自分にも魔法が使えるのだろうかと。

 

 だが魔法使いは一万人に一人程度の割合と言われているそうだ。

 仮にこの国家に一千万人居たとして、千人。

 

 そしてそれをコントロールする術を幼少期から教育される。

 

 英才教育。

 

 自身に魔力が存在し、魔法が使える可能性があるかどうかは、他人の魔力を感知できるレベルの魔法使いの先生に教えてもらわないとわからない上に、仮に魔力を持っていたとしても、それを感じ取ってコントロールする術を教えることができる先生が居なければ、ほとんど魔力の存在すら認識することなく一生を終える。

 

 という、爺さんの話にひどくがっかりしたのは覚えている。

 

 その様子を見て爺さんは、ヴァレリーは鍛冶屋は嫌か? 魔法使いになりたいか? と、珍しく狼狽えていた。

 そういう爺さんを見てしまうと、要領デキの良い子供のようなことを言ってしまう。

 

 「もし、魔法で火を扱えたら、お爺ちゃんの手伝いができるかなって」なんて……。

 

 つい爺さんのご機嫌取りのようなことを言ってしまうのは、正直爺さんには同情しているからだ。

 婆ちゃんはとっくの昔に病気で倒れ、息子と息子嫁は村を魔物から守るために死んだ。

 

 家族らしい家族はもう俺しかいない。

 

 もう少し俺のことを可愛がらせてやろうと思う。

 

 ふと見上げるとサムがいつにない真面目な顔で周囲を警戒する。

 目を見開いて周囲を警戒するサムの顔は真剣だ。

  

 意外と目力がある。

 

 普段真面目な顔を滅多にしないので、若干のシュールさに自分一人でおかしくなってくる。

 

「ヴァル……。今の聞こえたか?」

「ん? どしたの? 急に真面目な顔しちゃって、あはは。なんも聞こえなかったよ」

「かなり遠くで、物凄い低い声の獣の唸り声が聞こえた。かなりデカいと思う。イノシシどころじゃない」

「えっ……やばそうだね。急いで山を降りようか」

「ああ、そうだな」

「レイ、立って。行くよ」

「う、うん……」

 

 並々ならぬ二人のシリアスな雰囲気に、レイも恐怖が顔に滲み出る。

 

「ヴォオ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”─────!!」

 

 なんだよ、こりゃ……今ははっきり聞こえる。

 思ったより近い……!

 

 この雄叫びの主に絶対に近づいてはならない。

 生物としての本能が最大警戒レベルに達し、頭の中でがんがんとアラームを鳴り響かせる。

  

 汗が全身から吹き出る。

 それも毛穴からスプリンクラーを思わせるように汗を噴出しているに違いない。

 

 そうでなければ尋常ならざる発汗はなんだというのだ。

 

 この状況で、言葉や音を発するのがどれほど危険か。

 幼いレイでさえ理解していた。

 

 これも生物としての本能かもしれない。

 

 レイの手を取り、一言も口を開かずに走り出す。

 サムは後ろを警戒しながら付いてきてくれる。

 

 大丈夫だ……!

 ここ最近は魔物はずっと現れていなかったんだ……!

 

 もし何があったとしてもレイは守る。

 

 サムは……なんとかなるだろう、うん。

 サムのことがどうでもいいとかじゃなくて、心の底から信頼できる気がする。

  

 ただ黙々と山を下りる。

 乾いた葉と腐った葉の土を同時に踏みつける音、三人の子供が酷く怯えながら走る絶え絶えとした息遣い、恐怖に音は徐々にかき消され、空間そのものが色彩失っていくようだった。

 

 あとほんの少しで森を抜ける。

 出口が見え、希望が宿る。

 

 それまで静寂だけを告げていた気配に、突如として巨大な存在が顕現し、余命宣告のカウントダウンを開始する。

 

 帰り道を塞ぐのは美しい化け物だった。

 

 翼を持つ、金色の虎。

 俺が知っている虎に似ている気もするが、眉の毛の長さやヒゲの長さ、全身の毛の長さと美しさが、別の種族だと証明する。

 

 これは虎ではない。

 魔獣だ。

  

 すべての毛が黄金色に輝き、波打つ毛が夕日に照らされたさざなみを彷彿とさせる。

 

 しかし左わき腹から血を流しているようだ。

 

 手負いの獣。

 余計に性質が悪い。

 

 見開いた目は一瞬たりとも瞬きせず爛々と輝き、こちらを見抜いている。

  

 あまりに恐ろしく動けない。

 野生の獣相手に不用意に動くのは得策ではない。

 

 だがこのまま何もせず、魔獣の餌として胃袋に収まるわけにもいかない。

 

 クソッ……なんて理不尽なんだ。

 俺が何をした。

  

 二度目の人生ぐらい平々凡々に生きて、ハッピーエンドでもいいじゃないか……。

 

「……っ……!」

「…………」

 

 レイは必死に涙を堪えて、震えている。

 サムは……必死に考えてやがる……。

  

 周囲に目を巡らせて可能性を探している。

 

 サムは諦めていない。

 お前……この状況で諦めてねえのかよ……すげえよ……。

 

 今この瞬間も逃げる算段を、生き延びる手段を探している。 

 

 クソッ……頭ン中で愚痴ってる場合じゃねえ。

 

 よくよく思えば二度目の人生だって、一度目の人生よりもトータルで考えるとハッピーな気がしてきた。

 そう思えばこそ、余計に惜しいのだが。

  

 もしここで二人を見捨てて一人生きる選択肢があったとして、それを選択すれば俺はきっと二度目の人生も、一度目と同じ末路をたどる。

  

 同じどころかもっと絶望しているかも。

 

 ああ、そうだ。

 

 一度捨てた命だけど、二度目の命は捨てられないんだ。

 

 今、二人を失えば、俺はきっと簡単にこの命を捨てて死んでしまうだろう。

 謎の奇跡により生まれ変わることで得られた、大事な幼馴染と親友。

 

 二人を失うわけにはいかない。

 サムと、レイを失うわけにはいかない。

 


 だから一つしか方法はない。



 お前が、囮になれ、ヴァレリー。

 お前が、犠牲になれ、ヴァレリー。


 

「サム、レイを連れて斜面を下りて沢から逃げて」


「……おい、ヴァル。何言ってんだ?」


 

 サム、お前本気で怒ってんだな。

 本気で怒ると、結構怖いんだな、お前……。

 

 充血した目で、がんと睨んでくる。

 でも、俺の覚悟はそれぐらいじゃ揺るがないんだ。ごめん。


 俺のことを心配して怒ってくれている。

 それだけで、サムが本物の親友だって、わかるよ。

 

「俺には火打棒がある。相手が獣なら火を恐れる可能性はある。サムがレイを連れて逃げて安全な場所まで行ったら俺も逃げる」

「そんなこと、できるわけねえよ。お前を置いて逃げれるわけねえだろ……!」

「レイのお母さんに約束したんだ。命に代えてもレイは守るって。だから、ごめん。頼むよサム」

 

 親友と目を交わした。

 

 ──サム、お前のこと信じてる。だから俺のことも信じて欲しい。

 ──ヴァル、お前……死んだら絶対に許さねえ。

 

 サムは怒りに少し憎しみと腹立たしさを携えた目で見返してくる。

 

「お願い。村に行って助けを呼んできてほしい。なんとか耐えて逃げ切ってみせるよ」

「レイ、つかまれ」

「ヴァル君っ!? ……やだっ……」

「サム行って!!」

 

 サムはレイを抱いたまま斜面を転がるように下る。

 斜面をどんどん転がって、もう小さい点にしか見えない。

 

 幸いにも逃げた二人の方に、美しい化け物は見向きもしなかった。

 

 一先ず、心配事は一つなくなった。

 おばさんとの約束も守れそうだ。

 

 だが、現状の自身の生存の危機は一切変わらない。

 美しい虎の化け物は微動だにしない。

 

 先ほどと変わらず、瞬きもせず爛々とこちらを見続ける。

 

 あまりの恐ろしさに微動だにできない。

 ただただ汗だけが頬を伝って足の間を濡らす。

 

 唐突に、魔獣が口を開く。

 


「同胞を守る為に自ら贄となる。か弱く醜い人の美しい愛……余りにも茶番。余りにも陳腐。この反吐が出る見世物の筋書きはお前が考えたのか?」

 

 

 って、おい……おいおいおいおい!

 

 知性があって、言葉を理解するなんて聞いてねえぞ……!!


 だがしかし……これは先ほどより遥かに状況が好転した。



 知性があるならば対話ができる可能性もある。

 火花を散らして追い払って逃げる、なんてより遥かに可能性は高い。



「そうです……ヴァレリーと言います」

「はっ……この場において名乗ろうとは、滑稽な。人は家畜に名前を付けてから食うのか? それはまた、むごい遊びを思いつく。人の業は計り知れんな」


 可能性が無残に砕け散る音が聞こえる。

 

 微塵も可能性を感じねえ……。

 諦めるな。怯むな。対話を続けろ。可能性を探り出せ。

 

「あの……私はこれから食べられてしまうのでしょうか」

「愚鈍を演ずるな。か弱く愚かな人の子よ。如何様な見世物が始まるのかと期待してみれば、何の突拍子もなく、酷く興冷めしたものだ。だが戯れは終いだ」

 

 ずっと黙ってこっちを眺めてたくせに……舐めやがって。

 恐怖心が徐々に薄れてきた。

 さて、どうすっかね……。

 

 考えろ。考えろ。考えろ……!!


 何か考えろ……! 俺は死ねない!!

 

 

 …あっ…。

 

 

 そうか……!

 

 なぜ……気づかなかった……。

 

「我は血肉が足らんのだ、人の子よ。臓物まで余さず食してやろう。供物は丁重に扱うのが我の流儀である。大地深くに眠る我らの父、大地神ゴルディガよ。気高く産まれ卑しく生きる黄金の王オーアがこのアルレリアの大地に蔓延る糧を貪る罪を赦したまえ。我らに罪を犯す者を我らが許す如く、我らの罪も赦したまえ」


 こいつは傷ついている(・・・・・・)……!!


 つまり人の手によって討伐の対象とされ、今現在も追われている可能性が高い。


 さっきこいつが微動だにしなかったのは、動かなかったんじゃない。

 不用意に動けなかったんだ……!


 そしてなぜさっき二人を逃がしたのか。

 それはレイがこの場において最も厄介な存在(・・・・・・・)だったからだ。




 つまり、この場において最善の行動は……!!




「助けてええええええええええ!! 誰かああああ!! 助けてええ!!」

「ガァ”ア”ア”ッ!!」




 もはや獣となった虎の魔獣が三十メートルほどの距離を一瞬で目の前まで詰めた。

 一瞬でも目に捉えることができたのが不思議なぐらいの速さだった。

 走馬燈ってやつか。

 

 

 あっ、死ぬわこれ…………。

 

 

 突如、耳をつんざくような風切り音。

 ばがんと、体が吹き飛ぶような爆発音。


 

 あれ、死んでいない……?

 

 

 目の前に巨大な牙が剥き出しになって差し迫っているのが一瞬見えた。

 

 最後はびびって腕で顔を覆ってしまい、再び目を開けてみれば消えている。

 

 

 いや、虎の魔獣は腕を矢に貫かれ、大木に磔にされて、もがいていた。

 矢の勢いは凄まじく、魔獣の腕を貫いた矢は、木をクレーター状に陥没させている。

 すげえ……。

 

 っていうか……助かった……?

 

 ぶはっと、息を吐く。

 あまりの緊張に呼吸を忘れていて、酸欠でふらふらになって頭が回らない。

 

 射手はどこだ?

 

 遠目に人の影と思わしき輪郭が見える。

 

 その輪郭は、人とは思えない物凄い速さで駆けてくる。女。結構若い。20ぐらい。

 やや日焼けした褐色の肌に鼻から目元にかけてうっすらそばかすがある、美人。

  

「……ひゃ~! 間一髪ってやつぅ~!? 生きてるかい! 少年!」


 あっ、この人しゃべると残念な人だ。

ご覧頂きありがとうございます<(_ _)>

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