ゴブリンの進化
3人の冒険者が迷宮主と合ってその日はゴブリンの家を一軒借りて寝た。 3人は朝から5チームに分かれたゴブリンたちを指導し始める。 まず第1チームは勉強&魔法 これは迷宮主が仕分けた15匹のゴブリンに魔法使いが教える。 次に第2チームは戦闘 これは迷宮主が仕分けた35匹のゴブリンにそれぞれ武器を持たせて盾職の男が教える。 次に第3チームは狩り これは迷宮主が仕分けた15匹を槍使いの男が教える。 次に第4チームは調理や身の回りのことをする。 そして第5チームは建築をすることになった。 建築については完全に迷宮主であるキトが監督してやっている。
「はぁ~、 なんで私はゴブリンに勉強や魔法を教えているんでしょうか。 しかもたった3時間で完全に私を追い抜くぐらいの学力になるし、 魔法に至っては1時間で私を超えてますし」
「おい、 言うなシーナ俺だって1対1でもう勝てるゴブリンがいねぇんだよ」
「俺も、 もう教えることはないね」
と3人がそれぞれ集まってしゃべっていた。 今は昼食に休んでいるところだった。 そして3人のところにキトは近づいていき話しかけた。
「そうそう、 君たちだいぶいい働きしてくれるね。 これでゴブリンが進化できるようになったから、 させておいたよ。 君たちには新しくゴブリンを教えてもらうからよろしくね」
キトはそれだけ告げて自分が貼っているテントに向かって戻っていった。
「ゴブリンって進化するの?」
と魔法使いは疑問に思い盾職に聞いたが盾職も槍使いも首を傾げた。
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3人に育てさせた最初のゴブリンはもう進化できた。 魔法使いが教えたゴブリンは、 ゴブリン・ソーサラー10体とゴブリン・ロード3体とゴブリン・メイジ2体に進化した。 盾職が教えたゴブリンは、 ゴブリン・ナイト24体とゴブリン・チョッパー8体とゴブ・ゴブリン3体に進化した。 槍使いが教えたゴブリンは、 ゴブリン・アーチャー12体とゴブリン・アサシン3体に進化した。
今回の兼で戦力はかなり上がった。 さらにゴブリンを100体召喚して、 今3人に訓練させているので明日には使い物になるだろう。 これをあと1000回くらい繰り返せばちょうどよくなるだろう。
そして、 俺の方も着々と進んでいる。 これを作るためだけにゴブリンを500体召喚したがそれは致し方ない。 さて、 いつごろ結果が出るのか気になるな。
☆ゴブリン・ナイト
ゴブリン・ソードの進化種、剣術を使いなかなか強い、ある程度の知能を持っているため厄介。
☆ゴブリン・ソーサラー
ゴブリンの希少種、ゴブリンの中でも知能が高く魔法を使用できる。
☆ゴブリン・ロード
ゴブリン・ライダーの上位種、ある程度の知能を持ち戦闘よりゴブリンの指揮についているため遭遇することは珍しい。
☆ゴブリン・メイジ
ゴブリン・ソーサラーの上位種、知能が高く多数の魔法を使用することができる。
☆ゴブリン・チョッパー
ゴブリン・ナイトの進化種、双剣術を使いスピードが速くなかなか強い、知能が地味に高く厄介。
☆ゴブ・ゴブリン
ゴブリンの希少種中の希少種、ゴブリン・キングと同等の戦闘能力を持っているが知能がゴブリン程度のモンスター。
☆ゴブリン・アーチャー
ゴブリンの進化種、弓に秀でているため前衛に仲間のゴブリンと一緒に行動する。木などに隠れて遠距離から支援する。
☆ゴブリン・アサシン
ゴブリンの希少種、隠密に長けていて防御力が弾く代わりに圧倒的攻撃力とスピードが高いため強敵