神と若人
文章力など一切ありません。ストーリーをサクサク進めていきたいと思ってます。
第一話 事故
ーとある高校の教室でのこと。
友人A:「なぁ、もし何か一つだけ願いが叶うとしたら、何をお願いする?」
友人B:「世界最強」 これ一択だろ?
友人C:「空を飛びたい」
友人D:「それなら魔法が使えるようになればいいじゃん」
友人E:「だったら30歳まで禁欲生活だな(笑) やっぱり 女の子がいっばい欲しい!」
友人A:「じゃあ進はどう?」
んー、「俺は神様になりたいよ。神様なら世界最強だし、空を飛べて、魔法が使えて、女の子がたくさんまわりにいるし、獣耳モフれるし、獣耳モフれるし、獣耳モフれるから」
あ、エルフもいいな。
A.B.C.D.E:『参りました‼︎‼︎』
「→¥€%$°☆$2%仰せのままに」
「ん?何か言った?」
「別に何も?」
「そうか、気のせいかな。ほら、もう1デュエルやるか!」
この時、進は完全に本気で神になりたいと
願った。だが、ラノベなどをこよなく愛する進は、獣耳のことを考えて顔がゆるゆるになっていたので、友人からは冗談としか思われなかった…
<同日の午後>
俺は今、暗くなった夜道を1人歩いている。住宅街だが、人通りも少なく、車も1分に一回通るか通らないかの静かな道だ。そんな道に、1人の男がいた。薄暗く、よく見えないが、たぶん男だ。その男は、こう話しかけてきた。
「君は、本気で神になりたいのだな。」
男にしてはキーの高い中性的な声だった。
たぶん宗教みたいな会のやつで、神を冒涜したとか言うつもりなのだろうか?そこで、俺は正直に言った。「はい、そうです。」と。
その答えに男は怒ったそぶりも見せなかった。 心なしか、楽しんでいる様にも見えた。
「では君は、人間を辞める覚悟はあるか?」
俺は、タバコも吸わないし、酒も飲まないので、ドラッグを勧められているのかと思い、「ドラッグをやるつもりはありません。
そういう奴もいますが、俺はいやです。」と言った。そう言った瞬間、男は笑いながら、泣き出した。そして、
「ありがとう、やっと見つけたよ。ごめんね。」と言った。
俺はわけがわからなかった。
純粋に神になりたいという気持ち。
そして、悪用しない自制心。
がんばって、君に託すよ。
神の力を。