私は勇者!
お久しぶりです!
結構遅れめで申し訳ありませんです…
結構こんな感じでまちまちとゆるーくまいぺーすで気軽にやっていくのでご了承くださいな^^
では 久々の更新を …ドゾッ><///
「イラ!」
私が叫んだ、その先の奥の部屋では空の青に照らされた神秘な金の髪に碧眼を携えたイラ、もとい「神」がえっらそーに踏ん反り返っていた。 傍らには寡黙なガブリエルが棒立ちにただ虚空をみつめ、イラの膝にはラファエルが幸せそうに寝そべっていた。
「さっきのはなしだ け れ ど も!!」
思い出してまたはらわたがぐつぐつと煮えはじめた。
先ほどは言われたことに呆気にとられ、反論される前に、私はいつもの゛庭"に戻されてしまったのだ。
「ああ、準備は済んだかい?」
「そうじゃない! なんで!? よりによって悪魔に嫁入りするなんて! 私に死ねと!? 」
剣幕にまくし立てる私にイラは嫌がるどころか寧ろ微笑ましいとでもいうようなものを私に向けた。
「まあ、そう声荒げないでよ。 悪魔は天使に害をなさないんだから。 安全安全」
イラはあはあはといつもの笑顔で私の顔を覗き込んだ。 その顔に更にはらわたは煮えたぎる。
「ふざけないでよ! そもそも悪魔は私の敵よ!? 私は」
「勇者だから、でしょ」
呆れきったように溜息を深く吐き出し、先読みされた。
「そ、そーよ。 何よ」
イラの対応にむ、として応える。
「何、って…この下り何度め?」
「し、知らないわよ」
「ガブリエル」
「…389751ですね」
ガブリエルが相変わらずむすっとして答えた。
「そ、そんな多くないじゃない。 天使といわれる私達の一生の長さを視野にいれて見たら。 そもそも事実だし」
私がぶつくさ言う文句に何故かラファエルが少し眉根をあげこちらを睨んできた。
「ウリア…。 ウリアが私と知り合って何年だと思う? 9年だよ、9年。 その割には多いと思うけど」
う、と言葉が詰まる。
「 あとそれ事実じゃないし」
「ああ、またその話ぃ? いい加減耳痛い!」
私はそう顔を歪ませ、そっぽを向いた。
「ウリアが毎回切り出すんじゃん。」
くく、と少し愉快そうにしたと思えば途端、イラが顔を引き締め空気が固まった。 思わず身構える。
「あのね、ウリア。 毎回いってるけど、勇者とかヒーローとか、そんなのは…人間がなるもので決して天使には関わりないものだよ。 天使は悪魔に対して恐怖も勇姿も持つだけ無意味なんだからさ。 彼等にとって天使はどうなろうが関係ない、普通に過ごせばまず相いれない存在だからね。 そもそもウリア」
イラの瞳が、まるで
私の心内を読み取らんと
私の瞳の中に 吸い込まれていく。
「君は ここから出たことがないじゃないか」
その瞳はまるで闇を落としたような黒を、透き通った蒼に潜まていた。