第三話①
最初に、よくある怖い話があるので、苦手な方は次の第三話②からご覧ください。
私の数少ない友人から、あるときメールが届いた。
今どきメールを送ってきたことに驚いたが、
私は何の疑いもなく、その内容を確認した……
そのメールのタイトルは、
『私の存在を知って欲しいの』
というものだった。
『これを読んだあなたは、私の存在を知ってくれた。だから、私達は友達。友達が困っていたら、助けてくれるよね?
私は先月事故に遭い右足と右腕を失った。私は信号を守っていたのに、交通ルールを守らない車に轢かれた。
ユルサナイ……、
あの運転手だけは絶対にユルサナイ
私の代わりにあいつを探して欲しい
でも、難しいことじゃない
このメールを12時間以内に5人に送ってくれば良いだけ……
もし、友達の頼みが聞けないなら、あなたには不幸が訪れる。そして、あなたの腕と足をもらいに行くから…』
(何、これ? チェーンメールって言うやつ?)
私は、メールを無視するつもりだった。
しかし、私の身の回りで次々と不幸な出来事が起きた。
財布を失くしたり…
飼い猫が行方不明になったり…
自転車のサドルが盗まれていたり……
私は急に怖くなり、送ってしまった。
クラスの同級生5人に……
5人からは、それぞれ返信が来て馬鹿にされたり罵られたりしたが、どうでも良かった。
自分が助かった安心感の方が大きかった。
翌日
私がメールを送った同級生の1人が亡くなったことを知った。
彼女は電車に轢かれ、右足と右腕が切断されていたらしい……
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。





