霊能者の事件簿 「末広千幸」 女性霊能者の草分け的存在。
世に霊能者といわれる人たちがいます。
古くは卑弥呼や、安部清明、役の行者、などもそうですね。
西洋では、イエスキリストも紛れもない霊能者です。
さて時代は19世紀~20世紀、霊能者という人が輩出しました。
その中にはいかがわしい、偽?霊能者もたくさんいました。
オームの麻原彰晃などその典型でしょうか?アメリカにも、人民寺院事件の集団自殺もありましたね。
さて
1960年代、日本に、霊能者として一世を風靡した女性霊能者がいました。
末広千幸です。彼女は、小児麻痺で15歳のとき入院したそうです。
そこで見たのは医者の実験台にされて?階段を上がったり下がったりさせられている患者の痛ましい姿でした。
彼女は。その著、「超能力の世界」大陸書房、刊、でこういっています。
「雁首そろえてサンプルになっている自分が、自分自身にとってたまらなく恥ずかしかったのです」
彼女は、「こんな実験台になんか私はならない」、、と宣言して、、
足を引きずりながら病院を出て、二度と再び病院へは行かなかったそうです。
それ以来「病気を克服する気力を持つことが病を治す唯一の方法であると」啓示・インスピレーションを受けて、
「命の波動体」を強くする訓練をしたといいます。
そしてアメリカの大学に留学し?日本に帰国後は、最盛期、3000人からの患者から相談を受けるという人気霊能者になりました。、
その後、何を思ったか、日本に未来はないと言い出して理想の場所は南米パラグアイであるといい、
集団移住を募りました。それに応募したのは当時の高学歴者も多かったといいます。
結果として、、、、約60人もの集団移住を決行しますが、、
結局は、この集団移住は失敗に終わったのです。
彼女はやがて、詐欺で訴えられ、社会から消え去っていきました。
彼女は詐欺という意識はなかったでしょう。
結果が、、ハルマゲドン思想で、南米移住、それが挫折して、、
詐欺という結論になるしかなかったのだと思います。
人気が出てお金が入るようになって末広千幸は人が変わってしまったと、当時を知る人はいいます。
『新ノアの箱舟』、それがこの移住のスローガンでした。
この提唱で60人からがパラグアイに渡りましたが、結局この計画は挫折して、、
移住者たちは失意のまま日本に帰国せざるを得なかったのです。
彼女自身はこの一連の事件後はアメリカに在住。日本には帰ってきませんでした。
晩年、よりいっそう妄想?がひどくなったといいますが、
さてその後の末路は不明です。
それにしても当時は小松左京と対談したり週間プレイボーイに記事を書いたり大活躍した
ときのひとではありました。
今かのじょは完全に忘れられた人でしかありませんね?
消息は不明です。
ところで、、
数年前まで人気霊能者でヒーリング治療をしていた高塚光氏もいまは、
あまりその名もききませんね?
当時は政治家や有名人のヒーリングもしたり、
引っ張りだこでした。
真贋論争も言われましたが、基本、、彼は、治療料金を取りませんから(無料です)
訴えられるとかの不祥事はありませんでしたよね。
体にじかに手も触れませんから、手をかざすだけですから
これではあんまマッサージ等の治療行為でもないし、、
無資格者が治療行為をしたと、訴えることもできませんよね。
手をかざして気を送るだけ、お金もとらない、
これでは医師法違反でもないです。
今現在も
日本在住でしょうね?
彼はハルマゲドン思想家ではありませんから南米移住なんていいだしませんからね、、、。
ウイキペディアによると今でもヒーリングは続けているようですね。
さて、、
というわけで?
最後に、
正しい?霊能者の見分け方を伝授しましょうか?
古今東西、世に霊能者といわれる人はそれこそ星の数さえ存在する。
その中にはそれこそ胡散臭いのもいればこれこそ神の化身?というような人もいる。
純粋に金儲けの事業としてやっている人もいる。
かと思えばボランティアで全て無償の方もいらっしゃる。
まさに玉石混交である。
では本物の霊能者のみわけかたってあるのだろうか?
それがあるのである。以下の注意事項を読んでくれぐれも、悪い霊能者には引っかからないようにしていただきたい。
①お金を要求する。鑑定料一回10万円なんていう、霊能者・もいる。これは明らかに金儲けの事業としてやっているといわざるを得まい。
②不安がらせる。貴方の後ろには蛇が憑いている。今すぐ除かないと大変なことになる。ついては除霊料として10万円用意しなさい、10万円で除霊できれば安いものでしょう。不安がらせてお金を取る手法である。
③出家してその教団に集団生活するようにすすめる。これは外界から隔離して洗脳しやすくするための常套手段である。
④豪壮な社や宮殿のような、本部教団がある。こんなに立派な建物を建てる為にはどれほど信者からカネを巻き上げたか?、一目瞭然だろう。なぜなら宗教団体は、信者の寄付しか収入は原則としてないはずだから。そういえばどこかの新興宗教の本部って、すごい宮殿ですよね?
⑤人相ふうていが異常である、髪はぼさぼさ、歯は磨かない、着物は洗ってない。言動が突飛である。
妄想を声高に語る。これはもうだめである。
⑥反社会的行為を強制する。例えば教祖の血や尿を信者に飲ませる。皆で脱会者を殴りつける。
脱会したいというと、のろわれるなどと脅す。
これらがあればまず妖しい霊能者と思っていいだろう。
こんなのに関わったら、カネは愚か命まで召し上げられてしまうが落ちだろう。
反対に本当の霊能者とはどんな人だろうか?
金欲、性欲、名誉欲、支配欲、を超越している人こそ真の霊能者といえよう。
そんなものを持っていたら、これは偽霊能者である。
真・善・美・霊の体現者こそ真のグル(霊導者)である。