カフェ俺シュレ妹
これからどんどん徐々に世界観を明らかにしていきます
今この喫茶店で炉希と奇縁と伴耶とこの俺臨と白と罪華の勢ぞろいの二次会が始まる。
おれの第一声。
「全員カフェオレかよ」
「なんだぁ?なにか文句でもあるのかあぁい?」
奇縁はいつもの調子で還す、もう白い飴玉の虜だろこいつ
「お前はサイダーだったろいつも」
「こころを入れ替えてみたぁ♪シロちゃんもいいだろう?これあげるよんふふふぅふん☆」
「その一線を超えたら俺は貴様をぶちとばす」
シロに謎の飴玉を渡そうとする寸前で奇縁の奴をセーブする、謎の白い飴玉を取り上げて、
俺自身が噛みくだいてやった。
「あ゛ぁ゛あっ・・・ぶはぅっぷ・・・いいかげんにしろ、奇縁、シロをたぶらかすな」
「なんか悪いな、臨」
冷静と情熱の間を漂う俺に炉希が気を使って語りかける。
「なにが?」
「ここに奇縁と伴耶を運んできちまったことがさ、あやまるよ」
「運んできただぁ?」
伴耶の奴が割って入る
「何様のつもりだ炉希、貴様、本来私には仕事があったんだ、それをわざわざわざわざわざわざ、こんなくだらない場所に呼び込みやがりやがって、真底激怒しているぞこの麻蒜伴耶は」
「はいはいしってまーす!麻蒜伴耶さん!!」
白が最悪なタイミングで椅子から身を乗り出した、まずいぞ
「お月様の日なんですよね!!伴耶さんは」
「・・・・おい、この小娘をもう一度畜生に戻せ、臨」
「それができるのは30時間に一回だけなんだ、すまない、ほんとうに」
とにかく引っ込みじあんな罪華、自分より頭の切れる相手がいると一切声を上げることのできない静偽罪華、あぁ癒される、そのちょっと混乱して眼球がごろごろ彷徨ってるところやむずむずしながら椅子の座り心地に納得いかない様子やら其の他の仕草もろもろ、もうほんと美しいよ食べちゃいたい。
「ぐっへっへ」
「「「何がおかしい」」」
変態3人がハモった
しまった! うわぁ罪華もみてるよぉぉみちゃらめぇぇこうふんしてきたぁぁぁぁぁぁぁあああ
「ゴッホン」
しばらくお待ちください。
「・・・とにかくこの二次会で結論が定まった」
全員の視線が俺に集中する。
「烏丸白、あれを削除しよう」
「・・・な」
「どうした罪華?」
来ると思ったよ
「なにそれ」
「烏丸白、あの女をこの地下社会にこれなくする、いかなる手段をもちいてもな」
「自分の生徒を見捨てるの?」
「ちがう、俺達が、見捨てられているんだ、あの可愛げのない小娘に、あいつに大真正園は必要なかったんだよ、もともとな」
「なっとくいか」
「おえええむえろろろろろろ」
罪華の言葉をさえぎるようにゲロを吐いた、奇縁から取り上げた白い玉が出てきたのだ。俺は半ば消化され小さくなりカフェオレの色にそまったそれを
「欲しいか」
とオススメした、そうして罪華の意志をごまかした。
梨乃のやつがお掃除にやってきて一言呟いた
「よし♪」
俺のトシャプツである変色した球体もついでに自分の口に含んで華麗に噛み砕いたのであった。
「はい、きょうはここまでねっ」
「スタンダップ!帰れおまいら」
ぞろぞろぐちぐちと帰る。3人組み、白と罪華だけが座ったまま。
「うん、さっそく市役所で手続きをするぞ、烏丸白、あの害獣をわれわれの社会から抹消するのだ、あっはっは」
罪華はムッツリ、白は奇縁がいなくなってアテンションプリーズ。
「これからいそがしくな」
鈴の音が聞こえた。
この音は。
「な・・・リッ・・・鈴、なんでおまえ・・・ここに」
こんなところで認識できるはずがない、鈴は・・・だって。
「にゃぁ」
「猫耳・・・尻尾・・・ゴスロリ、何処で覚えたんだよ」
「お兄ちゃんの好きなCドライブ」
「oh・・・サクセス!!!!!」
サクセーーーーーーーーーーーックス!!!!!!!
知らない間にこの喫茶店は箱になってたのか、
換気扇を付け忘れていたのか!あの停電の時に!
「梨乃ぉぉおおぉなにしてるぅぅぅ早く換気扇をつけろぉぉぉ」
「ふふふ、だめぇ」
紹介しよう、俺の妹である灰切鈴だ、年齢不詳、そして、すこし変わっているところがあるとすれば。
職業、「シュレディンガーの妹」
あるものにとっては女神、あるものにとっては天使、あるものにとっては家族、あるものとっては小悪魔、あるものにとっては・・・・
「聴いて兄さん、私、モルモットになれなかった」
俺の父 灰切東郷教授の実験対象である
ちっとベタだったかも