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同僚二人

作者: 青二才

「なあ」


「なんだ」


「ここにきてどれくらいだ」


「5年と4ヶ月ぐらいか」


「まだそれしかたってないのか」


「ああ」


「こっちの時間は遅いからな」




「ばかだよな、俺ら」


「またそれか」


「それしかないだろ」


「何度目だ、その話」


「あんな簡単な仕事、いつも通りのはずだった」


「.....こっちの言葉で言う、過ぎたるは及ばざるが如し、って奴だよ、今更気にするな」


「意味、多分違うぞ」


「そうか」


「こっちは行く先々で話す言葉がころころ変わる、本当に不便だ」


「そうか、俺はそんなに気にならないが、むしろ良いんじゃないか」


「ああ、こんな所に長居のし過ぎだな、彼は壊れた」


「至って正気だ、俺らの故郷には無い文化、とても独自性を感じる」


「変わってるな、いや、変わったのか」


「悪かったな」




「さて、そろそろ行くか」


「もうそんな時間か、早いな」


「何か大きな矛盾を感じるぞ」


「そうか、気にするな」


「.....そうだな気にしたら負けだ」


「さあ、仕事だ、今日はどこだったか」


「今日は観測地点032569、『日本』か」


「ああ、あそこは好きだ、食料品が良い」



そう言って彼ら.....3本足の生き物は、我々人類が一度はテレビなどで見たことがあるであろう『円盤』に乗り込み、まだ太陽の無い夜空へと浮かんでいった。

こんな世の中.....今は誰だって、色々あるのだろう。

感情の表現はなるべく無くしました。どちらが何を言ってるか分かりにくいのは、一種の実験と言うか、試みです。

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