その14~やるなら何でも堂々と~
年越しまでに間に合ったー
かなり短くなったのは御愛嬌
誰もいない路地裏から空に向けて魔法を使うと空に巨大なノフィスが現れた。
「ご機嫌よう!フィルナ王国の皆様これより皆様に素敵なプレゼントを差し上げましょう!」
次の瞬間フィルナ王国に住む全ての人の前に黄色の玉が現れる。
「貴方達、今の生活は幸せですか?権力を傘に娘を取られても何もいえなくてもいいですか?権力者の息子というだけで子供に、馬鹿にされても幸せですか?もし今の生活から抜け出したいと思うのならば、目の前の玉を取り割ってくださいその気持ちが本物ならば貴方達を迎えに参ります、たとえどのような場所にいようとも、それでは」
そして第二弾の幕が上がった。
つまりこないだのイスカのように連れ去られた人々は嫌々したがっているはずだ、ならばその場所を自ら申告してもらおう、という作戦だ。
この玉は割った人の心を伝えるもの、権力により悔しい思いをした記憶がナナシへ流れ込んでくるこれを《脳内チャット》で救出対象になりえるかどうかを確かめていく。
この方法一般人が行うと情報量の多さに廃人となる可能性があるが《脳内チャット》を使い情報量を分割、制御して抑えている。
「予想通り、貴族の以上となると助けを必要とする・・・ん?」
・・・どうしたナナシ・・・
「反応のひとつが城から出てる」
ありえないことだと思う、城に奴隷はいなかったし侍女も虐げられるような者は、いなかったはずだ。
となるとこの反応は・・・
「王族?」
・・・あのふんぞり返ってる奴らが虐げられるようなことはあるまい・・・
「良し、今日の獲物は城の反応にするか」
・・・ところで今夜もアレをするのか?・・・
「ははは、愚問だアレは俺の楽しみだからな!」
落日・・・朱に染まっていく空、家に帰っていく人々、そして!教会の屋根の上にたたずむ盗賊!
「さて、仕事しますか!」
城の城壁を越えて内部へ潜入する、植え込みに隠れて小声で話す
「さて、本日御紹介するのはコレ!」
・・・えっと、あーそうだ、こほん・・・のふぃすさんこれはふつうのいとじゃないのか・・・
「この糸はなんと魔力で出来ているのです!」
・・・おお!それはすごいですねこれならばかんたんにきれることはないでしょう・・・
「いえいえ!それだけではありません!この糸には睡眠属性が付与されていて触れた者を安らかに眠らせる事ができるのです!」
・・・でもおたかいんでしょう?・・・
「そこは勉強させてもらいました!なんと銀貨1枚!」
・・・きれにくいだけじゃなくてすいみんぞくせいがついてぎんかいちまい?これはおやすい・・・
「まだまだ!今ならなんとこの痺れ針もつけてお値段そのまま銀貨一枚!」
・・・これはおとくですね・・・
「今すぐお電話を!電話番号は獣耳は114114(イイヨイイヨ)まで!」
・・・ナナシ、このデンワバンゴウというのは何なのだ?・・・
「ははは、キニシナイキニシナイ!」
城の廊下を歩いていた兵士の一人に、糸をかけ吊るし上げる!そしてピンと張った糸を一度鳴らす
「この音は外せないね・・」
・・・わからん、ナナシ眠った兵士を吊るし上げる意味は何なのだ?・・・
「キニシナイキニシナイ」
糸を引っ掛けて眠らせたり、吊るして眠らせたり、いろいろ眠り糸を使って進む、睡眠者が二桁に突入したところで昼間の反応の出ている部屋の前まで来た。
「この扉の奥に今回の獲物がいるのか、それにしても王族ってもっと高いところにいるイメージだったんだけど外れたな」
そこは地上何十mの塔の上ではなく、1階の隅の部屋だった。
「さて何が出るかな?」
扉を開ける・・・あけ・・・あ・・・あけ・・・開かない!?
・・・まぁ当然鍵がかかってるだろうな・・・
「くぅ!ちょこざいな!鍵があろうとも俺の毒牙からは逃れられんのだ!」
・・・キャーナナシノアクダイカーン芝居はいいからとっとと開けんか・・・
「おぬしも悪よのう」
鍵穴周辺を魔法でくり貫き鍵の意味を失くしてドアを開く、必殺なんちゃって
部屋には女性と思われる影が一つだけあった
「・・・誰?」




