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痛みとウサギと追いかけっこ  作者: ぎん
そしておやすみへ
10/27

その8~初めてのボス戦レベルを上げて(ry~

警告!警告!警告!警告!

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気持ちが悪くなった方はすぐに戻るを押してこのページから戻る事をおススメします

ロウエンはその感触に自らの勝利を確信していた。

その肉体の温度が冷めていく感触、微動すらしなくなっている肉の塊、この塊にもう用はない手を抜こうとするがなぜか抜けない。

後ろから貫いたなのにナナシはこちらを見て笑っている。


なぜだ?ナナシは人族、心臓をつぶされれば吸血鬼ですら消滅する。

人族という種族は首が一回転なんてしないはずだ、ならばこれはなんだ!?


「【琥孔】!【獣王双牙】!」


もう片方の腕でナナシの体を攻撃するだが一向に腕が抜ける気配がない、それどころか手の感覚がない。

次の瞬間、腕が抜けなかったのが嘘のように抜ける。

ただし、ロウエンに見えていた部分以外はナナシに刺さったまま、ロウエンには痛みも血も流れていない。


なんだ!?どうなっている?こんな技は知らない!見たことがない!こんな技を


使う奴なんて聞いたこともない!


クククク・・・とナナシは哂う


「貴様は一体何だ!人族というのは嘘であったか!」


だがナナシは応えない、ただ、ただ、哂い続ける。


「ならば引き裂いてくれる【豹擬爪撃】!」


ななしの体はロウエンの爪によって3つの大きな傷が出来る。

もう一度と爪を見るとナナシを切り裂いた部分のみなくなっている。


「一体どんな魔法を使っていると言うのだ!【琥穿連撃】!」


一瞬にしてナナシの体は粉々に砕け散る。

だがロウエンの腕も消え去るしかしナナシの笑い声はどこからともなく聞こえていた。

あたりは一面赤く染まっているその中ロウエンは一人立っている、声は聞こえるのに姿の見えない敵。

下を向くと血の池の中にナナシの顔があった、その笑みはこちらの心を見通した


上でこちらを感情のない目でみてあざ笑うかのように笑っている、即座に右足で踏みつけるが、地面などないかのように右足はどこまでもナナシの顔へ沈み、体勢を崩したロウエンは地面に倒れる、右足は付け根からなかった。

左腕も付け根からない、右腕は二の腕から先がない。

残った左足だけでは立ち上がることすら出来ない、近くを見ると先ほどのようにナナシの顔がこちらを見て笑っていた、ロウエンは左足をその顔へ叩きつけ、左足を失った。


腕も足も失ったロウエンの耳には未だ笑うナナシの声が聞こえていた。

立つことも移動することも出来ないロウエンは首を持ち上げて周りをみる、血溜りの中には無数のナナシの顔がありすべてが声を上げて笑っていた。


「やめてくれ!俺の負けでいい!負けでいいから笑うな!黙れぇぇぇ!黙ってくれぇぇぇ!」








どれだけ時間がたっただろうか、ロウエンは自分が何を求めて戦い何のために生きたのかもわからなくなっていた。


私はだれだ?


ここはどこだ?わからない・・・



もうなにもわからない・・・・





















そこで世界に亀裂が入る。


「おはようございますどうでしたか?《最果て》は」


そこは武術大会の会場で自分は仰向けに寝ていて体には幾多の捕縛術が施されていた。


「俺は・・・誰だ?」


「おや、ちょいと魔力込めすぎたか?ほらロウエンさん立ってください試合は終わりましたよ」


そうだ!思い出した!俺の名はロウエン、ロウエン=エンフィールドだ!誇り高きエンフィールド国にて王となった者だ!武術大会にて我の力を見せ付けてベルリア国に我の力を示しこの国で起こっている獣人に対する差別意識の改革、奴隷の解放のためにやってきたのだ。

腕を失い足も失ったはずなのに体に傷一つないとは、この人族の少年は我に何をしたというのだろうか?

と言うかこの者の前に立つことが恐ろしくて震えが止まらないのだが王として弱点を見せてはいけないという意識で平気な振りをする。


「もう大丈夫ですか?」


「あ、ああ、大丈夫だ、ナナシ一体、俺にどんな魔法をかけたのだ?」


「それは企業秘密です」


「きぎょうひみつ?それはなんだ?我はお前の体を確かに貫いたはずだ!」


「だめですよ!これは秘密ですから」


ナナシは秘密と言い張って教えてはくれなかったが


「ではまたどこかで会えるといいですね」といいナナシを殺そうとした我を友として受け入れてくれた、王であることを隠し、殺そうとした我のすべてを許し受け入れた人族。


「ナナシ・・・か」


会場から去り故郷を目指してロウエンは帰路についた。






・・・で?・・・


で?ってなにが?


・・・ロウエンに使った魔法の話だ・・・


あぁあれ?反則に近いんだけど、ロウエンさんが【獣牙】を打ちこんだのは土を変化させて作った偽のナナシで気が緩んだ瞬間に《最果て》って名づけた技を使ったのだよ。


・・・その《最果て》とは?我にはロウエンが見たものはわからんのだ説明してくれてもよかろう?腕を偽者に突っ込んだ所まではわかるのだがそのあとロウエンは仰向けに倒れた目を開いたまま、それから何をするでもなく待っていたらあの降参宣言だ・・・


《最果て》はね相手の精神を削る魔法なんだよ、かけられた相手は夢を見るとびっきりの悪夢をね、悪夢は人によって違うんだけどどんな人でも悪夢を見せ続けられたらやめてくれと頼むでしょ?それがあの降参宣言だったわけなのだ


・・・すべての相手にそれをかけたらいいのではないか?ならばすべての相手は何もせずとも負けを認めて優勝できる・・・


あの時は隙が出来たからできたけど、普通の人に《最果て》を打っても効かないんだ隙があって初めて使える魔法なんだ、それにこの技はね《従属の首輪》壊した時にその魔法を感じてできた魔法だからあの魔法に近いんだけど、さっきのロウエンさんのようにあまり強くかけると精神の死つまり心が壊れちゃうんだよ。

だからあまり使いたくない。


・・・そうなのか・・・


とりあえず控え室に戻ろうか。

こうして2回戦もなんとか突破したナナシは次の相手がダリルだと知る。



「おかえり・・・」


「ただいま」


リィムとイスカが仲良く話していたリィムも勝利をしたという。

このまま優勝すれば首輪をはずしてもらえるという主人との約束をナナシに話すと当たるとすれば決勝戦、もし決勝戦で当たったなら負けてもいいとリィムと約束した。


優勝には興味はないしダリルが優勝できなかったらそれでいいし優勝するのがリィムならばフィルも無理やり婚約することもないだろ?


・・・なんにせよナナシがダリルを倒さなくてはならんがな・・・


ロウエンさんに比べればあんな奴たいしたことないさ


・・・だといいが・・・





「これより準決勝を始めます!」


「ふん!下賎な庶民の分際でこの高貴な私と戦えるのだからな!神に感謝し我が美しき剣技の前にひれ伏すがいい!」


「それはそれは、この下賎な庶民はせいぜいダリル様の相手ができるよう頑張らせていただきますよ」


「下賎な庶民にしては身分と言うものを理解しているようだな」


「いえいえ、私が理解しているのはダリル様がどうしようもないマザコン野郎だってことくらいです」


「貴様ー私の母上への愛を愚弄する気か!」


おや?マザコンが通じるとは思わなかったぞ?


「そんな滅相もない、下賎な庶民の私にはマザコンの気持ちなどわかるはずもございません」


「まだいうか!」


「ところでダリル様、マザコンの意味を知っておられますよね?どなたからどのように聞き及んでいますでしょうか?」


「フィル王女より母親からはなれることの出来ない腰抜けの事だと教わった!言い残す事があれば聞いてやるぞ?」


「やーい!マザコンー!」


「殺す!」


「それでは準決勝はじめ!」


「ダリルは疾風の如き速さで走る《疾駆》」


《疾駆》:高速で移動できる、《強化》との違いは魔力量によって変化はないが


安定した速さを得られる。


《強化》、《脳内チャット》始動!


「ダリルの剛剣は何物にも阻む事は出来ず敵を葬る!《鬼力充実》」


《鬼力充実》:ある程度の間鬼神の如き力が出せる


「はぁぁ!」


ダリルの横薙ぎの剣を剣で受け止めるが受け止めきれず吹っ飛ばされる。


「まだまだこれからだ!ダリルの放つ刃は相手を切り刻む!《飛翔氷刃》!」


氷の刃が無数に飛びナナシに向かう。


「【残影】」


ナナシの剣が氷の刃を砕く。


「【瞬動】」


ナナシの姿がぶれたと同時に背後から衝撃が走る。


まさか前回の優勝者が新人の庶民に負ける?その事実に観客席にいた貴族達や王族に驚きをそしてダリルには庶民に負けたとあれば公爵の地位を剥奪される可能性もある、なんとしても負けるわけにはいかない。

ダリルはこっそりと懐へ忍ばせておいた薬を使う、今はもう製造法すら定かでない禁断の秘薬、戦闘力を飛躍的に上げることが出来ると言われているが、この薬は3つ連続して使ってはいけないつかっていいのは2つまでだと念を押されていた。


「ダリルの前には何物も・・・」


「遅いですよ!ダリル様?」


詠唱の途中で顔にナナシの膝蹴りが入る、3回転ほど吹き飛び止ったダリル。


なぜだ!戦闘力は上がっているはずだ!なのになぜこんなにダメージを受ける?


立ち上がってもう一つ薬を使い剣で切りかかる、ナナシに剣を折られた。


「【獣王双牙】」


前と後ろから同威力の衝撃を受けてその場でひざを就くダリル。


嘘だ、俺は強いんだ、何者にも負けないんだ!そうだ、ここでこいつに勝ってフィル王女を手に入れてこの国の王となる、そう私こそ王にふさわしいのだ!


そしてダリルは3つめの薬を使った。


変化はすぐに起きた、まずダリルの両腕が異常に膨らんだ、足、体と順に


「ははは!我は最強!貴様如き庶民に絶対にまけんのだ!」


ナナシは剣に風の刃をまとわせて足を切るが風の刃は足に傷を負わせる事はできない。


鉄でもすっぱり切れるくらいには魔力込めてるってのに傷もつかないとは


・・・ナナシ、こやつはなにかおかしい一度引け・・・


「にぃ、にがさぬぁい!」


剣をたたきつけた床が砕け地割れが出来る。


なんて威力だよ


《フレイムランス》《アイスランス》《サンダーランス》《アイアンランス》!


火、氷、雷、鉄の槍がダリルへ向かって飛ぶが、火は蹴散らされ氷は砕け鉄は跳ね返された。


これも効かないのかなら《空間呪縛》!


空間ごととめようとしたが止まった空間が砕けてしまう。


「庶民の分際で目障りだよ」


右手ではたかれて飛ぶが受身を取り


《フレイムレイ》!


フレイムレイ:超高温の炎を圧縮しレーザーのように照射する


「熱いなぁもう!」


ダリルの振るった腕に吹き飛ばされるナナシ、《フレイムレイ》が当たった箇所は少し焦げた程度だった。


「庶民なんぞ我の・・・」


吹き飛ばしたナナシに追撃をかけようと瞬間動きが止まる。


・・・どうした?・・・


うごきが止まった?


「あぁぁぁぁあぁぁぁadgjmfpolal;fvoientaen;aosivnw」


突然ダリルが吼えると皮膚の色がドス黒い緑色へ変化していった。


何が起きている?


ナナシは今目の前で起きていることを理解できなかった。

唯一ダリルだと証明できた頭はもう肉に埋もれてしまってみる事はできない。

色が変化した後元は胸であった辺りに目が開き腹には口が開く。


化け物だ・・・モンスターだ・・・


観客席の誰かがそう言った。誰が言ったのか定かでないがぽつりともらしたそのつぶやきは観客達をパニックにさせるのには十分だった。

我先にと逃げようとする観客達。


「なぜ逃げるんだ!貴様達は私は王だ!王から逃げるものは皆死刑だ!」


元ダリルだったモンスターはそういうと観客席から逃げようとする人々へ向かおうとする。


「《鎖呪縛》《空間呪縛》《拘束沼》」


ダリルを沼に落としその上から鎖で封じてさらに空間を固定する。


「おいおい、マザコン貴族あんたの相手は俺だぜ?」


「庶民、庶民、庶民、しょみん!貴様は絶対に許さんぞ!」


そういったダリルは一瞬ですべての呪縛を壊すと落ちていた剣を拾いナナシに切りかかる、ギリギリかわすが次の瞬間、ダリルの中から出てきた剣にナナシは右肩を切られる。

その勢いを保ったまま一回転したダリルに弾き飛ばされるナナシ追撃とばかり飛び上がりナナシを踏みつけるダリル


「どうした?庶民?もう一度だけ聞いてやろう私がなんだって?」


「何度でも言ってやるよ、ママが大好きで大好きでたまらないマザコンやろう」


その瞬間ナナシの左腕が胴体から離れた。


「あぁぁぁぁぁ!」


全身を激痛が走るが血は出ない、切り落とされたが表面は焼かれて炭化しており


血液が流れる事はなかった。


「腕を切り落とした程度の苦痛では殺してやらない、


もっと

もっと

苦しんで


そして  

                 死ね!」




最近ファフナー見ました、おかげで作品に大きく影響が出ました、ここまでグロくならない予定だったのに

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