表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
もしかして俺の人生って詰んでるかもしれない  作者: バナナ男さん


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

13/26

13 無理、絶対に

「俺は翔の事を恋愛的に好きじゃないから、セックスなんてできない。

それに女性が恋愛対象だから、翔がその対象になる事もない。だから本当にごめん。」


ここは下手に期待をさせずハッキリ自分の意思を告げ、今まで貰ってきたモノを返していかなければ駄目だと考えた。

このままズルズルと翔の時間を奪っては絶対にいけない。

俺は性欲は人より少し弱いと思うが、その対象は女性……だから申し訳ないが翔の想いには答えられない。

相当な覚悟を持ってそう告げると、翔はハァ……と大きなため息をついた。


「そう。分かった。」


「ごめんな……。」


申し訳無さに下を向こうとしたが……翔は俺の顎をグッと強い力で掴み上を向かせると、憎たらしい程綺麗な顔をこれでもかと近づけてくる。


「────で?」


「……えっ??な、何が……??」


言っている意味が分からず聞き返すと、翔は更に大きなため息をついた。


「ん~……だから、今後の予定だよ。

じゃあ、まずはキスに慣れる所から始めて、徐々に触れ合う様にしていくしかないかな。はやくセックスしたいけど……まぁ、ここは公平にしないとね。」


「…………はぃ?」


────えっ?全然意味が分からない。公平って何が???


「いや……だから、俺はお前の気持ちに答えられないって────……。」


「??二回も言わなくても大丈夫だよ。だから頑張ろうね。」


「??????」


もう理解が追いつかず、プスプス黒い煙が脳から吹き出す様になると、翔は俺のオデコにフレンチキスをしながら説明してくれた。


「全く……源は本当に頭が弱いな。だから、源は俺の気持ちを受け入れたくない。俺は好きだから受け入れて欲しい。そういう事でしょ?」


「うんうん、そうそう。」


ズバリ告げられる今の状況に、必死で頷く。

恋愛とは俺の常識ではそうやってすれ違い、一方の気持ちが帰ってこなければ成立しないモノだ。

つまりこの恋愛は成立しない!────が当然の答えだと思っていたが、翔は全く予想外の答えを口にした。


「じゃあ、ここで恋愛はしない!ってなると、源の希望だけが通るって事じゃない?

それってすごく不平等だよね?

だから、源はこれから気持ちを受け入れる様に少しずつ努力する事。俺は直ぐにセックスしたいけど我慢して少しづつ進める事。

ほら、これでお互い我慢しないといけないから平等になったね!」


「????え……??えぇぇぇぇ…………??」


ゴチャッ!とした頭で必死に考えると、とりあえず俺も翔も我慢する事は確かに同じ。

でも────……なんか違う気がする!!


「いやいやいやいやっ!!?なんか違う気がする!!やっぱりそれ、おかしいだろ!」


「??どこが??でも……そっか~!源は自分の想いだけを通して良いって考えなのかな?

だったら俺もそれで。はい、遠慮なくいただきま~す。」


それはそれは美しい顔で笑った翔は、そのまま俺の乳首をコリコリと弄りだし、ズボンを力ずくで降ろしてきた。

そしてまたしてもお尻の奥に向かって指を伸ばしてきたので……俺は力の限り叫ぶ。


「分かった────!!!それでいいから!!それでお願いしま────す!!!」


体中鳥肌を立てながら半泣きで叫ぶと、翔は少々不貞腐れながらも手を止めてくれた。


「……はぁ。まぁ、仕方ないか〜。ホントはこのまま無理やり進めたいけど、少しづつ進めていくのも楽しいかもね。そういうのしたことないし……。

じゃあ、とりあえずお風呂でお互いの体を洗う所からしてみようか。」


「……あ、あぁ……。じゃあ、それで……。」


背中の流し合いなら初めてではないので了承すると、翔はほぼ丸裸の俺の服を丁寧に脱がし、次に自分の服を豪快に脱ぎ捨てる。

するとどうしても目が行くのは、まったく治まる事のない翔のソレ。

男として凄いと思う……それはそれはご立派なモノだ。


「さ、俺ちょっと限界だから早く。」


「……ん……?んんん~???」


唖然とそれを見ながらお風呂へ直行すると、泡と共に翔の身体を洗わされた。


えっ?なんかおかしくない??


初めてマジマジと見せつけられる他人の身体と、洗ってみよう体験の様な事をさせられている異常事態に、思考は遥か彼方へ飛んでいく。


「……えっ…………????????ん……んんんっ???!」


「こうやってゆっくりお互いを知っていくって、面倒だけど……なんか良いね、こういうのも!」


翔はクスクスと嬉しそうに笑いながら、楽しそうに触れてくるので、、本気で焦って翔の胸元を力いっぱい押す。


「やっ、止めろって……!こ、こんな事…………うわっ……!!」


「ん~……?」


翔は俺の抵抗などものともせずに、子ども同士や子猫同士の触り合いの延長と言われればそうかも?だけど違う!的な触り合いをし続けた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ