エピソード0 世界の変化
あの日、この世の理が変化した…
別々の場所
願いも別々
知らないもの同士の2人が
同じタイミングで願った
ただそれたげなのに
世界の理を歪めてしまう。
この世には、どんな願いも叶えてくれる
その名も現願石が存在する。
現願石はサイズによって叶えられる願いが変化するが、
大きいものだと世界にまで影響を与えることができる。
現願石はそれぞれ違う形をしているが、
現願石はそれぞれに
圧倒的なオーラを放つ
それは
何色とも言えない色
されど願いをかなえる力それは
『絶対』
世界は今も戦いにに満ち溢れている『現願石』
それを我が手に、と争いが満ちていた。
特に争いあっていたのは
北の帝国、南の王国
それぞれに特大の現願石を有している国同士の
現願石を求めた大戦争。
この大戦の被害は絶大。
両国どちらも死者の数は甚大
帝国の最後の貴族様に、伝令が入る。
『王国、最後の砦に阻まれ騎士団は全滅…残りの兵は民間人のため戦闘の能力なし。先頭に立たれていた皇帝は死亡。皇帝は最後に残った貴族を次期皇帝にと言い残し死亡いたしましたー。(涙)』
伝令の者は泣きじゃくりながら、年齢は10にも満たない子供に跪き報告する。けれども最後の貴族にして次期皇帝は先日、両親をともに大戦により亡くしていて絶望のどん底、それどころではないはずなのに立ち上がり…
「ぼ僕が、皇帝…」
「はい。もちろんでございます
皇帝様ご指示を…」
「わかった。この戦いはもういい、みんな撤退して。
生き残った人達は絶対に死なないこと!!」
目に涙を浮かべながらも、伝令の者に言う。
「了解でございます。」と伝令の者は言い残し皇帝を後にした。
「お父さんや皇帝が死んだのは民が弱かったからだ。
もっともっと帝国を強く。何をしてでも。
奴らに復讐を!!」
皇帝は決意するこの国をもっと強くしなければと。
王国では、最前線に立っていた王の帰りを待っていた。王子に訃報がはいる。
『今回の戦争で王は敵国、皇帝と相討ちし死亡いたしました。帝国は皇帝を失い撤退いたしました。』
「う、嘘だ、父さんが死ぬ分けない。帝国に交渉しに行くと言って出ていったのに…
金で解決するって言ってたのに、なんでなんだよ、帝国は金以外に何がほしかったんだよ。クソッ」
と、泣き崩れました。
王国の昔からのやり方で、困ったときには金で解決しようとする。それが、王国のやり方でそれが可能なほど金銭的に余裕がある国なのです。
王子は決意する金こそ絶対の世界を作らなければと。
そんな世界を作りあげるために、
現願石使用を決意する。
皇帝と王子はどちらも躊躇なく現願石に願いを叫ぶ
。
皇帝『すべての人に戦える力を!!』
王子『この世は金が全てだ!!』
と2人は同じタイミングで願ってしまった。
その瞬間、現願石は砕け散り世界は眩く光輝く。
世界の理はその日、変化した
『金』と『力』
の両立を図った現願石により
『金により異能力を使える世界を』
という解釈で願いを叶えてしまう…
そして、260年後
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