第20章:最愛の天使『ミネギシミエコちゃん❤️』
「・・・ミエコちゃん。昨日は、ごめんね。」
「えっ・・・?」
「いや、あんないやらしいシーン、まだ小学生の君に見せちゃってさぁ・・・。」
「シゲオくん・・・アレって何してたの? あの女性・・・『おちんちん』、口に入れてたよね。なんなの、あれ・・・?」
「いやいやいや。ミエコちゃんは、気にしなくてもいいんだよ。アレはね・・・そうだなぁ・・・説明するのは、チョット難しいかな。」
「オトナの女の人がすることなの・・・?」
「まっ、そんなトコかな。でもね、君には、そんなかわいそうでいやらしいことはさせないから。」
「じゃあ、あたしがオトナになったら、してもいい・・・?」
「そぉだね・・・あららら。なんで、こんなバカな話してるんだろうね、ぼくたちって。」
「うふっ❤️ だって、シゲオくんが、あそこで『おちんちん』出してたからじゃん??」
「やだな、ミエコちゃんったら♪ でも、ボクが悪いんだよね。君の清純で可愛いオクチから、そんなやらしい言葉いわせるなんて。・・・話題変えようか。」
「・・・うん。」
「でも、とってもうれしいよ、ミエコちゃん。君がオトナになったら、うんとしてもらっちゃおうかな❤️」
(↑ まだ言ってるしwww)
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
・・・いまぼくとミネギシミエコちゃんは、
ここの名物の観覧車に、ふたりきりで乗っている。
ミエコちゃん、ずっとぼくの隣に甘えるように座って、ピッタリと体をくっつけながら、
ぼくの右手を握って離さない。
ときどきぼくと見つめあう、その清らかな瞳・・・
本当に、『天使』そのものの可愛らしさだ。
(・・・コレは、まぎれもなく、あの『魔物事件』よりも前のミエコちゃんだ。)
(泣かせる演出してくれるよな、ぼくの『創造主』って・・・。いつ以来だろう、こんな、なつかしくも切ない感覚って・・・)
「・・・シゲオくん。キスして。」
「ああ。」
ぼくとミエコちゃんは、観覧車がてっぺんにさしかかった、ちょうどそのあたりのタイミングで・・・
誰にも邪魔されることなく、
熱い熱いキスを交わした。
・・・また、他日の、ふたりっきりのデートを約束して。
m(_ _)m