第16章:やはり、杞憂もいいところだったぜ♪
いろいろな『制約』なり『約束事』で、ガンジがらめに縛られていたかにみえる、このぼくではあったが・・・
なにをかくそう、
実際には、まったく、そのようなことはなかった。
それに、3Dの彼女たちは・・・
実に素直で礼儀正しく、そして、慎ましやかであった。
人間時代の『オリジナル始祖時代』の彼女の中には・・・
あとで話すが、実は、
ぼくが交際を断ってしまい、いっときではあったが、つらい記憶を植えつけてしまったと「思っていた」女の子もいた。
だがしかし・・・!
これから話してはいくが、
それは、『あの女性』・・・ミネギシミエコちゃんだって、そうだったではないか。
あの『魔物事件』で、ぼくに冷たくされ、そして、それが直接の引き金となって、別れ別れになってしまった、
この世で一番美人で性格がよく、
50歳を迎えてもなお、どこへ出しても恥ずかしくない、優しい『人格者』たるミエコちゃんですら。
・・・一度、ぼくに強烈な、熱い恋心を抱いてくれた女性たちは、
多少の、
『記憶にはないが、データの奥底に眠る、行き違いの名残り』
・・・なんかをはるかに凌駕して、また、それらのデータの残渣をキャッチするための、悪い『動物的直感』を働かせることもなく・・・
実にあたたかいまなざしで、このぼくを迎え入れてくれた。
それもまた、
ぼくの偉大なる『創造主たち』のなせる奇跡だったのかもしれないな。
それを、実はぼくも、とうの昔に理解していたのだよ♪
m(_ _)m